日本カヌー連盟の春園長公常務理事は10日、鈴木康大(福島県連盟)による一連の窃盗事件について、
4選手4件と鈴木の間で示談が成立済みであることを明らかにした。いずれも金銭の窃盗や物損被害などで、
鈴木選手の弁護士を通じて、4日に連盟へ報告があったという。

 禁止薬物の混入、窃盗などの被害を受けた小松正治(愛媛県連盟)を加え、被害者は計5人ということが
明らかになった。

日刊スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00097105-nksports-spo


2017年のカヌー・スプリント競技の日本選手権で同年の世界選手権にも出場した
男子選手がライバルとなる選手の飲み物に禁止薬物を混入させた事件が発覚した。
被害選手はドーピング検査で陽性となり、潔白が証明できなければ4年の出場停止処分を受けるところだった。
56年ぶりの地元開催となる20年東京五輪を目指した代表争いの過熱が前代未聞の愚行を招いたともいえる。

日本カヌー連盟や日本アンチ・ドーピング機構(JADA)によれば17年9月11日、
石川県小松市で開催された日本選手権のカヤック200メートル(シングル)決勝レース前、
小松正治選手(25)が置いていた飲料水のボトルに、鈴木康大選手(32)が禁止薬物の筋肉増強剤を混入させた。
同レースで1位となった小松選手はそれを飲んで競技後のドーピング検査で陽性反応を示して失格となり、暫定的な資格停止処分を受けた。

https://www.sora-ten.com/suzukiyasuhiro-canoe-doping/


鈴木康大 (すずき やすひろ) さんは1985年10月06日生まれの32歳