断易とは五行易と呼ばれる時もありますが、漢代に発明されたもので周の時代
には存在しません。(易断ではありません)
日本には古くから伝わってはいたようですが、儒教のほかに暦や五行など理解
できる人が少なく断易の参考書や解説書は良いものが残っていないようです。
(四柱推命の理解を前提としている部分もあるので実際に非常に難しい)

断易は易に五行の要素を取り入れて判断する一種の象数易ですから易経の本文
を読むことはまず無いですネ。
象数易では記号を見て判断するので命卜相の「相」に近い見方になります。
変コウだけでは分からない部分を五行の関係で見るようなものです。
これは父母官鬼等のとおり人間関係を見るときにも有効です。

易経の本文を重視する考え方は義理易といいますが、たぶん義理易の人は
殆どの人が象数易については否定的でしょう。
原著を読む360さんはこの義理易の立場だと思いますが、昔から実践家は易経
など読んでいる時間はありませんから象数易の人が多いのです。
易には易経を読むだけではなく象数易という考え方もありますから間違い
ではないと思いますヨ。