廃品回収業の男性を車に押し込んで監禁したとして、警視庁捜査一課は二十一日、逮捕監禁の疑いで、
いずれも廃品回収業の万年亮介(36)=埼玉県所沢市南住吉、菅原翔太(29)=東京都北区滝野川六、小川潤也(35)=横浜市港南区下永谷=の三容疑者を逮捕した、と発表した。


 監禁された東京都江戸川区江戸川二、佐藤直樹さん(34)は同日、一部容疑者の供述に基づいて群馬県渋川市内の山中で遺体で発見され、
捜査一課は三容疑者を死体遺棄や殺人などの疑いでも調べる方針。
佐藤さんと三容疑者は同じ系列の廃品回収業者といい、一課は何らかのトラブルがあったとみている。


 逮捕容疑では、十八日夕、豊島区東池袋一の路上で佐藤さんを車に押し込み、同日午後九時半ごろまで逮捕、監禁したとされる。


 一課によると、万年容疑者と小川容疑者は容疑を認めているが、菅原容疑者は「車には乗せたが、監禁していない」と供述しているという。


 佐藤さんの胸の辺りに殴られたような痕があり、死因を調べる。


 佐藤さんは、二十代知人女性と一緒に豊島区内に出掛け、「小川容疑者たちと会ってすぐ帰ってくる」と言った後、戻ってこなかったため、
女性が十九日に警視庁に捜索願を出していた。