徐楽吾さんは「子平一得」の著書の中で「知ごろ子平を研究する人が非常に多いのですが、
私は一言助言いたします。
生死貧賤については必ず達観していなけれはなりません。
もしも、これについて心の中にゆとりのない人は、
むしろ子平など研究しないほうが良いわけです。
なぜならば、たとえ少し子平の上っ面を聞きかじったとしても、
相変わらず運命の事について何も知らないままだからです。
そして、その研究がわりあいに深くなされて、達観していない場合、
自分の命式を見て、これが全然、希望のない命式ですと、
たとえ死を急ぎたくなるほどでなくても必ずノイローゼになります。
友人の某君が一つのよい例です。」と書いてあります。