政府、税収57兆7千億円で維持 赤字国債回避

2017年11月27日 21時11分
政府は27日、年末に編成する2017年度補正予算案で、
税収見通しを当初予算で計上した57兆7120億円のまま維持する方向で調整に入った。巨額の減額修正を迫られた16年度補正とは異なり、赤字国債の追加発行を回避できる見込みだ。

18年度も企業の業績改善が続き、税収がさらに伸びる前提で当初予算案を編成する方針だ。
財政再建に向けた歳出カットが鈍る恐れもある。

17年度補正は保育所整備や防災対策などを計上し、追加歳出を2兆円台前半とする方向だったが、
与党の要望を取り込む形で総額が増える可能性が強まっている。
(共同)