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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part7©2ch.net
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0001名無しさん@占い修業中 転載ダメ©2ch.net
垢版 |
2017/07/11(火) 06:22:40.12ID:QE4/wbCN
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0120名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/07/18(水) 05:15:27.85ID:9IFfKY/x
多忙ゆえ、長期離脱となってしまい、申し訳ありません。
おそらく、8月中旬くらいには、戻れると思いますので、
いましばらくお待ちくださいませ。 m(_ _)m
0121名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/16(木) 05:33:04.72ID:j2xTQQHd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Of all the Paths, this may be the most difficult for those rooted in western
cultures to understand, for its interpretation flies in the face of the meaning
which most people have come to attach to the Devil.
全ての「小径たち」の中で、これは、たいていの人々が「悪魔」にずっと配属するに
至っている意味に、真っ向から反抗するその解釈のため、西洋文化に根付くそれらを理解
することは、最も難しいものであるかもしれない。

In Qabalistic terms, the Devil is not viewed as an evil entity having its own
separate existence.
「カバラ主義」の表現においては、「悪魔」は、それ自身が独立した存在を持つ、
悪の実在物とは見なされない。
--- ここまで ---

いきなり、「悪魔」は「悪」ではないという、少々自己否定気味の主張から入りますが、
ここで言うところの「悪」は、悪魔でも・・・いや、あくまでも、たいていの人々が
「悪魔」に対してずっと抱いているイメージ、すなわち一般人向けの宗教的二元論における
単純化された「悪」の概念であって、一般人向けではない、すなわち上級者向けのカバラ
主義の解釈とは全く異なるということです。

要するに、次元の違う話であるということであり、我々は、我々の持つ、従来的解釈の
「悪魔」に関するイメージを、一旦クリアしておかなければならないということです。
その上で、「悪魔は悪ではない」というカバラ的基本原則を、しっかりと頭に叩き込んで
おくことが必要になるわけです。

とはいえ、日本でのカードタイトルは「悪魔」になっていて、文字のイメージが「悪」
そのものですので、日本人にとっては、ちょっと難しいかもしれません。
イメージ的には、「悪魔」よりも「魔王」のタイトルの方が、しっくり来るのではない
かと思われますので、いっそのこと改名してもらった方が、いいのかもしれないですね。
0123名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/17(金) 09:12:17.91ID:X1W1bVKk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Rather, it represents a special mystery which must be penetrated before one can
directly know the Higher Principle of the Self.
むしろ、それは、人が「自我の高次の原則」を直接知ることができる前に、見抜かれなけ
ればならない特別な神秘を象徴する。

The Devil, which is the adversary, is the Master of manifest form which we must
face and conquer.
敵対者である「悪魔」は、我々が直面し征服しなければならない顕現化した姿の「支配者」
である。
--- ここまで ---

このカードに描かれた、敵対者である「悪魔」の姿は、あくまでも、世を忍ぶ仮の姿で
あって、実のところ、おぞましい下劣なる存在ということではありません。
つまり、この姿形は、我々が「自我の高次の原則」を直接知るための試練というか「ワナ」
であり、その醜い外観のため、ほとんど全ての人々は、我々にとっては最も重要なこの
「小径」を避けてしまうわけです。
つまり、人が外観で物事を判断してしまうということが、ここでの最大の「ワナ」であり、
天界に至る上での、最初であり、かつ最も重要な試練となっているわけなのです。

とはいえ、この世の中に、あまた転がる「悪魔」の石ころの中から、この神秘の原石である
「試練の悪魔」を見抜くことは、全くもって容易なことではありません。
このことは、「15:悪魔」が「ホド」から「ティファレト」へと繋がる「小径」であること
からも、示唆されています。
つまり、ここでは、「知性」の力を完全に成熟させ、それを充分に発揮する能力を保有して
おかないと、次のステップへの挑戦ができないということになるわけですが、まだまだ
「ネツァク」の「感情と本能」が充分に成熟していない状態での「飛び級」ですので、
若干「アスペ気味」となってしまうことは、避けられないと思われるのでした。
0124名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/18(土) 06:05:56.70ID:RX+NuXI7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Paul Foster Case, in his study course, went farther than any other writer in pointing
to the profound implications of this card.
ポール・フォスター・ケース氏は、彼の学習課程の中で、このカードの深遠な含蓄たちを
指し示すことにおいて、その他の作家よりも、さらに先に踏み込んだ。

He said: "Of all the keys of the Tarot, Key 15 is one of the most important.
彼は言った:「タロットの全ての鍵(大アルカナ)たちの中で、『15番の鍵』は最も重要な
ものの1つである。

It is the symbolic veil for the greatest practical secret of occultism.
それは、神秘学の最も偉大なる実践的な秘密のための象徴的なベールである。

It both conceals and reveals the secret of the powers ascribed by tradition to
Moses, David and Solomon.
それは、伝説によって、モーセ、ダビデ王、およびソロモン王に帰せられている能力たちの
秘密を、隠すものであり明らかにするものでもある。

This is the same great secret Pythagoras learned in Egyptian temple schools.
これは、エジプトの寺院の学校で学んだ偉大なる神秘のピタゴラスと同じである。
--- ここまで ---

ケース氏は、このカードに隠された属性が、地上における歴史上最強の魔術師である、
モーセ、ダビデ、ソロモン、そしてピタゴラスに大きく関係していると述べています。
なぜ、これほどまでに、このカードが「魔術師を目指す者」にとって重要なのでしょうか。

手っ取り早く言えば、このカードの「小径」は、生きたまま「魔術師」が「ティファレト」
の力に到達し、その力を利用するには、最も都合が良いというか、利用価値という点に
おいては、最も実用性の高い「小径」であるということなんですよね。
まあ、だからこそ、「悪魔」の姿形で封印されなければならないものでもあるわけです。
0125名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/19(日) 06:29:01.59ID:xYC2Eamh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It is the great Arcanum of alchemy and magic.
それは錬金術と魔術の、偉大なる『奥義』である。

To know it is to be able to make the Philosopher's Stone and the Elixir of Life.
それを知ることで、『賢者の石』と『不老不死の薬』を作ることができる。

Yet those who know it cannot tell.
けれども、それを知る人々は『伝えることができない』。

For the essential point is beyond the power of words to express." (*137)
というのは、本質的な点は、表現する言葉たちの能力を越えたものであるからである。」(*137)
--- ここまで ---

ちなみに、(*137)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
137. Case, An Introduction to Tarot, Lesson 8, 5.
137. ケース著、『タロット入門』、第8課、5ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ケース氏の、こういった誇大表現、いやいや「最大級の褒め言葉」は、オカルトの世界に
おいては、よくある定番的な表現なのですが、ここで注意すべきなのは、こういう表現が、
伝統的に忌み嫌われてきた存在である「15:悪魔」に対して使われているということです。
何度も言いますが、カバラにおいては、「15:悪魔」は、いかなる意味においても「悪」
ではないということであって、我々は、その本能的な解釈を根底から覆すことを要求されて
いるわけなのです。
とはいえ、これが何を意味するのかは、『伝えることができない』、つまり本質的なことは
誰も知らないという、雲の上の存在でしかないわけです。
結局のところ、ここは「考えるな、感じるんだ!」以上のことは出来ない領域なんですよね。
0126名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/20(月) 05:54:32.84ID:CUPkHKGI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
Here we understand that we are dealing with a Path on the Tree of Life which is
a transition between the intellect of normal waking consciousness and true spiritual
consciousness.
ここで、我々は、我々が、通常の覚醒した意識の知性と真の霊的な意識の間の遷移である
「生命の木に基づく小径」を扱うことを理解する。
--- ここまで ---

一見して難しそうな文ですが、ここは単に
・「通常の覚醒した意識の知性」=「ホド」
・「真の霊的な意識」=「ティファレト」
・「の間の遷移である生命の木に基づく小径」=「15:悪魔」
であるということです。

ここで重要なのは、我々が最も得意とする「通常の覚醒した意識の知性」の状態から、
「高次の自我」へと進めるということであり、実用的かつ実践的な魔術にとっては、実の
ところ、ここが最も重要な「小径」となるわけです。(根拠の無い断言!)

やっかいなのは、そういう「効果的」なものには、必ず「副作用」が伴うということで、
きちんと「錬金術における象徴的な等価交換」なるものを準備しておかないと、後々
ひどく後悔することになりがちなのです。
そうならないように、「魔術師」を目指す者は、「通常の覚醒した意識の知性」をフル活用し、
周到な準備をした上で、この「15:悪魔」の「小径」へと踏み入れる必要があるわけです。
そして、「上位世界」を旅することで得られたものは、この地上界においても、何かの役に
立つものとなる可能性の高いものですので、再び「通常の覚醒した意識の知性」をフル活用
して、それを分析することが大事なのです。

そう、この「15:悪魔」の「小径」の領域は、「科学研究」の領域に重なります。
そういう意味でも、現代を生きる我々にとっては、とても重要な「小径」であり、難解では
ありますが、きちんと理解しておきたい「小径」でもあるわけですよね。
0127名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/21(火) 10:05:33.36ID:92Ctwdu/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
There are three Paths leading directly into Tiphareth: THE DEVIL, TEMPERANCE and DEATH.
「ティファレト」へと直接導く3つの「小径たち」がある:「悪魔」、「節制」、および「死」。

Each of these Paths represents a special trial.
これらの「小径たち」の各々は、特別な試練を表している。
--- ここまで ---

我々が、我々の住まう世界である「低次の自我」の領域から、「高次の自我」の世界へと
昇ることのできる登山ルートは、「15:悪魔」「14:節制」「13:死」の3つが準備されており、
『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』にも、解説されています。

この3つの登山ルートですが、それぞれに特徴があり、そして誰もがそれを利用できるという
ことではありません。
ちなみに、オカルト界で最も人気のあるのは「14:節制」であり、そして誰もが一度だけ
経験可能なのが「13:死」であり、そして感覚的というか見た目的に最も敬遠されがち
なのが「15:悪魔」ということになっているわけです。

さて、「15:悪魔」ですが、「生命の木」において「13:死」と対になっているカードであり、
「死」に対して「生」の属性、つまり象徴的な「生殖行為」という「エロネタ」を多く含み
そうに見えるために、どうしても誤解されやすい性質を持ちます。
要は、死んで昇天するのが「13:死」であるのなら、生身のままで昇天するのが「15:悪魔」
ということで、この点で、どうしても「エロネタ」のバイアスがかかっていまうわけです。

