今度の沖縄県知事選は、安倍政権の終わりの始まりとなるだろうな。
小沢系、すなわち田中角栄系列の人物が
地方自治の上での重要ポストを得たということは、
今後の地方選挙で同様のことが起こることの先触れです。
オセロゲームではまず四隅をとる、ということが鉄則ですが
今回小沢系は、その四隅のうちの一つを取った、ということです。
もちろん辺野古への基地移設阻止なんかはできるわけもなくて、
国は粛々と作業を進めて、普天間も近日中に返還される。
それなら与党系候補が当選した場合と同じじゃないか、
と思ったら大違い。玉城新知事の、国に対する要求は、
もともとの与党系候補よりはるかに大きいはずなので、
国は沖縄にさらなる財政負担をしなければならなくなる。
県民にとってはますますよい状況になるはず。
え?国は新知事につらく当たるに違いない、って?
そう。玉城さんに一票を入れた本島南部の中高年層には
あまり良い思いをさせたくはない。でも、佐喜真候補に入れてくれた
青年層には、恨まれたくはないし、むしろ助けたい。
だから表向きは玉城新知事とは鋭く対立しつつ、
基地移転問題以外について、たとえば子育て支援や
就学支援、また若年層の就労支援について、
積極的な方策をたてると予想します。
そうしたことについての方法なら、公明党さんが
いろいろ知っているはず。そのようにして、安倍政権は
今後3年間、ヨロヨロと維持されることになる。