この法案の問題点を極限まで短くして説明すると「時の内閣の気分次第で検察官の役職も定年も『延長』出来てしまうということ」です。

定年年齢の引上げとはまた別次元の話。

問題なのは「延長」。これを内閣の判断で勝手にできてしまうこと。

早くも混同してる主張を見かけたので注意。

「政権に気に入られれば、延長してもらえるかも」って思ったら、政権に対して確実に及び腰になるでしょ。だから問題なのこれは。

「単に定年年齢を引き上げるだけだから問題ない」って言ってる人は問題点が分かってない。

何度も言うけど問題は「延長」。
これを内閣の判断で勝手にできてしまう。

例えば定年年齢が一律65歳になれば、全員65歳で原則定年退職になるわけです。

しかし、「延長」というのは、その定年を個別の人について例外的に延ばすことです。これを内閣が独断でできちゃうんですよ。最大で3年間も。

だから「定年年齢引き上げ」と「延長」は別次元の話。