とはいえ、「15:悪魔」の根にあるのは「ホド」ですので、実際には「エロ」成分は全く
含まれておらず、どちらかというと、覚醒したままの「知性」を足がかりにして、つかみ
どころのない「高次の世界」を探究するといったような感じですかね。
そういう意味では、思ったよりも学究的というか、論理的な部分をまだ多く残している
状態、つまり「生きたまま」の状態を保ったままで、上位世界へと少しだけ旅することが
可能な、唯一無二のルートとなる可能性を持っているということになるわけです。
0128名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/22(水) 08:54:55.18ID:FC6rxCF/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
But it must be reiterated that the student is not required to travel all three Paths.
けれども、学徒は、全ての3つの「小径たち」を旅することを要求されていないことは
繰り返し述べておかなければならない。

Those who choose the devotional Path of the Middle Pillar need deal only with
TEMPERANCE, leading from Yesod to Tiphareth.
「中央の柱」の信仰の「小径」を選ぶ人々は、「イェソド」から「ティファレト」へと
導く「節制」のみを扱う必要がある。

Yet the choice of following each and every Path means the acquisition of control
over the energies which each Path symbolizes; every Path confers a unique power.
けれども、以下のどの「小径」の選択であれ、各々の「小径」が象徴している精力たちの
支配の獲得を意味している;全ての「小径」は、独特な「能力」を授与する。
--- ここまで ---

「低次の自我」の状態から「高次の自我」の状態へと遷移する方法は色々とあるけれども、
人それぞれに能力とか適性とか趣味趣向の問題とか、まあぶっちゃけ言うと脚本上の進行の
都合というオトナの事情もあるため、とりあえず、いずれかの一本、できれば空気を読んで
「14:節制」を選択してもらうと嬉しいなぁ、ということですよね。

でもまあ、このオトナの事情は、クリスチャン・カバラの流れをくむ「薔薇十字団」を
ベースとした「ゴールデン・ドーン」にとっては、極めて重要な選択ではあるわけです。
とはいえ、「ゴールデン・ドーン」とは無関係な我々は、どの「小径」を選択しても、
それば自己責任です、というか、どれを選んでも大して関係ないというか、まあどうせ
「ティファレト」には到達できるとも思えませんので、好きなものを選んでチャレンジ
してみるというのも、人生の悪あがきとしては悪くないなぁ、と思うのでした。

とりあえず、ゴールデン・ドーンの教科書通りに進みたい人は、「14:節制」を選んで
もらうのがいいと思いますが、私は、「15:悪魔」から攻めてみようと思うのでした。
0130名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/23(木) 05:53:18.53ID:FjEtpsqh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
On the other hand, to travel the Middle Pillar means to understand and balance,
within the Self, the energies of all twenty-two Paths.
その一方で、「中央の柱」を旅することは、「自分自身」の内において、全ての22の
「小径たち」の精力たちを理解し、釣り合いを取ることを意味する。

The difference here is that one can understand these (conceptual) aspects of
consciousness, without necessarily developing the ability to manipulate these
same energies.
ここの違いは、人が、これらと同様の精力たちを操作する能力を必ずしも開発すること
なしに、意識のこれらの(概念的な)面たちを理解できることである。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーンのアデプタス・マイナー(小達人)への昇級儀式である「予備門儀式」
において、「ティファレト」へと至る全ての「小径」の知識が伝授されます。
そして、その最後に伝授される「小径」が「14:節制」となっており、実質的には、ここが
「ティファレト」へと至る経路として、公式認定されています。
それまでには、それ以外の「小径」も全て伝授されているわけですので、順番から
行けば「ネツァク」から「ティファレト」へと至る「13:死」の「小径」を使うのが順当と
思われるのですが、残念ながら、危険だからという理由で、通行禁止です。
同じように、「ホド」から「ティファレト」へと至る「15:悪魔」も通行禁止です。

まあ、「イェソド」から「ティファレト」へと至る「14:節制」というのは、言ってみれば
この世を完全に理解し操作することが出来ない我々にとっては、「近道」であるわけです。
そしてその手法は、他力本願的な信仰と祈り、すなわち「あなたのこと絶対信じてる!」、
そして「おねがい!」という、あの「白い悪魔」の戦略そのものなんですよね。
さらに言うと、その戦略は、あの「ママ」からの厳しい教育の賜物でもあるわけで、
そういう厳しい試練を乗り越えて、受け継いだ者だけが、大いなる力を呼び起こし、
この世界を破滅に導くことが、いや救うことが出来るということなのでした。
0132名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/24(金) 18:01:56.75ID:6awIrdjZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It might be said that what differentiates the student magician from the Catholic monk is a
greater level of curiosity.
カトリックの修道士と学徒の魔術師とを区別するものは、好奇心のより大きな段階であると言われる
かもしれない。

Some, of course, come to occult studies through a desire for raw power, but quickly learn
that if such power is acquired and misused there is a devastating price to pay.
もちろん、いくらかの人たちは、未開発な力の欲望を通じて神秘学の研究室たちに来るけれども、
迅速な習得は、もしそのような力が獲得され、そして誤用されれば、支払うべき代償は破滅的な
ものになる。
--- ここまで ---

宗教家と魔術家の違いというのは、どちら方面に関心があるのか、という点にあると思います。
つまり、大学受験で、文学系や法学系や経済系、もしくは理系のどの方向に進むかという、人生に
おける選択に近いものがありますよね。
ちなみに、私の勝手なイメージでは、宗教は文系で、魔術は理系に近い感じを持っています。

とはいえ、どの職業を選んだとしても、物事をよく理解しないままで、早急に物事を推し進めようと
すれば、失敗して大きな代償を支払うハメになるのは、同じようなものだと思いますし、ぶっちゃけ
言えば、魔術の学習において、「もしそのような力が獲得され」る可能性は、微塵も無いわけです
ので、そもそもそのような「真面目な心配」は、杞憂なのです。

まあでも、魔術そのものが、他の学問と比べて特別に危ないというわけではないんですが、どちらかと
いうと「元々危ない人々」が魔術に興味を持つことは、割とありそうな気がしますので、そういう
危ない人々を呼び寄せないようにするためにも、「魔術」に「危ない」というイメージを植え付ける、
すなわち、「15:悪魔」のカードのデザインにすることは、納得できるような気もします。

そう、「君子危うきに近寄らず」が一番なのですが、実は私は、そういう危ないものに、引き寄せ
られる「元々危ない人々」の一人であったりするわけなのでした。(自爆)
0133名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/25(土) 08:19:11.16ID:8eZ+hBZG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
There is no question that the devotional-meditational Path is a much safer one
than the magical Path.
信仰と瞑想の「小径」が、魔術的な「小径」よりも、ずっと安全なものであることは、
疑問の余地は無い。
--- ここまで ---

下界から「ティファレト」へと至る「13:死」「14:節制」「15:悪魔」のうちで、どれが
「安全」で、どれが「危険」かと言われれば、一般人にとっては、どれもが近寄りがたくて
「アブない」シロモノではあるわけですが、その中では、まあ一番マシかな、と思われる
ものが、「14:節制」であるということです。

そして、「14:節制」を通るためには、「13:死」と「15:悪魔」のパワーも必要とされる
わけですので、それゆえ、ゴールデン・ドーンのアデプタス・マイナー(小達人)への
昇級儀式においては、最後の切り札とされているわけですが、いずれにしろ、ここでも
道を踏み外してしまえば、人生の転落の危機に直面するのは、確かですので、
高みに登るには、途中で崖から落ちたりするような、それなりの危険が伴うことは、
覚悟しておいた方がいいわけです。

とはいえ、ワタシはゴールデン・ドーン系の魔術師ではありませんので、「ティファレト」
へと至るとか、「アデプタス・マイナー」を目指すとかいう、そっち方面の、つまりは、
「高い方を目指す」というようなマウンティング系の欲望は、全く無いわけでして、
どちらかというと、知的好奇心というか、もっと楽しめるものを探っていきたいという
ような、興味本位の気持ちですので、そういう意味でも、より下界に近い「15:悪魔」の
「小径」の方が、ワタシの俗的な興味の対象になっているわけなんですよね。

というわけで、これからも、どちらかというと「下から目線」で、魔術カバラの世界を
探究していこうと思っているのでした。(←超俗物的発言w)
0134名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/27(月) 17:58:26.95ID:4cS8TVjY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
That which is symbolized by THE DEVIL is, in fact, raw power.
「悪魔」により象徴されるそれは、実のところ、未開発の力である。

It is the force which brings about the transmutation of THE TOWER, a fact underscored
by the relationship of this card to Mars: THE DEVIL is the sign Capricorn in which
Mars is exalted.
それは、実際には、このカードの火星との関係により強調される、「塔」の変成をもたらす
力である:「悪魔」は、「火星」が高められるところ(高揚)の、「磨羯宮(やぎ座)」の
宮である。
--- ここまで ---

ここでは、「raw power」を「未開発の力」と訳していますが、未分化とか未精製とか、
とにかく「ナマモノ」という意味であり、不純物とか不要物とかノイズとか、とにかく
色々と我々の利用を邪魔するものを含む状態での「力」となっています。

なんでそんな「未開発の力」という形で出現しているのかというと、その姿こそが下界に
顕現した時に「見える姿」であって、決して「我々の誰もにとって、わかりやすい(天使の
ような)姿」では、この下界には出現しないということを表しているわけです。

そして、その「力」は、活性化された「火星」のパワーにより励起された「16:塔」に
強く関係付けられたものであるということです。
つまり、「13:死」と「15:悪魔」と「16:塔」で出来た、黙示文学的なトライアングルは、
「人格」を形成する「星幽的三角形」から「高次の自我」を形成する「倫理的三角形」への、
最凶のワープポイントとしての、重要な働きを持っているということなんですよね。

まあ、一般人にとっては、あまりにも支離滅裂で危険な場所ですので、普通はここには
立ち入らずに、安全な「14:節制」の「小径」を通ってください、という話になっている
わけですが、まあ、他には無い神秘探検を味わうことのできるミステリースポットでも
あるわけなのでした。
0135名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/28(火) 06:35:45.79ID:q679baHu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
This is a weighty, even blind, sign of Earth, one which symbolizes both the highest
and the lowest.
これは、重々しく、さらに盲目的でもある、「地」の宮で、最高と最低の両方を象徴して
いるものである。

