路線維持へ高速バス支援 新潟県、新年度予算に1883万円計上

 自治体による高速バスへの支援は、県内ではこれまで新潟−糸魚川線の運行を糸魚川市が補助してきた。
県の支援について、交通政策課の担当者は「収支率がぎりぎりの路線の背中を押して支える」と説明する。

本県は面積が大きく、北陸道など高速道路網が整っていることから、高速バスに一定の需要はあるものの、利用者の減少で維持は厳しい状況にある。
昨年9月末には新潟−津川・上川線と新潟−村上線の2つの路線が廃止された。

同社が運行し、廃止された新潟−津川・上川線は現在、阿賀町が引き継いで「阿賀町バス」を代替運行している。29年度に同町が申請すれば県が町バスの初期費用の半額を3年間補助することになる。
http://www.sankei.com/region/news/170324/rgn1703240030-n1.html