今年は前期終了時点で国医が74名、東大非医+京大非医+一工で76人、合計150人。
国医と併願可能な防衛医大は含まない数字。
昨年は後期で国医20名合格しているので、今年も同数合格するとすると東京一工国医170人。東京一工非医はたぶん増えない。
卒業生は219人なので東京一工国医率77.6%。

昨年の東京一工国医合格者数193人、89.3%と比べて低下している。
ただ、灘は東京一工国医率75-90%の学校なので通常変動の範囲内。
昨年の現役が受かりすぎて浪人が少ないためかもしれない。現役・浪人別の分析が必要だろう。


今年注目すべきなのは、東京一工国医のうち国医が恐らく94程度、東京一工非医が76で大きく国医優位になること。
従来は国医と東京一工非医は僅差で非医が多かったのが、今年は国医が大きく優位になった。
国医を目指す学力がある者の過半数、約55%が国医を目指し、残り45%が非医を目指すことになる。
この現象はたぶん新制灘高校の歴史始まって以来初のことだろう。
今後もこの傾向は続くのかどうか?

今年の数字を開成高校の卒業生数約400人に当てはめると、国医172人(うち離散37、脅威47)、東大非医97、京一工非医42人に相当する割合。