Yet it is considered a sign of initiation, or release from the limitations of matter.
にもかかわらず、それは、「秘儀伝授」、もしくは物質の制限たちからの開放の兆候と
考えられている。
--- ここまで ---

「悪魔」の「磨羯宮(やぎ座)」が、思いっきり貶めて、その後で、思いっきり持ち上げ
られていますが、要は、「悪魔」に対する評価は、完全に二分されているということで
あり、「一般人向けの解釈」と「上級者向けの解釈」が存在するということですよね。

要するに、「raw power/ナマモノの力」を利用できる人のみが、その恩恵に与れると
いうことであり、そうでない人にとっては、役に立たないどころか危険でもあるわけ
です。

このため、「ホド」に関連する知識を持たずに、興味本位でこの「小径」に近づく者は、
ことごとく「悪魔の毒気」にやられて、毒沼に落とされることになるわけですが、実は
それが「毒」ではなく、「未精製の薬」であることに気づいた者だけが、「上位世界への
切符」を手に入れることが出来るということになるわけです。

まあ、口で言うのは簡単ですが、実際に「ホド」を極めることは、そう簡単ではありま
せんし、出来る人がいるとも思えません。
でもまあ、地上では泥沼化しがちの「悪魔」であっても、その状態をそれなりに楽しむ
ことが出来る、ごく一部の「ド変態ども」は、「悪魔」の持つ、もう一つの「裏の顔」
というか「真の姿」を、垣間見ることが出来ているのかもしれませんよね。
0136名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/29(水) 17:41:38.87ID:UpMZYehL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 173) ---
It is limitation that is suggested by the rulership of Capricorn by Saturn, the
planet of Binah, the Great Mother.
「大母」である「ビナー」の惑星である「土星」による「磨羯宮」の支配により示唆される
ものは、制限である。

Capricorn governs the limitations of form, whether that means the enclosure of matter
or of time, the artificial system by which we meter and enclose all activities.
「磨羯宮」は、それが物質もしくは時間の囲い込みを意味しているかどうかにかかわらず、
我々が全ての活動たちを計測し囲い込むことによる人工的な体系である、形の制限たちを
支配する 。
--- ここまで ---

結局のところ、「15:悪魔」には、「火星」とか「磨羯宮」とか「土星」とか、色々なもの
が混沌として混じり合っているので、下界に住む人間にとっては、なかなか理解しづらい
シロモノとなっています。
いちおう基本となっているのは、知性の「ホド」と天上界の「ティファレト」との架け橋
という名目なのですが、まるで異なる属性どうしを繋いでいるわけですので、単純明快に
理論立てて説明できるものでもないというのが、やっかいなところです。
まあ、言い訳ばかりしててもしょうがないので、その「基本原理」について、ここで語られ
ていますが、それは「人工的な体系による、形の制限」、すなわち上位世界を下位世界に
引き下ろすための「基本原理」、まあ端的に言えば、「上(霊)の如く、下(精神・肉体・
物質)も然り」ということになるわけで、それを具体的に表現しているのが、この「悪魔」の
「上と下を指すポーズ」なのです。

要するに、この「悪魔」は、我々のすむ物質界の直接的な「創造主」の一つであって、
そういう意味でも「神」そのものではあるわけですが、その顔は「仮面」に覆われ、その
姿は獣となっているという、結構不思議なことになっているんですよね。

そう、「15:悪魔」って、闇に隠された神秘の臭いが、プンプンするカードなのです。
0137名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/08/30(木) 17:43:52.88ID:LrD1K8So
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The Devil represents the average person's misperception of reality, the belief
that our material condition is "real" in the true sense of the word.
「悪魔」は、現実についての平均的な人間の誤認識、つまり、我々の物質的な状態が言葉の
真の意味における「現実」である、という信念を象徴している。

This misperception is symbolized here in two ways: First, the Devil is intended
to be seen as a humorous figure, the bogey-man of our collective childhood.
この誤認識は、ここでは2つの方法で象徴化される:第一に、「悪魔」は、滑稽な容姿で
あり、我々の集合的な幼年期のブギーマンのように見られることを意図している。
--- ここまで ---

「bogey-man/ブギーマン(怖い化け物)」というのは、日本昔話で子供を怖がらせる
「なまはげ」みたいな怪異であり、そして「泣いて親を困らせる子」とか「親の言うことを
聞かない子」を矯正してくれる、どちらかというと邪悪というより神聖なる存在なのです。

さて、最初は何の知恵も知識も持たなかった人類は、この地上において見えるもの、感じる
ものだけが、この世界の全てであり、それが「現実」でもあったわけですが、実際には、
この大地である地球は、自身で自転したり太陽の回りを公転していたりするわけです。
つまり、何も知らなかった人間は、「大地は不動である」とか「地球がこの宇宙の中心で
ある」というような、「天上天下唯我独尊」という悪魔、もしくは魔術師のポーズでもって、
この世界の誤認識をするわけです。

でも、この地上だけではなく、天に目を向けた一部の賢い人々は、その「天体」の動きの
中から「地動説」を生み出し、そして「天球上の天体の動きと、地上でリンゴが落ちる現象
は同一である」という、上位レベルの「上の如く、下も然り」を認識できるようになったの
ですが、残念ながら、同じように天に目を向けた多くの賢くない人々は、その「天体」の
動きの中から「星占い」を生み出し、地上界における下世話なネタに走っているのが、
オカルト界の現状なのでした。
0139名無しさん@占い修業中
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2018/08/31(金) 17:53:41.25ID:7ow0EZcj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Our belief in the illusion of matter created by the energies symbolized in this
card is actually laughable, and it is here more than implied that laughter and
good humor about our lives is a tool which will help us to transcend the illusion.
このカードにおいて象徴される精力たちにより創造される物質の「幻覚」という我々の信念は、
本当におかしくて、そして、我々の生活についての笑いと良いユーモアが、我々が幻覚を
超えることを手助けするであろう手段であることが、ここに暗示されている。

We must learn not to take our perceptions of the material world seriously.
我々は、物質的世界の我々の認知たちを真面目に受け入れないことを学ばなければならない。

Mirth is the first great corrective.
笑いは、第一の偉大なる矯正手段である。
--- ここまで ---

「悪魔」の姿は、未熟なガキ共にとっては、そのままで恐怖と畏敬の対象ではありますが、
オトナな人にとっては、もはや「現実」ではない空想ギャグでしかないわけであって、
ここは、一種の「お笑いネタ」として、笑い飛ばすことが必要だということですね。

まあここは、我々は「我々が肉眼で見ているものを、そのまま信用してはならない」という、
ごく当たり前のことを言っているわけですが、そういう「ごく当たり前」のことが、人類は
出来てこなかったし、これからもおそらく出来ないであろうということなのです。

それでも、「ホド」に接近できた、ごく一部の知恵ある人々は、「肉眼」と「脳内妄想」の
限界に気づいて、お笑いネタでしかない欠陥だらけの「肉眼」に変わる「新たな目」を
発明することで、それにより新たなビジョンが得られるようになってきてはいます。

とはいえ、そういう新たなビジョンと言えども、まだまだ真剣に信じるわけにはいかない、
新たな「お笑いネタ」の一つでしかないわけで、いつまで経っても、人類は「お笑い」の
底なし沼から抜け出せないというのも、お笑いネタの一つなのでした。
0140名無しさん@占い修業中
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2018/09/01(土) 07:58:35.78ID:PGFeMeHl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Second, our misperception of the real nature of things is suggested by the inverted
Pentagram on the Devil's head.
第二に、物事の現実の性質についての我々の誤認識は、「悪魔」の頭の上の倒立した
五芒星形により示唆される。

The sacred symbol of mankind, turned upside down, means that most people's vision
of the world and its relationship to a spiritual reality is itself upside down.
上下逆にされた、人間の神聖なる象徴は、世界の大多数の人々の視覚と、その霊的な現実
との関係が、それ自身逆さまであることを意味している
--- ここまで ---

真の「現実」と向き合うためには、まずは「無知」なる肉体から引き起こされる本能的な
「恐怖心」を拭い払いうために、とりあえず「聖なるお笑い」に走ること。
そして、その次に、人間の基本的な性質である「無知から来る誤認識」を、自分自身の特性
として、しっかりと自覚しておくということです。

つまり、この地上において「唯我独尊」状態の人間、というか、まあ、ほとんどの人間は、
自分に対して甘くて、「オレは悪くない」とか「ワタシは正しい」とか言ってるのが普通
なので、そうそう「身の程をわきまえた、お笑い人間」なんていないのですが、もしいると
すれば、そういう人は、この「15:悪魔」の本質についても、少しは理解できるかもしれない
ということですよね。

さらに言うと、「15:悪魔」の本質に触れるには、「ホド」に到達する必要があるわけですが、
「身の程をわきまえた、お笑い人間」であれば、謙虚に色々と学んで人間的に進化していく
ことが可能ですので、「ホド」に到達することは、それほど難しくはなさそうです。

まあ、いずれにしても、現状のオカルト界の人間のほとんどは、この「15:悪魔」の関門を
越えることは無理というか危険というか、まあおそらくは無縁の存在ですので、ここは
アンタッチャブルな領域として近づかない方が良いかと思います。
0141名無しさん@占い修業中
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2018/09/02(日) 06:14:50.44ID:r1yuM/mV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
And the meaning of the letter Ayin, eye, means that the lesson of this Path is a
reorganization of perspective, a new vision of things.
そして、「アイン」の文字が意味する、「目」は、この「小径」の学課が、見方の再編、
物事の新しい視力であることを意味する。

Eye symbolizes both our acceptance of what we see in the sensory world as real,
and the greater vision which comes through the use of the inner eye.
「目」は、現実としての感覚の世界、そして内なる目の使用を通じて来るものより大きな
視力において私達が見るものの両方の我々の受諾を象徴する。
--- ここまで ---

我々の通常の生活は、自分自身の肉体的な感覚器官である「目」および総合的な情報処理
器官である「脳」から成る「視力」、すなわち「物事を目で見て、脳で認識する能力」に
よって、もたらされる情報に、かなりの部分で依存しています。

もちろん、我々が生活していく上では、それなりに重要であり利用価値の高いものでは
ありますが、より上の世界に行くには、致命的な能力不足というか、現状の能力レベル
では、誤認識してしまい、全く役に立たないレベルであることは、間違いありません。

