小野寺歩に捧ぐ

十五年 苦楽を共に した友へ 真情の吐露 手紙に委ね
ありがとう ついてきてくれて ありがとう 私の夢に ついてきてくれて

ママチャリの 明るき笑顔 手を振りて 走り去るかや 皆の前から

パソコンの モニター曇らす 物語 二人の絆 伝説となれ
最果ての ふたりの少女 成長し おとぎ話の ヒロインのよう

劇団の 看板女優 二人抜け 一場の夢か ただ幕あいか

同じ夢 集いし娘(こ)らも それぞれに 訪れるのは 別れの季節か
修身の 教科書のごと 友人に 感謝しつつも 惜別来るか