【社会】外国人実習生の宿舎待遇策 改善規定、3カ月で後退−ベトナム人70人が入居拒否(川口市・鋳物工場) 2017年10月9日 朝刊 東京新聞
◆ベトナム人70人が入居拒否
川口鋳物工業協同組合の新宿舎をめぐっては、埼玉県川口市内の鋳物工場で働くベトナム人実習生約七十人が寝室の狭さを理由に、入居を拒否。
実習生らは「新宿舎では健康に暮らせない」とし、全員の署名が入った要望書を七月二十日付で受け入れ団体の理事長に提出。「引っ越ししないように助けて」
川口市によると、実習生は現在、市産業文化会館に入居しているが、会館は老朽化で二〇一九年に解体されることが決まっており、組合が鉄骨三階建ての新宿舎「川口技能実習生研修センター」を建設した。
総工費は約四億五千七百万円で、市が約二億円を補助した。