要するに、ここから先は、「外なる目」と「内なる目」の、その両方の格段のレベルアップ
が必要ということが、この「15:悪魔」が示唆していることになります。
そして、この現実的な努力を要求する点が、「14:節制」や「13:死」とは異なる部分であり、
その点では、努力のしがいがある「小径」であるとも言えますし、少なくともワタシに
とっては、他の「小径」よりも、わかりやすく、親しみやすいということなわけです。

まあ、そういう意味では、「勉強も努力もせずに、楽して成仏したい」と願う一般の人々に
とっては、あまり親しみを持てない「小径」であるとも言えるわけですが、そもそも根っこが
「ホド」ですので、そもそも一般の人々は、「悪魔」の足元にもたどり着けないというのは、
確かなんですけどね。
0142名無しさん@占い修業中
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2018/09/11(火) 09:09:50.69ID:ztOW4o0j
ゴミ入れです。
0143名無しさん@占い修業中
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2018/09/11(火) 09:10:30.25ID:ztOW4o0j
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
To accept what our physical eye tells us is to be subject to illusion and bondage,
a state symbolized in the Golden Dawn and Waite cards by the chained figures.
我々の肉体的な目が我々に伝えるものを受容することは、幻覚と束縛に従属していること
であり、鎖でつながれた人物たちによってゴールデン・ドーンとウェイト氏のカードに
おいて象徴される状態である。

The figures are horned to show that they are, however unwittingly, the servants
of this comical creature.
人物たちは、彼らが、どんなに知らず知らずに、このふざけた生き物の従者であることを
示すために、角を付けられている。
--- ここまで ---

目に見えるものだけしか見ていない人々は、しょせんそれが「脳内幻想」であることも
知らずに、永遠に「大地が不動」のものであり、そして「自分が世界の中心である」と
いう未開人と同等の思い込みからは、逃れられない運命にあります。

そういう「肉体的な幻覚」の束縛から逃れるためには、「肉体的な目」だけに頼らない、
より広い視野と次元を持てるよう、自らの「拡張された知的脳内世界」を開発し、構築
していく必要があるわけです。

まあ、ほとんどの人にとっては、そういう知的な拡張作業は想像もつかないようなこと
であるために、この「小径」を真に理解できる人は、かなり限られてきます、
つまり、ごく一部の才能に恵まれた人々のみが、この「小径」の真の恩恵を受けて、
その先にあるものを知ることが出来るということなんですよね。

そもそも、一般人が、この手のものにうかつに近づくと「トンデモ」や「似非」に絡まれて
道を外れることは必至ですので、「15:悪魔」の姿に象徴されるように、なるべく関わら
ない方が身のためだと思うのでした。
0144名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/12(水) 06:39:55.07ID:EH+XIvUd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
One primary statement of this Path is that the Devil does not exist as he is
postulated by the ignorant.
この「小径」の1つの主要な声明は、「悪魔」は、彼が無知な人々によって仮定される
ような存在ではないことである。

As is written in the Emerald Tablet: "all things were from One, by the meditation
of One," meaning that there is nothing in the universe not of God, including the
so-called Devil.
エメラルド・タブレットの中に:「全ての物は『唯一(神)』から、『唯一(神)』の
瞑想により、存在する」と書かれているように、いわゆる「悪魔」と呼ばれるものを含む、
「神」の無い宇宙というものは無いことを意味している。
--- ここまで ---

無知な人々によって仮定されるような存在、つまり、よくあるタロット占いにおいて
「15:悪魔」に割り当てられているような俗物的な属性は、「カバラ主義のタロット」に
おいては、ほぼ完全に否定され、絶対的な「創造神」に近い存在として再定義されます。

これは、従来の「タロット占い」が間違っているという意味ではなく、カバラ系タロット
においては、従来の解釈とは全く異なっているということであり、そういう意味でも、
カバラ系タロットであるライダー版やトート版を、何も知らずに従来の解釈のままで使って
いる人を見ると、ミソクソ的な違和感しか無いわけなんですよね。

それはともかく、「ティファレト」からの流下路である「13:死」「14:節制」「15:悪魔」
は、いずれも「天地創造」に密接に関わる「小径」であり、様々な状況において、下界に
間接的な影響を与えています。
我々のような一般人が、それを直接感じることは、そう簡単ではないとは思いますが、
きちんと勉強していくにつれて、少しずつ理解できるようになってくるのでしょう。
0145名無しさん@占い修業中
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2018/09/15(土) 08:19:53.44ID:5WrsWv/v
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The card contains one of the greatest mysteries of the Qabalah, which is that the
Devil is the necessary means of reaching the Christ-Buddha consciousness of Tiphareth.
カードは、「悪魔」は「ティファレト」の「キリストーブッダ」の意識に到達するための
必要な方法であるという、「カバラ」の最も偉大なる秘法の1つを含む。
--- ここまで ---

カバラ系タロットにおいて、従来の解釈とは全く異なっているものの一つが、この
「15:悪魔」です。
「13:死」や「14:節制」と並んで、この「15:悪魔」が、この下界と「高次の世界」である
「ティファレト」を結ぶ「生命の木」の「小径」の一つに配属されているという点であり、
それゆえ、従来とは全く違う視点で、再解釈されなければなりません。

従来の「悪魔」が「下界と、さらなる下位世界である地獄とを結ぶもの」であったという
ことであれば、カバラの「悪魔」は「下界と、上位世界である天界とを結ぶもの」である
という、見た目に似ているげども、実は全く正反対の解釈となるわけです。
何でこんな「ツンデレ的解釈」になっているのかというと、その理由の一つして、間違い
なくド変態ども、いやいや魔術上級者たちの趣味というものがあると思います。

「15:悪魔」を立ち位置的に見ると、両性具有かつ中立的な「14:節制」を中心にして、
「Force/力」の「ネツァク」から「Activating/活動的」の「13:死」が上に伸びるのに
対し、「Form/形」の「ホド」から「Formative/形成的」の「15:悪魔」が上に伸びると
いう形であり、どちらかというと「13:死」が精神的・男性的で、「15:悪魔」が物質的・
女性的な面を持っています。
要は、この「15:悪魔」は、その醜い仮面と衣装を脱ぎ捨てると、天と地を結び付ける
偉大なる女神であるという可能性が、微粒子レベルで存在するということです。

そういう意味でも、この「15:悪魔」は、究極の「ツンデレ」的な存在であり、こういう
シチュが好きな人、いやいや「カバラ」の最も偉大なる秘法を理解する者にとっては、
とても魅力的なカードとして映るのでした。
0147名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/16(日) 10:57:44.58ID:1tS3mG6W
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Described variously as the "source of the forms and appearance of relative existence,"
and as the "Lord of the Gates of Matter and Child of the Forces of Time,"
the Devil is both the Tempter and the Redeemer.
「相対的な存在の、形たちと外観の源泉」のように、そして「物質の門たちの主と、時の
力たちの子」のように、様々に記述される、「悪魔」は、(悪い)誘惑者と救世主の両方
である。
--- ここまで ---

この「15:悪魔」は、上位世界と下位世界の間の「相対性理論」、いや「相対的存在理論」に基づく
「物質化」に関係する機能を全面的に受け持ちます。
そういう意味では、我々にとっては、決して忌み嫌うような存在ではなく、むしろ物質的な恵みを
与えてくれる、とてもありがたい存在であることは間違いありません。

とはいえ、「人はパンのみにて生くる者に非ず」と言われるように、物質的な面だけの存在では
ありませんが、それでも、この言葉は、「パン=物質」の価値を否定しているわけではありませんし、
むしろ、人間には物質的なものも重要であり必要不可欠であることを表しているわけです。

まあ、一部の宗教業界やオカルト業界では、商売上の理由で、こういう「物質的な恩恵」については、
ことさらに否定することもあるのですが、魔術カバラの「生命の木」理論においては、これらを
否定的に捉えるのではなく、この直前の文にあるように、「カバラの最も偉大なる秘法」であると
認識されているわけです。

そもそも、「魔術カバラ」というものは、いわゆる空理空論ではありますが、実はとても
現実的であり実用的なものなのです。
だからこそ、その隠された謎を解いて「物質的に豊かになりたい」と願う人々を引きつける
「誘惑者」であり「救世主」でもあるわけですよね。
0148名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/20(木) 18:11:35.31ID:xQiHXAJJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
He is also described as the "Prince of the Powers of Air," indicating that this
energy is mediating in the flow of Astral currents.
彼はまた、「空気の力たちの王子」と記述され、この精力が「星幽的」流動たちの流れを
調停していることを示す。

Air is to be understood here as the whole of Yetzirah, the Astral Plane which
controls the ebb and flow of matter.
「空気」は、ここでは「イェツィラー界」の全体として理解される必要があり、物質の
引き潮と上げ潮を支配する「星幽面」である。
--- ここまで ---

「悪魔」に対する「Prince of the Powers of Air/空気の力たちの王子」という記述は、
正確には「the prince of the power of the air/空中の権威を持つ支配者」(『新約聖書:
エペソ人への手紙』2:2、新改訳)となっていますが、これは「悪魔」が、「天界」より
下、すなわち空中から下にある「下界」全てを、あまねく支配していて、誰もその支配と
束縛から逃れることはできないことを表しています。

そして、「15:悪魔」は、「生命の木」の「イェツィラー界(形成的段階)」という、
上位の精神的・自我的な「星幽面」の存在であって、下位の物質的・肉体的な「アッシャー
界(物質的段階)」を完全に支配しているというわけですよね。

つまり、「15:悪魔」は、アンダーグラウンドの世界に住まうクリーチャーの如くに
忌み嫌われたり討伐されるようなものではなく、この地上界の存在全てを支配下に置く、
いわゆる「全知全能の神」そのものであって、そういう意味でも、この「15:悪魔」とは、
我々が「現世利益の神」として最も崇拝するシロモノであると言えるわけですよね。

まあ、それゆえに、正統派の「○○○○教」からは、「悪魔」呼ばわりされる存在ではある
わけですが、我々からは、そのような「現世利益」を排斥する姿勢こそが「悪魔じみた行為」
にも見えてしまうわけなのでした。
0149名無しさん@占い修業中
垢版 |
2018/09/21(金) 07:12:25.24ID:DOFywUB1
実はまたまた公私にわたり多忙となってきましたので、
数ヶ月程度、翻訳カキコをお休みしようと思います。
それでも、雑談に応じるぐらいの時間は取れると思いますので、
何か言いたいことがあれば、カキコしてもらえると嬉しいです。
0151名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/01/01(火) 07:00:41.70ID:lPqNG8fo
新年早々の保守カキコでございます。
今のところ、2月から復帰の予定ですので、
いましばらく、お待ちください。m(. .)m
0152名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/03(日) 07:50:01.88ID:Zn/m8oZF
多忙ゆえ、まだ復帰できそうにありません。 (. .)
3月末までには、復帰したいです。(願望)
0153名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/19(火) 06:19:19.92ID:dICEJ7+p
やっと仕事が一段落しました。 (^^)/
が、脳ミソが翻訳モードに戻るまで、若干のリハビリ期間が必要なようです。
というわけで、いましばらくお待ちください。 (^o^;;
0155名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/20(水) 19:43:14.62ID:PjX2v5Ku
>>154
カキコありがとうございます。 (^^)/

