つり天井対策 全国平均下回る07/31 16:09nhk
県教育委員会は31日の定例の記者会見で、公立学校の校舎などの耐震化が今年度中に完了する一方、地震で落下のおそれが
指摘されたいわゆる「つり天井」の対策は進捗率が小・中学校と高校で全国平均を下回っていることを明らかにしました。
県教育委員会の工代祐司教育長は31日の定例の記者会見で県内の公立学校の校舎などについて耐震化の状況を説明しました。
それによりますと、耐震補強や建て替えなどは公立の幼稚園、高校、それに、特別支援学校ですでに完了し、小・中学校でも
観音寺市の観音寺中学校で部室棟の改築が終われば、県内の公立学校の校舎などの耐震化は今年度中に完了するということです。
一方、東日本大震災で落下して危険性が指摘されたいわゆる「つり天井」は撤去や再設置などの対策が特別支援学校で完了した
ものの進捗率は小・中学校が95.4%、高校が88%と全国平均を下回っているということです。
これについて工代教育長は小・中学校は平成31年度までに、高校は平成32年度までにすべての学校で対策を行う予定に
なっていることを明らかにしました。