つづき
トヨタの生産管理自体異常にレベル高いが、セルシオを生産する田原工場の仕上げの良さは異常に高い。
マイクロ波かなんかで歪み等をチェックしてるとか、当時の海外レクサスブランドで出てる車のできは
トヨタの中でも突出している理由がわかるというもの。 なので20ウインダムは隠れた名車とされてるし、
30ソアラしかりで、ドアの厚さ、立て付け、仕上げは相当凄い。

結論として、セルシオとマジェは比べ物にならなかったから、乗り換えたまでです。
BMWの5から15クラウンは高速なんて怖くて乗れたものではなかったのと、見た目よりコストかかってない印象が
強くありましたね。 見た目豪華だけど、実際所有するとアラが見えるタイプ。

欧州車は逆で当初荒くチャチにみえても意外とコストかけて造られてる印象が多いけど、国産の、しかもトヨタが
本気出した車なのでセルシオが悪いわけはなく、一部コストダウンの時期作を感じるものの、全体的には
メルセデスEより遥か上、旧旧W140Sよりは下だが、旧型Sよりは上、現行レクサスLS460は現行Sより上という認識です。

ただ、セルシオはエンジンは躾ければいいエンジンだが、ハンドリングだけはなんとかしてほしい
とにかくハンドル切ってこれほど薄味の高級車はそうはないといっていい。

ただ、ウチの子は14万kmだが、全くヘタリを感じさせず、シート座面も素晴らしく丈夫。
メンテもそれなりで故障知らずの4LV8は世界どこ探してもないと断言しよう。 
これが740なら大物壊れて100万はかかるが、セルシオはそういったことはない。
これほど安心して維持できるハイエンドな高級車は世界どこいってもない。

ちなみに現行センチュリーのベースは20セルシオなので、ウールファブリックの意匠もそっくりで、あちらは
世界一の信頼性と高燃費で維持費の安い5L、V12車だと言っておきたい。