とりあえず、自分で書いた文章を、つらつらと読み返してみましたが、
見事に厨房まる出しの、恥ずかしい内容ですよね〜。 (^^;;
まあ、乳房丸出しでないと、こんなリアル魔術系の解説文なんて
書けないないということでもあるわけですが、実のところ、
そういうイカレた、いやいやトランス状態に、自分自身を遷移させて
いかないと、それらしい文章が出て来ないということでもあるわけですよ。

そういうトランスという点では、これは占いにも通じることなのですが、
そういう遷移状態に自分を追い込むということを理解できる人というのも、
近頃は、かなり少なくなってきているのではないかと思うのでした。

ということで、明日から本格的に復帰していきたいと思います。 (^^)
0156名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/21(木) 06:31:54.02ID:Sqe8pu+t
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
This Path confers the ability to bring right-side-up the Devil's Pentagram and
to lift his torch upward.
この「小径」は、「悪魔の五芒星」を正しい方向に向け、そして彼のたいまつを上に持ち
上げる能力を授与する。
--- ここまで ---

この「15:悪魔」は、その恐ろしい見た目、つまり我々を地獄に堕とすような邪悪な存在
とは違って、どちらかというと、我を天に導いてくれるような存在であるということです。

まあ、実のところ、そういう存在であることは、概念としては理解できるとしても、
実際に、こういう外見をした「悪魔」に出会えば、ほとんどの人間は、それが「我々を
天に導く者」とは認識できませんよね。
だからこそ、「天界の秘密」は、我々のような「見る目の無い下層の人間」には明かされ
ないということであり、間違って「秘密の扉」を開けることもないということです。
要は、この「15:悪魔」こそが、「禁忌」すなわち「天界のセキュリティ」となっていて、
君子危うきに近寄らず、ということで、秘密が守られているわけなんですよね。

まあ、たまに「君子」ではないイカれた人間が、秘密の扉を開けてしまうこともあったの
かもしれませんが、その他の誰もが、道徳的な問題で、その重要性には気づかないという
ことで、秘密は守られるということなのでしょう。
要は、「悪魔」とは上下具有の存在、すなわち「上の如く、下も然り」そして「下の如く、
上も然り」という能力を持つ存在なのですが、その鍵(キーワード)の謎を解き、その能力を
得た人間というのは、この下界においては、どう見てもアレなわけです。
かくして、「悪魔の秘密」は守られるわけであり、そして我々人類は永遠に、そこにはたどり
着けないということになるわけなのでした。

でもまあ、量子論的に(つまり瞬間的に)ではありますが、我々にも「悪魔」の能力が
出現することもあるかもしれませんので、そういう時に備えて、「悪魔」についての
認識を深めておくことも必要ではないかとも思うのでした。
0157名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/22(金) 06:42:19.26ID:yP0wb6jO
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
In practical terms, this means the ability to reverse the currents of Astral Light.
実用的な用語においては、これは、「星幽光」の流れたちを逆転する能力を意味している。

Intellect and disciplined meditation are the means by which this may be accomplished,
and by which the Philosophers Stone and Elixir of Life may be produced.
知性と訓練された瞑想は、これが達成されて、そして「賢者の石」と「不老不死の薬」が
製造できるかもしれない手段である。
--- ここまで ---

「15:悪魔」の持つ秘められた能力は「リバース」であり、そして「15:悪魔」の「物質化」
の能力を併せて悪用、いやいや人類の平和のために活用すると、神々の持つ能力、つまり
「大自然の偶然の賜物」に頼らずとも、色々と不思議なものを産み出すことが出来ます。
そして、時空間を逆転して前回とは異なる時空間へ遷移するとか、物質をエネルギーに
一旦戻して前回とは異なる物質へ遷移するとか、そして「今までのことを無かったことに
出来る」とかいう、とてもありがたい能力もあったりするわけです。

なお、現代においては、「知性と訓練された瞑想」というのは、「科学の進歩」そのもの
であって、我々は先人の知恵と能力の賜物である「現代科学技術」に、どっぷりと浸かった
優雅な生活を送っているというわけですよね。

ということで、我々のような現代における一般人の生活は、実はこの「15:悪魔」の能力に
頼っているという面は否めないわけですし、そういう意味では、先達の偉大な科学者達は、
悪い意味ではなく、「悪魔に魂を売った人々」と言い換えることも出来るわけです。

でもまあ、ほとんどの人間は、この「15:悪魔」に買われるような価値のある魂などは
持ち合わせておりませんので、この点においては心配する必要というか、気にする必要は
全くありませんが、「15:悪魔」ではない、いわゆる「下界の悪魔」に買いたたかれる
心配は常にありますので、そこは注意しておく必要はあるかと思います。
0158名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/23(土) 06:28:56.13ID:SHnRHCM/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The process begins with the intellect of Hod, and leads into the intuition of Tiphareth.
過程は、「ホド」の知性で始まり、「ティファレト」の直観へと導く。

This is the meaning of the text of the Thirty-Two Paths of Wisdom, which describes
Ayin as the Renewing Intelligence.
これが、「アイン」を「更新する知性」と評する「知恵の32の小径たち」の聖句の意味である。

We understand that it is only through the forces of the Devil, and our right
understanding of them, that we may come directly to the Light of God the Son.
我々は、「悪魔」の力たちと、それらの我々の正しい理解を通じてのみ、我々は
「神の息子の光」に直接到達できるかもしれないことを、理解する。
--- ここまで ---

「15:悪魔」の「小径」は、「ホド」から「ティファレト」へと直接導くものなのですが、
ここでなぜ、「ネツァク」の属性である「intuition/直観」が「ティファレト」の説明と
なっているのかは、いまいち疑問だったりします。
まあ、いずれにしても、「知性」や「直観」は、「高次の自我」である「ティファレト」
へと至るためには必要不可欠なスキルではありますので、それをどこかで補う必要はあると
いうことですよね。

つまり、「15:悪魔」すなわち「知性」単独では、改めて言うまでもなく、「ティファレト」
には到達できないということなのですが、この「15:悪魔」の「小径」では、そんなに簡単
ではありませんが、「知性」が優位の状態、つまり「15:悪魔」の導きにより、上位世界の
「ティファレト」に直接到達できる可能性が微粒子レベルで存在するということです。

そういう意味では、なかなかに誘惑的というか魅惑的なカードではあるわけで、厨二病に
かかったヲタク心をくすぐるブラック系アイテムとしては、かなり上位に来るものでは
ないかと思うのでした。
0159名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/24(日) 06:22:53.44ID:ocpVB0pw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
The scriptures state that even Christ, Himself, passed through the temptation of
the Devil.
聖書の聖句たちは、「キリスト」でさえも、「彼」自身で、「悪魔」の誘惑を通過した
ことを述べている。

In this the way is pointed out for us more clearly than fundamentalist Christians
could ever begin to suspect.
このように、この通り道は、原理主義者のキリスト教徒たちが、これまでずっと感づき
始めることができたことよりも、より明確に我々に示されている。
--- ここまで ---

つまり、人であるイエスは、救世主たるキリストとなるために、「15:悪魔」の「小径」を
通過しなければならなかった、つまり、上位へのステップアップのための「単なる試練/
選択科目」というよりも、「必修科目」という位置付けであると言いたいわけです。

「生命の木」において、最速で「ティファレト」に到達するには、「21:宇宙」と「14:節制」
の「小径」を選択すれば良いわけですし、「9:イェソド→6:ティファレト」の「14:節制」
の方が、「8:ホド→6:ティファレト」の「15:悪魔」よりも簡単なように見えます。
つまり、「小径」の順番が「15:悪魔」と「14:節制」が入れ替わっている方が、体系的に
素直な感じに見えます。

つまり、この「15:悪魔」が「14:節制」の前にあるということは、「14:節制」に至る前に
「15:悪魔」の試練を通過しておくこと、つまり「必修科目扱い」であることを表します。
わかりやすく言うと、真の上級者になるためには、誰もが一度は通る厨二病の黒歴史を
経験し、その甘い誘惑の試練を最終的には乗り越えて、さらなる上位者となる茨の道を
目指さなければならないということでもあるわけです。

そういう意味では、「15:悪魔」と「14:節制」という対比は、我々の魂の成長にとっては、
なかなかに含蓄のあるコンビネーションではないかと思うのでした。
0160名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/25(月) 06:14:17.29ID:xGXuo2eH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
Eliphas Levi called this Path "The first physical manifestation of the Divine Breath."
エリファス・レヴィは、この「小径」を「神の息吹の最初の物質的な現れ」と呼んだ。
--- ここまで ---

この文は、レヴィ氏の著作である『Histoire de la Magic/魔術の歴史』 (仏語,1860年)の、
邦訳版(鈴木啓司訳、人文書院)であれば、「第一之書 魔術の起源、第七章 聖なるカバラ」
の128ページにあります。
ちなみに、この文は、この時点では「15:悪魔」の「小径」の説明ではなくて「Astral Light
/星幽光」について記述したものとなっていますので、取り扱いには注意が必要です。

とはいえ、「15:悪魔」の「小径」が、「The first physical manifestation of the Divine
Breath/神の息吹の最初の物質的な現れ」であることは、おそらく間違いありません。
ただし、この「The first physical manifestation/最初の物質的な現れ」が指している
ものは、我々が目にするような、いわゆる「目に見える物質」が出現するような現象では
ないという点にも注意が必要です。
要するに、魔術師が何も無いところからコインを出したり鳩を出したりするようなものは、
「15:悪魔」の力ではないということですよね。

