>>77 
マルクルが家族が欲しそうっていうのは
「ソフィ行かないで、僕ソフィが好きだ」とか「僕たち家族?」って言うからね。
そう思うよね。

マルクルって、キャラの背景とか、動機づけが全然描かれない。
彼はソフィに懐くし、ヒンを「飼っていい?」と聞く、荒野の魔女に孫のように寄り添うし、労わる。
彼は子どもらしくふるまい、メンバーを家族として繋げていくけど、
それはメンバーと物語にとって必要なことなんだけど、
でも彼がなぜそうするかっていう動機はまったく描かれていない。

だから子どもらしくてかわいいけど、あまり魅力的ではないと思ってたな、最初のころは。
でも宮崎駿がさ、そんな不手際なキャラ造形するわきゃなかったわ。こども大好きおじさんなんだから。

マルクルってさ、声が神木隆之介だよね。
前作で坊だった彼がまた登用されていることでも、
油婆と坊の関係の物語がハウルの動く城に引きつがれているのを感じるんだけどさ、

もっと言うと、つまりマルクルって坊なんじゃないかな。
家族の中で育つって、子どもにとって必要なことだったのに、坊はその機会を奪われていたよね。
千尋と冒険して、成長して帰ってくるけど、
駿はもっと坊を描きたかったんじゃないかな。できれば救済を与えてあげたかった。

だからマルクルの動機や背景は、ハウルじゃなくて千と千尋の中にある。
「家族の中で育つ子ども」だね。

質問ありがとう。マルクルについて書き足りてなかったし、
書きながら考えがまとまりました。

さて・・・
秘密について書こうとすると、質問が来て流れが変わるっていうのは、
まだ早いか、今自分がやろうとしてる書き方じゃマズイってことかなぁ・・・