「ザ・殺人術」より

「ポータブルのX線機器なら話は別で、殆どの諜報機関の技術指導部
なら要求さへすれば入手できる。クツ箱を梱包したかのような格好で
到着するはずだ。

この技術を用いる場合、対象のいる部屋に両側から放射能を(機械が2台
必要)数時間にわたって照射してしまう。対象の住むアパートに入る必要
はない。隣室ないし上下の部屋が必要なわけだ。

X線放射の結果、部屋と室内の目標物は《ホット》〔放射能を帯びた〕な
状態になる。対象はそうした環境にしばらく身を置いただけで白血病まが
いの放射線障害で死ぬことになる。

「第14課 放射線被爆死」より (>>5-6・抜粋)