比喩的に言うと、これは「ケテル」のような一瞬のビックバンではなくて、継続的に地球に
降り注ぐ「ティファレト」の太陽からの恩寵のようなものであって、その重力エネルギーに
より、地球のような惑星を産み出す母星となり、そしてその降り注ぐ太陽エネルギーにより、
生命の息吹が産み出されるといった感じですかね。
ちなみに、我々の知る「太陽」は、完全に物質的な存在ですので、ほとんど「星幽光」は
出ておりませんので、あくまでも比喩であることを、あしからずご了承願います。

じゃあ、この「星幽光」って具体的に何なの?、という話になるのですが、残念ながら、
「暗黒物質」や「暗黒エネルギー」と同様に、我々の世界に充ち満ちているにもかかわらず、
その存在は具体的には掴めていない、幽霊のようなシロモノとしか言いようがありません。
0161名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/27(水) 06:35:03.44ID:szjpVDjh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 174) ---
And here we recall that "Saturn eats its children," meaning that while the creation
of the illusion of form is essential to manifestation on the earthly plane (and
is what manifestation actually means) the "dissolution of these forms is essential
to the Path of Return."
そして、ここで我々は、形の幻覚の創造が、地上面における顕在化にとって必要不可欠なもの
(そして顕在化が実際に意味しているもの)である一方で、「これらの形たちの解体が、
『帰りの小径』には必要不可欠である」ことを意味する、「サターンはその子供たちを
食べる」ことを思い出す。
--- ここまで ---

この「Saturn/サターン」は、悪魔を意味する「サタン」ではなく、土星の「サターン」
の語源となっている、ローマ神話の農耕神である「Saturnus/サートゥルヌス」であり、
これはギリシア神話の農耕神「Cronus/クロノス」の系統の神となります。
そして、農耕神の特徴として、誕生と成長、そして死して消滅に至る一連の生命サイクル
を司る者としての特徴を持っています。

「生命の木」の対称性を考えると、「15:悪魔」が「形の創造」で、「13:死」が「形の解体」
であるようにも見えますが、「13:死」は、ほぼ地上面を離れて「形の無い世界」での話と
なっていますので、地上面における(本当は幻覚である)「形」の創造と解体は、主として
「15:悪魔」が司る領域となっています。
そして、「13:死」は、より上位概念における「生と死と再生」を司ります。

つまり、物質界を生きる我々にとっては、この「15:悪魔」こそが「万能なる創造主」と
いう位置付けであって、その見た目に恐ろしい姿も、一般人である我々にとっては、
「恐怖と畏敬の対象」であるということなんですよね。
まあ、人間にとって都合の良い「見目麗しい頼れる神々」なんてものは、詐欺、いやいや
ファンタジーの創作活動で飯を食っている人間たちの「脳内産物」でしかありませんので、
真の「神」が「悪魔」の姿をしていることは、必然的なことではないかと思うのでした。
0162名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/28(木) 06:33:35.84ID:L9iG4mYk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
For the Alchemists, dissolution means analysis, which is precisely what we apply
when we intellectually separate the component energies of ourselves and our universe
into twenty-two Paths on the Tree of Life.
錬金術師たちにとって、「解体(溶解)」は「分析」を意味しており、それはまさに、
我々が、我々自身を構成している精力たちと、我々の宇宙を、「生命の木」の22の「小径」に
知的に分割する時に、我々が適用するものである。
--- ここまで ---

錬金術師の作業については、専門外ですので、よく分かっていませんが、現代においては、
鉱石などから純度の高い金属や物質を抽出する際には、一旦、溶解、つまり、水などの
溶媒に溶かしたり、熱などを加えて液状にする工程を必要とすることが多くあります。
さらに、場合によっては、さらに熱を加えて気体化することもあります。

いずれにしても、元の固体である「形」を無くして、それぞれの構成成分を抽出する
ための準備段階として、「溶解/気化」は、欠くことのできない作業です。
そして、「溶解/気化」したものを、改めて「分析」して、その成分を「分離」していく
ことで、より純度の高い「原料」としてリサイクルし、そして次の世代を産み出すための
「原材料」として活用していくという流れになります。

我々は、これを利用して、「我々自身を構成している精力たち」すなわち「精神世界」と、
「我々の宇宙」すなわち「物質世界」を、クロマトグラフとしての「生命の木」を知的に
活用することで、これらを分析して精製していくことが可能となっています。

と、言葉では何とでも書けるのですが、実際に、我々の自我を解体し、「ドロドロとした
溶解物」と化すことは容易ではありませんし、さらにその状態から、「生命の木」に流し
込んで自己分析するいう作業も、なかなかに困難の伴うものです。
それゆえ、自己を溶解するための「溶媒」、すなわち「薬物」に頼る人も出てきそうですが、
できれば、合法的な「アルコール」までに留めておきたいところですよね。(笑)
0163名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/03/30(土) 06:22:23.88ID:CeyunpbQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
First we must conceptually (as well as practically) separate out these component
parts, then we must reintegrate them through our understanding of their operation.
最初に我々は、これらの構成部分たちを(実際的と同様に)概念的に分離し、それから我々は、
それらの操作についての我々の理解を通じて、それらを「再統合」しなければならない。

To extend an analogy made earlier: it is only by focusing on each part of our body
system, considering each organ separately that we come to an understanding of how
the organs work together to maintain our physical being.
以前に行った類推を拡張するために:それは、我々の肉体の体系の各々の部分に焦点を合わせ、
各々の器官を個別に考慮することによってのみ、我々の物質的な存在を維持するために、
どのように器官たちが共同して働いているのかを、我々は理解するに至る。
--- ここまで ---

ここは、初心者にとっては、難しい精神世界の分析作業の話の前に、まずは物質的な世界の
分析作業の類推から、話をしていこうということですよね。

我々は、物理世界においては、複雑な組織や機構を理解しようとするには、全体を漠然と
見るのではなく、まずは、理解可能なレベルの「part/部分」まで分解していき、それらの
個別の働きをしっかりと理解しておいた上で、より上位の組み合わされた機構の働きを理解
していく、つまり「ボトムアップ」的に理解していくという、極めて王道的かつ常識的な
手法が、精神世界においても有効であるということです。

まあ、精神世界の業界においては、「考えるな、感じるんだ」的な包括的手法が用いられる
ことも多いのですが、それだと、個々の世界観という「脳内世界」に留まってしまうことが
多々ありますので、個人的用途にはともかく、汎用的な用途には使いづらいという問題が
あります。

そのため、ここでは、精神世界の分析手法として、より学術的で汎用的なツールである
「生命の木」と「ボトムアップ的手法」の組み合わせを、提案しているわけですよね。
0164名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/04(木) 06:50:57.89ID:xrqsAulQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The reintegration, in this sense, is our overall view of the interaction of the
organs.
再統合は、この意味においては、器官たちの相互作用の我々の全体的な見方である。

Having come to this overall view, we can then begin to actively apply the new
knowledge.
この全体的な見方に到達し終わることで、我々はその後、新しい知識を活動的に適用し
始めることができる。

This is a positive phase of using what we know.
これは、我々が知っていることを使うことの、実際的な面である。

It is the step which follows the dissolution and re-integration.
それは、解体と再統合に続いている段階である。
--- ここまで ---

このあたりの話は、通常の「ボトムアップ的手法」に準じて考えればいいと思います。

「森」を詳しく見るなら、まず森を構成要素に分解して個々に分析し、それらの要素毎に
それぞれの結びつきの関係を調べて、最後に全体的かつ組織的な動きを見ていく。
そうすれば、我々はもっと「森」のことを知ることが出来るし、それをもっと有効活用
していいくことも出来るということですよね。

とはいえ、これも実際には、人間にとっては「言うは易く、行うは難し」の典型例である
わけで、いくら地球環境全体の研究が進んでも、人類は温暖化による環境破壊から逃れ
られないという現実でもあるわけです。

まあ、そのあたりが、「15:悪魔」のカードに秘められた怖さというか、人類に対する
警鐘ということなんでしょうね。
0165名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/06(土) 06:54:06.71ID:X8aE62Sl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
But as we function within an earthly incarnation, everything must be related back
to our mundane condition.
しかし、我々は地上の肉体化の範囲内で機能しているので、全てのものは我々の現世の
状態に戻って関連させなければならない。

Each lesson must be grounded.
各々の学課は、接地されなければならない。

This is the psychological meaning of a process which has been described in symbolic
terms over the centuries.
これは、何世紀にもわたって象徴的な用語においてずっと述べられてきた過程の心理学的な
意味である。
--- ここまで ---

上位概念における理解は、そのままでは我々にとっては何の役にも立ちません。
なぜなら、我々は、上位世界の存在ではなく、物質界という下位世界の存在であり、
最終的には「上の如く、下も然り」の原理に従い、上位世界の概念を、下位世界の概念、
すなわち人間のアタマで理解可能なものに相変換させることが必要とされます。

とはいえ、とりとめのない意味不明な、いやいや膨大かつ崇高なる上位概念を、下位言語
に正確に翻訳することは、ほぼ不可能であり、地上への変換の際には、ほとんどのものを
捨て去る、つまり「水に流す」とか「大地へと帰す」という覚悟が必要とされます。
そして、残ったものが、地上における「沈殿物(物質ではない)」となり、我々に直接
恩恵もしくは害を与えるものとなるわけです。

ただし、うまく沈殿できなかったもの、もしくは接地できなかったものは「浮遊物(物質
ではない)」という形で脳内妄想領域に残ってしまうことも避けられないわけですが、
これは認知症におけるアミロイドのように、後々やっかいな存在となってくるわけです。
0166名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/08(月) 05:49:23.17ID:xrBGbTjK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Our psychology has given us words for relationships of energies which the ancients
could only symbolize.
我々の心理学は、我々に、古代人たちが象徴することしかできなかった精力たちの関係たち
のための言葉を与えた。

Words such as "sub-conscious" and "unconscious" have become such an integral part
of our vocabulary that they are taken for granted.
「潜在意識」や「無意識」などの言葉たちは、我々の語彙のとても不可欠な部分であるので、
それらは当たり前のものと思われるようになっている。

We are thus, more prepared than any other age to deal with the concepts of the
Mysteries, including what has been variously termed the Akashic Fluid, the Odic
Force or the Astral Light.
我々はこのように、「アカシック流体」、「オドの力」もしくは「星幽光」と様々に
呼ばれてきているものを含む、「神秘的教義」の概念たちを扱うことが、他のどのような
時代よりも、より多く準備されている。
--- ここまで ---

