李元大統領への取り調べ終了 容疑を全面否認

3/15(木) 0:58配信 聯合ニュース【ソウル聯合ニュース】

韓国のソウル中央地裁は14日午後11時55分ごろ、
李明博(イ・ミョンバク)元大統領への取り調べを終えたと明らかにした。

同日午前9時50分に始まった取り調べは約14時間に及んだ。
李氏は自身の容疑について全面的に否認したという。

李氏は検察が作成した尋問調書の内容を確認後、帰宅する予定。
調書の確認に時間がかかるとみられ、自宅に戻るのは15日未明になる見通しだ。

李氏は約20の事案について収賄、横領・背任、脱税、職権乱用などの容疑が持たれている。
収賄が疑われる金額は、李氏の在任中に情報機関の国家情報院(国情院)が青瓦台(大統領府)に上納した資金やサムスングループが肩代わりした自動車部品メーカー「ダース」の訴訟費用など、110億ウォン(約11億円)台に上る。
裏金作りなどさまざまな疑惑が取り沙汰される「ダース」は李氏の実兄が会長だが、実質的な所有者は李氏ではないかと疑われている。