光州事件で軍人が性的暴行、韓国 被害証言受け国防省が真相究明へ

【ソウル共同】2018年5月11日 14時37分

1980年5月、韓国南西部、光州で全斗煥国軍保安司令官(当時、後の大統領)の戒厳令支配に抗議する市民160人以上を軍が虐殺して鎮圧した「光州事件」に絡み、
当時、大学生だった女性が将校に性的暴行を受けたと証言し、女性の性被害が多発していた疑いが強まっている。韓国国防省は10日、真相究明を行うと表明した。

光州事件は87年の韓国民主化の背景になった抵抗運動として犠牲者や負傷者は尊敬されてきた。
韓国でも性被害を告発する「#MeToo」(「私も」の意)運動が拡大する中、事件の性被害がほとんど認識されていなかったとして、社会に波紋が広がっている。