古代では「象徴的」でしかない言葉や絵でしか表現することが出来なかった、すなわち、
分かる人にしか分からない「神秘的教義」の内容が、現代においては、心理学の学術的用語、
すなわち共通用語を用いて表現することが、ある程度までは可能となってきています。
まあ、それと同時に、「神秘的」のベールが剥がされ、単なる「脳内妄想」とか「薬物作用」
に帰するものも多く出てきているわけですけどね。

まあ、それはともかく、「神秘的教義」を解き明かすツールとしては、現状では「心理学」
が最も適しているのは確かだと思うのですが、そもそも「心理学」は、現代科学の中では、
どちらかというと「神秘的教義」に近い存在、すなわち「まだよく分かっていない境界領域」
のものですので、「心理学」を勉強することで「神秘的教義」が全て理解できるというもの
でもないわけですよ。
0167名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/10(水) 06:51:44.87ID:Z7NGcsQP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
This force is manipulated, for whatever end one may choose, through an understanding
of THE DEVIL.
この力は、人が選択するかもしれないどのような目的のためであれ、「悪魔」の理解を
通じて操作される。

Here Levi (who used the term "Great Magical Agent") describes the process of
manipulation as, to dissolve, to consolidate, to quicken, to moderate. (*138)
ここで、(「偉大なる魔術の代行者」という用語を使った)レヴィは、操作の過程を、
「溶解すること、固めること、速めること、緩和すること」と述べる。(*138)
--- ここまで ---

ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
138. Levi uses the term "Great Magical Agent" interchangeably with the term "Astral
Light." Transcendental Magic, London, 1958, passim.
138. レヴィは、「星幽光」という用語と置き換え可能な「偉大なる魔術の代行者」という
用語を使う。『超越的魔術(邦訳名:高等魔術の教理と祭儀)』、ロンドン、1958年、諸所。
--- ここまで ---
とあります。

なお、「Great Magical Agent/偉大なる魔術の代行者」は、邦訳版(生田耕作訳『高等
魔術の教理と祭儀 祭儀篇』)では、「第四章 聖四文字」の92ページの冒頭にあり、
ここでは「魔術の大作因」と訳されています。
要は、「魔術」の作用の大元を司る「元締」もしくは「ラスボス」という感じですよね。

つまり、魔術や錬金術の分野において、「四大元素」を司るものは、「15:悪魔」である
ということであり、それゆえ魔術や錬金術の分野においては、「15:悪魔」、すなわち
「ティファレト」から「ホド」に至る「小径」を、真に理解し使いこなすことが必要不可欠
であるという結論へと至るわけですよ。
0168名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/11(木) 06:26:32.82ID:rtVlkC3Y
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
This is dissolution, re-integration, activity and grounding.
これは、解体、再統合、活動、および接地である。

The same qualities can be described as Fire, Water, Air and Earth.
同様の品質たちは、「火」、「水」、「空気」、および「地」と述べられることができる。
--- ここまで ---

魔術の操作は、「1:魔術師」のカードに描かれているように、我々の知る「四大元素」に
基づく操作が基本となります。
ここでの、「1:魔術師」と「15:悪魔」の違いは、抽象化レベルの違いということであり、
当然のことながら、「1:魔術師」の方が高い(つまり理解不能な)レベルにあります。

つまり、「15:悪魔」の「四大元素」の抽象化レベルは、我々にとってギリギリ理解可能
というか、実用可能というか、現世利益に繋がる可能性のある低レベルということであり、
それゆえ、我々は、これにチャレンジする意味があるということですよね。

まあ、裏を返せば、肉体を持つ我々が「1:魔術師」の超高レベルにチャレンジすることは、
まだロクに言葉も話せない幼児が大学受験にチャレンジするのと同じくらい「無意味」な
ことでもあるわけです。

ということで、我々のレベルで「魔術師」になろうとするド変態ども、いやいや崇高なる
精神で人類の繁栄に貢献しようとする者たちの師となる存在は、この「15:悪魔」である
ことは、ほぼ間違いありません。

ちなみに、ほとんどの人間は、「1:魔術師」が師であると思っているかもしれませんが、
地上において、「魔術師」を自称する者は、100%完全に間違い無く「詐欺師」です。
そういうことは、少し考えればわかることだと思うのですが、真に「魔術師」を志す者は、
「1:魔術師」ではなく「15:悪魔」を師と仰がなければならないということですよね。
0169名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/12(金) 06:23:37.59ID:8rHykvpu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The requisite interaction of the Four "Elements" is also suggested in the Golden
Dawn and Waite cards: The inverted Torch is Fire, the Eagle's claws are Water,
the wings are Air, and the grotesque body of the Devil is earth.
四大「元素」の必須の相互作用は、また、「ゴールデン・ドーン」および「ウェイト」の
カードたちの中に示唆される。:上下逆にされた「たいまつ」は「火」、「ワシ」の鈎爪は
「水」、翼たちは「空気」であり、「悪魔」の怪奇な身体は「地」である。
--- ここまで ---

魔術を司る「15:悪魔」のカードには、「1:魔術師」に描かれているのとは少し異なる形、
つまり魔術ヲタク向けに、いやいや一般の人々にはこれが「魔術」であるとは容易には
気づかれないような形で、魔術の「四大元素」が象徴的に描かれています。

要するに、ゴールデン・ドーンでは、この「15:悪魔」のカードの悪用や誤用を防ぐと
いうか、外部の人間には知られたくないというか、あくまでも・・・まあ「あくま」でも
ヲタク趣味の身内の範囲内で、この「15:悪魔」のカードで色々とイケナい妄想を膨らませ
つつ、遊んでいたいということなんですよね。

つまりは、世俗世界と上位世界を繋ぐ色々なネタを満載にしているゆえに、この奇怪な
デザインに繋がっているというわけです。

そういう意味では、とても興味深いデザインのカードであることは間違いないわけですが、
当然のことながら、我々も、どちらかというと、そういうイケナい方向に思考がシフトして
しまいがちで、本質的なものを見逃してしまう恐れが大いにあります。
つまり、彼らが仕組んだ「15:悪魔」のトラップに、未熟な我々が陥る可能性が大いにある
わけですので、その点だけは、くれぐれも注意してくださいね。
0170名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/13(土) 07:15:15.98ID:MWpOXuS8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
One interesting, though even less obvious symbolism is in the Devil's being
represented with the ears of an ass, a mythological reference pointing toward
a sexual interpretation of the card.
1つ興味深いことは、さらに明確な象徴主義ではないが、ロバの耳と共に象徴化されている
「悪魔」の存在の中に、カードの性的な解釈についての神話の参照がある。

Priapus was the Roman God of the phallus, to whom the ass was traditionally
sacrificed. (*139)
「プリアーポス」は、男根の「ローマ神」であり、彼にはロバが伝統的に捧げられた。(*139)

(Readers will note that it is virtually impossible to make this statement without
seeming to intend a bad pun).
(読者は、悪い駄洒落を意図しているように見ることなく、これを述べることは、事実上
不可能であることに気づくだろう)。
--- ここまで ---

ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
139. Oxford Classical Dictionary, 876.
139. 『オックスフォード古典辞典』、876ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ゴールデン・ドーン系の「15:悪魔」像のデザインは、基本部分はレヴィ氏の「メンデスの
バフォメット」すなわち、雄山羊の身体をベースにして、犬と牡牛とロバを合成した頭部を
持つ神像となっています。
ちなみに、「bad pun/悪い駄洒落」というのは、もはや改めて言うまでもないことですが、
「男根」に捧げられる「ass/ロバ、もしくは尻の穴」という、アッー!な関係のことを述べて
いるわけですよね。
0171名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/13(土) 07:16:57.10ID:MWpOXuS8
>>170
誤記訂正どすorz

> ちなみに、(*138)はNOTES/注記の項で、

ちなみに、(*139)はNOTES/注記の項で、
0172名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/14(日) 06:51:26.24ID:E5jUMiAy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
The symbolism of the Golden Dawn and Waite cards is essentially the same, with
one exception.
ゴールデン・ドーン版とウェイト版のカードたちの象徴主義は、1つの例外を除いて、
本質的に同じである。
--- ここまで ---

前に述べたように、ゴールデン・ドーン系の「15:悪魔」は、レヴィ氏の『高等魔術の教理と
祭儀』のネタを基本にしており、その悪魔像のデザインも、「メンデスのバフォメット」を
ベースとしてアレンジしたものになっています。
ネタの流れ的には、レヴィ氏の元ネタ→ゴールデン・ドーン版の大胆な改変→ウェイト版の
振り戻し→トート版の独善的解釈追加、となるわけですが、それぞれの思惑もあって微妙に
アレンジが異なっているのも、面白いところです。

とはいえ、彼らに共通しているのは、従来のタロット占いの「15:悪魔」の持つ意味とは、
全く異なっている、というか、そういう従来の意味を「表面的なもの」として併せ持ち
ながらも、この「悪魔」の実体が、大いなる「存在」であることを示唆していることです。

何でそうなっているのかというと、基本的には、レヴィ氏やゴールデン・ドーンのような
「魔術ヲタク」たちにとって、魔術活動というものは、「キリスト教社会」という世俗に
まみれた社会体制に対する反逆的な思想活動(つまり悪魔こそが真の善である)であり、
それは現代科学にも通じるような、どちらかというと革新的かつ進歩的な活動であったと
いうことですよね。
とはいえ、魔術というものには、「オトナ社会」に反抗する「厨二病」的な面もあることは
否定できませんが、「反抗期」や「厨二病」の発症は、人間および人類の成長に繋がる
ことでもありますので、ここは生暖かく見守る必要があるということです。

まあ、何が言いたいかというと、そういう「黒歴史」というものこそが、我々を真に進歩
させる原動力となるわけであって、そしてそういう闇墜ちした中でこそ、この「15:悪魔」
の真の理解が進んでいくということなのですよ。 ←かなりイタい主張 (^^;
0173名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/15(月) 06:24:18.98ID:nfHKLmae
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
In the Golden Dawn card the Devil holds a single horn in his right hand.
ゴールデン・ドーン版カードにおいては、「悪魔」は、彼の右手に単一の角笛を持つ。

This is intended to be the horn of a Ram, the beast or Aries, the Path of THE
EMPEROR ruled by Mars.
これは、獣、もしくは「火星」により支配される「皇帝」の「小径」である「白羊宮」
でもある、「雄羊」の角笛であることを意図している。

