劉雲樵が詐欺師かどうかはわからんが、少なくとも台湾にいた大陸から来た武術家達が一目置いていたのは事実なわけだから、武術家として実力はあったのは間違いない。
大陸に海外赴任してた際に古い李書文伝と言われる霍殿閣系の八極拳を習った後、馬来西亜に転勤して劉雲樵系の武術を習った。
大陸で習ったものはいい意味でも悪い意味でもひたすら単純。動作を繰り返し練習、功夫を養って、あとは殴り合い、蹴り合い。(空手で言う自由組手)。
馬来西亜で習ったものは、ひたすら単純動作と套路を繰り返すのは一緒だけど、殴り合い、蹴り合いってよりはもっとこうエグい、どうやたら相手が重傷を負うか?みたいな事を(ある程度段階が進んでからは)やらされたので、なんかスカッとしなかった。
徒手空拳、正々堂々が好きな日本人には武壇の武術は合わないかもね。