>「黒い服を着てサングラスをかけたおじさんに追いかけられた」
「エージェント」のようだな。


<新潟遺棄>「黒い服のおじさんに追われた」女児、同級生に

5/9(水) 21:01配信 毎日新聞

新潟市立小針小2年、大桃珠生(たまき)さん(7)が殺害され、同市西区のJR越後線の線路内に遺棄された事件で、
事件当日の7日朝、大桃さんが登校時に不審な男に追いかけられたと学校で訴えていたことが判明した。
下校時、自宅から約300メートルの範囲で事件に巻き込まれた可能性が高く、新潟県警捜査本部は男と事件の関連や、行方不明になる直前の目撃情報の有無などを調べている。

市教委によると、登校後、席が近い同級生に「黒い服を着てサングラスをかけたおじさんに追いかけられた」と話していた。

7日夕、大桃さんの保護者が同校に「子供が帰らない」と相談し、県警にも届け出た。同小では教職員が捜索するとともに、他の児童に尋ねたところ、この同級生が伝えたという。

同小から自宅までは約700メートル。
捜査本部などによると、7日午後3時ごろ友人と下校し、約400メートル先の踏切の手前で友人と別れた。
この後、自宅まで約300メートルの間で行方が分からなくなった。遺体が遺棄された線路は自宅から百数十メートルしか離れていなかった。
線路には高さ1メートル余りの柵があったが、人が乗り越えたりくぐったりすることができる。

捜査関係者によると、遺体はうっ血しており首を絞められたとみられ、殺害から数時間後に遺棄された可能性がある。着衣は下校時のままだった。

一方、同区内では、不審者が児童の腕をつかむなどの事案が相次いでいた。同小によると、昨年9月に当時2年生の女子児童が登校中に男に手をつかまれ、同小が県警に通報。
県警も昨年9〜12月、刃物を持った男がうろついたり、数人の児童が男に追いかけられたりしたとして、保護者らにメールで注意を呼び掛けていた。

捜査本部は、通学路付近を走行する車にドライブレコーダーの映像の提供を求めるなどして、下校時の足取りや不審者の割り出しを急いでいる。【南茂芽育、井口彩】

◇「デザイナーになりたい」
「デザイナーになりたい」。新潟市西区の市立小針小2年の大桃珠生さん(7)は、入学前に通っていた「あそびの森金鵄(きんし)幼稚園」(同区)の卒園文集の中で、自分の将来の夢をそう表現していた。

同園によると、「たまちゃん」と友達から親しまれ、穏やかで優しい子だった。
絵が好きで、髪飾りをつけた女の子の絵をよく描いていたという。

園内では桜の花びらを集め、夏にはゴーヤーに水をやりながらうれしそうにしていた。冬には、体育の時間で縄跳びの練習に一生懸命励んでいた。

神保フユ子園長(71)は「目立つ子ではなかったけど、コツコツ努力しながら着実に成長していく子だった。いろいろな可能性をいっぱい持っている子供の命が絶たれて残念」と声をつまらせた。

園では9日朝、職員が黙とうをささげた。【鈴木拓也】