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「照平流」は正しくは「昭平流」と書きます。

昭平流はもともと上地流直系、というか上地流でした。上地流二代目・上地完英先生の主な門下生が三代目・上地完明氏に破門され、結成されたのが昭平流です。破門された弟子は二代目・完英師の時代の幹部となっていた門弟の大多数でこの破門により、上地流は少数の宗家派と多数派の破門組に別れる。破門組は上地流という流派名を名乗ることを許されず、また、初代・上地完文師、二代目・完英師の肖像を飾ることが肖像権の侵害になるとして宗家側から認められなかった。

そのため、破門組は当初「沖縄空手道協会」という組織名となったが、流派名が無いのは落ち着かなかったのか、後に昭平流となのることになった。

上地流と昭平流の技術的には今のところ大差ないと思います。
というのもどちらも二代目・完英師の直系だからです。技術的な相違は門弟それぞれ個人の癖によるものであって小さな差はあって当たり前です。

しかし、大差ないとは言っても昭平流も独自の道を歩み、約束組手を新たに作り、型も三十六の上位に位置するものとして「龍虎」を作っている。

ちなみに破門の原因は私は良く知らないが技術的な問題ではなく、三代目完英師と他の門弟との感情的な軋轢によるものだったと聞いた覚えがある。当時は私は小学生高学年か中学生ぐらいだったので詳しい事情は良く知らない。

破門は二代目・完英師の名前で行われたが、その時は完英師は脳卒中で意識も無く、寝たきりの状態であったと聞いた覚えがある。事実上は三代目・完明氏によるものである。


上記のことは資料等に全く目を通さず記憶だけをたよりに書いたので誤りもあるかと思うが大筋は間違いない。 また、宗家側からみて面白くないこともあるかもしれないので2〜3日したらこの書き込みは削除しますので悪しからず。
また、管理人様から見て好ましくなければ即刻削除しても構いません。


ちなみに沖縄の空手では「宗家」という存在は馴染みがなく、重要視もされていません。技は「血によらず汗によって」受け継がれるという価値感が大多数だと思います。