首相、防衛力整備「未来の礎」 自衛隊の観閲式で訓示

2018年10月14日 13時12分

安倍晋三首相は14日、陸上自衛隊の朝霞駐屯地(東京都練馬区など)の朝霞訓練場での観閲式で訓示し、年末に予定する防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」見直しを巡り「これまでの延長線上ではない、数十年先の未来の礎となる防衛力のあるべき姿を示す」と強調した。
「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任だ。責任を果たす決意だ」と述べ、持論である憲法9条への自衛隊明記に改めて意欲を示した形だ。

防衛大綱で首相は宇宙、サイバー、電磁波の三つを挙げ「新たな分野で競争優位を確立できなければ、国を守り抜くことはできない」と訴えた。
(共同)