【煩悩12】
妄念、欲望、怒り、高慢、狂信、疑念という六つの根本煩悩から派生する煩悩は
20あると言われています。
他に50だったり、
108としている教えもあるので、
これらの教えは教義ではなく融通無碍な考えです。

この中で、一番よく知られているのが、
怒りから派生する四つの煩悩、
つまり、攻撃、復讐、悪意、暴力です。

どれも、怒りによって駆り立てられるわけですが、
「攻撃」は、怒りが精神や言葉や体を他者への攻めに向かわせること、
「復讐」は、憎むべき敵に仕返ししたい渇望、
「悪意」は、傷つけるような言葉を使いたくなる欲求、
「暴力」は、他人を傷つけたい傾向のこと。