ただし、スパーリングなどを見るとはっきり個人差が出てきます。
個々人がどの流派の技術をどれだけ修練しているか、どれだけ使いこなせるように
なっているかで、その表現方法に大きな違いが出てきます。ただこれは、
現代の総合格闘技をやっている人たちとそんな違いはなく、
他流派からとってきた技術を組み合わせただけのもので、
ブルース・リー師祖がジークンドーとしてオリジナルで開発したことは1つたりとも
含まれておりません。含まれているものはジュンファン・グンフーの技術だけです。
ジュンファン・グンフーの技術に他流派から個人的な考えで吸収してきた技術を、
自分の考えで組み合わせをした表現方法をすることが、ジークンドー・コンセプト
なのです。

現在、コンセプト派で行われている流派は以下のものです。
ただし、個人的な考えでその数は増減することとなります。
1.ジュンファン・グンフー 2.フィリピン武術(諸流派) 
3.インドネシアン・ペンチャック・シラット(諸流派) 4.ムエタイ 
5.国際式ボクシング 6.フランス式ボクシング・サバット 
7.レスリング(グレコローマン/キャッチ・キャン) 8.スモール・サークル・柔術 
9.ビルマ式拳法・バンドー 10.修斗 11.ブラジリアン柔術 
12.ブラジリアン・カポエラ
 1つの流派をマスターするには、一生をかけて一つの流派を修行しなければならないという
常識からすると、上記全てを練習した場合、どうしても広く浅くとなってしまうマイナス面が
出てきてしまうこととなります。