海王星作用で問題なのは、こないだのホリエモンのロケット失敗のニュースにもあったように、
一回の失敗が、ちょっとシャレにならないレベルの経済的損失・肉体的損失を伴う場合だ。
そもそもロケット事業は何回も失敗してデータを蓄積しなきゃならんのだが、
実業と夢を掛持ちすれば、相応のリスクは出るだろう。
規模がでかくなると一回の失敗で立ち直れないほどの挫折になったりする。
勘違いしていけないのは、海王星は、「成功する」のが目的でなくて、
膨大な実践経験の蓄積(海)の蓄積なので、「ここをどうすれば上手く行き、
ここが見落としがちで、ここをおさえとけば安全〜」といったような、細やかな、
自由自在で応用的な知恵を身につけるということだ。海王星はフトコロがでかいのだ。

絵師でたとえると、今まで見たこともないようなものも、自在に描けてしまえるスキル、ということだ。
ひたすら絵を描き続けていられるので、それに必要な経験が知らず知らずのうちに積めてしまう。
普通のひとは、そういうの(デッサンとかお絵かき行為)は、
リアルに無駄行為に感じられるのでやらないしやりたくない。
優れたミュージシャンが、ドラッグにはまってしまうのは、
無目的にギターをかき鳴らす行為で、脳内物質が出なくなってしまうからだ。
自分が偉くなったと思ってしまうと、周りの歓声・外的評価が無いと、
脳内物質が出なくなってしまう。
デビューのころ、肩書きも何も持たなかった頃、海王星と同化していた頃は、
ただギターを奏でるだけで、幸せだったはずだ。
海王星とは底辺の道・初心忘れるべからずの道なのだ。
自分が偉くなったと思ったとたん、海王星から見放される。

・・さて、例のドライブ好きの彼にとって、夢遊病的な日々のドライブ行為は、
「失敗」経験だったのか?