742可愛い奥様2021/01/20(水) 21:08:33.58ID:3L34iPVO0
>>740
既出だったらごめん

生まれて初めての証人席 2016年3月4日
先週、生まれて初めての証人席に座りました。
その裁判は、私が書いた『殉愛』という小説に関係したものです。『殉愛』はやしきたかじ
ん氏の最後の2年間を描いたノンフィクションです。
その本の中で、私はたかじん氏が娘さんに対して、大いなる失望と怒りを持ったことを書き
ました。その理由は、たかじん氏が癌になったことを娘に告げたのに、娘は「あ、そう」と言
っただけで、いたわる言葉もかけず、2年間の闘病生活の末に亡くなるまで、ついに一度も見
舞いにも来なかったからです。
娘は「父と自分は、本に書かれたような確執などはなく、親密な関係であった」と主張し、
幻冬舎を名誉棄損で訴え、「出版差し止め」を請求したのです。私はその裁判に証人として出
廷したのです。

私が出廷前に裁判所に提出した「陳述書」の一部をここに書きます。
「1 本件書籍執筆の目的
(1)私が本書をノンフィクションとして執筆した目的は、(以下略)
(2)今回、たかじんの娘さんである原告から裁判がおこされましたが、(以下略)

以上の陳述書からもわかるように、私は娘を必要以上に悪く書くことはしませんでした。
娘は闘病中のたかじん氏にいたわりのメールを出したこともなければ、見舞いに一度も来なか
ったのは事実です。このことは本に書きましたが、本には書かなかったこともあります。
たかじん氏は生前残した多くのメモの中に、娘に対して激しいののしりと怒りの言葉が書き連
ねてありました。ここには敢えて書きませんが、娘の人間性に対して全否定とも取れる言葉も
ありました。