私も母が窯に入る時はどうにも堪えきれなかった。
釘打ちは耐えたけど。
ガラス越しでちょいパブリックな場所だったんだけど
ご住職が声に出さずに合掌して題目上げているのが横目に入って。
(日蓮系の宗派なんで)
ああそうか、と思って題目上げ始めたんだけど
嗚咽を堪えていた状態から口パクってのが無理で、
泣きながら張り上げるようになっちゃった。
他家が居なかったのを良いことにそのまま見送った。
途中から後押しする様にご住職も声に出してくれたんで
それまでただ見ていた親族も題目あげて。

その時のうちの父も、大黒柱らしかった。
母を慕ってボロボロな兄嫁、子供の様に泣きじゃくる私。
それぞれの配偶者(一方は実兄…父にとっては息子)に「こんな時に寄り添わずに何が夫婦か」と。
自分は長年連れ添った配偶者を亡くしたというのに。

呼吸もやっとの状態で子供の健康の心配をする発言をした母といい、
親はどこまでも親なのだと、偉大さを知らされたな。