In this, Mathers pointed to the most profound meaning of the card, for this is also
the Jewish Shofah, the ram's horn which sounds the call to prayer at Yom Kippur.
これにより、マサース氏は、カードの最も深遠な意味を指摘した。というのは、これはまた、
ユダヤ人の「ショファー」、「贖罪の日」に礼拝の呼びかけに鳴らす雄羊の角笛でもある
からである。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の特徴は、悪魔像の右手が持つ「雄羊の角笛(Ram's horn)」です。
これは、『旧約聖書:レビ記』23:24で述べられているように、「ローシュ・ハッシャー
ナー(ユダヤ暦7月1日の新年祭)」の日に吹くラッパであり、「ヨム・キプル(ユダヤ暦
7月10日の贖罪日)」まで、聖なる集会の招集の時に「ショファー/雄羊の角笛」が吹かれ
るそうです。
時期的には、初秋の頃ですので、収穫祭のような位置付けですかね。
要は、「雄羊の角笛」は、「聖なる呼びかけ」のためのツールということであり、我々を
俗世のしがらみから、生きたまま、あの世へと一時的に導く存在ということですよね。

なお、ゴールデン・ドーン版には、このようにユダヤ教に関するネタが、割と多く取り入れ
られていますので、絵柄を直観的に読んで理解することは、なかなかに困難というか、
ほぼ不可能ではないかと思います。
そういう意味でも、この本のように、きちんと象徴体系を解説してくれる文献というのは、
なかなかに貴重な存在であり、「教科書」にふさわしいものだと思うのでした。
0174名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/15(月) 10:40:09.90ID:fcmgePwe
ここの投稿もいい加減やめればいいのに。

独善的なデタラメな解釈と内容でしかない。
0175名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 05:59:32.27ID:epmtWQyA
>>174
あ、いつものオナニーの人ですね。 (^_^)/

まあ、あなたたちの教科書の「独善的なデタラメな解釈と内容」から見れば、
ここのカキコが「独善的なデタラメな解釈と内容」にしか見えないのは
当然のことですので、特に異論はございませんが。

そういえば、この本の翻訳は、いつになったら出版できるんでしょうねぇ。
やっぱり、忖度されちゃったんでしょうかねぇ。
0176名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 06:01:52.67ID:epmtWQyA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Thus does the Devil hold up the very means of release from bondage.
従って、「悪魔」は、束縛状態からの解放の、まさしくその方法を掲げているのである。

In him is both that which enslaves and that which confers freedom.
彼の中には、奴隷にするものと、自由を授与するものとの両方がある。
--- ここまで ---

ほとんどの人は、「15:悪魔」は「束縛する者」という認識だと思いますし、実際のところ、
ほとんどの人にとっては、その程度の認識でも充分なわけです。
そういう意味では、一般人にとっての「15:悪魔」の存在は、「豚に真珠」とか「猫に小判」
のようなもので、何の価値も見いだせない、もしくは忌み嫌われる存在であるわけです。

でも、このカードの真の意味を知るならば、この「15:悪魔」は、我々の世界を支配する
「神」そのものということであり、それを通じて、我々からは見えない裏側の世界を知る
ことで、我々は「(肉体の一部である)目に見える世界」から、「目には見えない世界」
へと解脱することが可能になるというわけです。
要するに、我々は、見たり聞いたり触ったりという「肉体的な器官」の古典的な感覚や
直観に囚われることなく、「非肉体的」な思考により、より上位の世界へと進むことが
出来るようになることを、ここで示しているわけです。

とはいえ、自分が「悪魔による奴隷状態」にあることは、ほとんどの人は自覚が無いか、
自覚はあっても誤解しやすい概念ですので、そういう意味では、非常に理解しづらいカード
でもあるわけです。
一番やっかいなのは、まさしく「悪魔による奴隷状態」にある人間が、他人を「オマエは
悪魔に取り憑かれている」といって、宗教的な詐欺行為を働くことことなのですが、
そういうのは、ここでいう「神」である「15:悪魔」とは無縁のものですので、「悪魔」と
いう用語を混用してほしくはないのですが、まあ、なかなか難しいでしょうね。

とりあえず、「15:悪魔」は、色々と誤解されやすいので注意しましょう、ということです。
0177名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 21:16:17.28ID:cKrw1nl5
>>175
あなたが独善的な狂ったことを書いているといっている。カードの解釈にカバラは必要ない
し、狂った狂信的な宗教やカルトのように解釈することは間違ってる。
タロットカードは遊びの道具として作られたものであって、トランプと呼ぶカードに
新たに二十数枚が追加されたもの。
例えその遊び方が「占い」というものであっても、カードは誰でもその答えを出す。
全く特別な遊び方ではない。その遊びを狂信的なカルトや魔術のように説明すること自体
が大きな過ちだ。
0178名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/16(火) 21:53:04.24ID:cKrw1nl5
ずいぶんとカン違いしている人のようだし偉そうなのでカルトコミュニティーに何か
"友愛"された人なのかもしれないが、老婆心で説明すれば、悪魔というカードは「中二病」
の必須アイテムではないし、
それにThe Magicianを魔術師として翻訳したり解釈するのは間違ってる。根本的に
間違ってる。The Magicianとは日本語では「手品師」のことであり「大道芸人」
または「芸人」のことだ。マルセイユ版やウエイト版でもそのような絵だ。
タロットカードの世界ではゴールデントーンとかクロウリーは独自解釈系の異端者だし
カバラですらユダヤ教の世界では独自解釈系でまともな教えではない。
カードのデザインはキリスト教文化圏の世界で製作されたものなのでユダヤ教などが入り
込む余地はない。根本的に間違ってる。
0179名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 06:57:00.84ID:ySPxI8Yc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 175) ---
Moreover, we are led to understand that what is symbolized by the Path of THE EMPEROR
is the pure energy (recalling Aries to be the first Sign of the Zodiac, and initiator
of Spring) which causes the fall of THE TOWER, and the testing of JUDGMENT.
さらに、我々は、「皇帝」の「小径」により象徴されるものが、「塔」の墜落と、「審判」
の試験を引き起こす(「黄道十二宮」の最初の「宮」であり、「春」の発動者である「白羊宮」
を想起する)純粋な精力であることを理解することに導かれる。
--- ここまで ---

「雄羊」の角笛が、「白羊宮」を連想させ、その繋がりで
・「4:皇帝」:「白羊宮」=「火星」
・「16:塔」:「火星」
・「20:審判」:「火」
へと飛び火しているわけですが、「15:悪魔」自体は「磨羯宮(やぎ座)」すなわち「地」
ですので、「15:悪魔」は「火」の仲介者的な存在ということになっています。

すなわち、天からの「火」を、右手の「雄羊」の角笛で受けて、左手のたいまつにより、
地へと流し出すという構図ですよね。
そして、「15:悪魔」の体を通じて流れ出すものは、「白羊宮」、「火星」、そして「火」
に象徴される「the pure energy/純粋な精力」であるということです。

ちなみに、「15:悪魔」のデザインは、「悪魔」像が、囚われの身であり、まだ角を生やした
ままの獣性を持つ原始の人類に、文明進化の象徴である「火」を授けるような構図となって
いるのも、また面白いところです。
そして、この「火」が、単なる「火」ではないことに気づくことが出来れば、我々はさらなる
進化を遂げることが可能であるということなんですよね。

というように、色々と妄想が膨らむカードではありますが、残念ながら、その進化、いや
真価に気づく人は、ほとんどいないというのが、現状だと思うのでした。
0180名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 06:57:49.21ID:ySPxI8Yc
>>177
あら、オナニーの人ではなくて、無知蒙昧な人でしたか。
勘違いしてしまい、大変失礼しました。

> あなたが独善的な狂ったことを書いているといっている。

そう言われても、ワタシは単に、本を翻訳して解説している、つまり受け売りしている
だけですので、そういう苦情は、著者のロバート・ウォン氏に言って頂けますでしょうか。

あと、再度聞きますが、あなたの使っているタロットカードの銘柄は、何でしょうか?
0181名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 07:02:46.86ID:ySPxI8Yc
>>178

> ずいぶんとカン違いしている人のようだし偉そうなのでカルトコミュニティーに
> 何か"友愛"された人なのかもしれないが、

「カルトコミュニティー」って、ずいぶんとアレな言い方をされておりますが・・・
残念ながら、ワタシ自身は無宗教派ですし、そういう占い系や魔術系のコミュニティに
参加したこともございません。
しいていえば、昔、占いの店をやっていたということがあるので、おそらく一部の人には、
ワタシの正体がバレているかとは思いますが・・・

> それにThe Magicianを魔術師として翻訳したり解釈するのは間違ってる。根本的に
> 間違ってる。The Magicianとは日本語では「手品師」のことであり「大道芸人」
> または「芸人」のことだ。マルセイユ版やウエイト版でもそのような絵だ。

マルセイユ版はともかく、ウェイト版は「魔術師」の翻訳や解釈で間違いないですよ。
ウェイト版タロットの作者であるウェイト氏の解説本『The Pictorial Key to the Tarot』
を読んだことのある人であれば、当然知っているはずのことです。
つまり、根本的に間違っているのは、あなたの方ですよ。

> タロットカードの世界ではゴールデントーンとかクロウリーは独自解釈系の異端者だし

世界で一番売れているウェイト版は、ゴールデン・ドーン系なんですけどね。
いくらなんでも、無知すぎるんとちゃいますか。

> カードのデザインはキリスト教文化圏の世界で製作されたものなのでユダヤ教などが
> 入り込む余地はない。根本的に間違ってる。

キリスト教には、『旧約聖書』の教え、すなわち「ユダヤ教」の教えも含まれるという
のは、ここであえて言うまでもないことだと思うんですけどね。

無知すぎるのにも程があると思うんですよね・・・。
0182名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 22:43:17.43ID:fWtHowxK
>>181
ロバート氏の解釈自体は知らないが、そのデタラメで間違っている解釈を貴方が翻訳する
ことは一般に誤解を招く事だからやめた方がよいと書いている。
繰り返すがタロットカードの訳もThe Magicianを「魔術師」として訳すのは問題がある。
これは明らかに奇術師、手品師、広い意味では大道芸人と訳すべきものだ。図柄を見れば明らかだ。

キリスト教の教えの中にユダヤ教の経典が含まれるのは当然だが、こちらが書いている
のは「カバラ」と呼ぶものは正統なユダヤ教の教えではないということだが。
そのような「カバラ」に依存した解釈は誤解を招くからやめるべきだ。

ゲームから派生したタロットを魔術やカルト精神世界で説明することは間違いだし
悪影響しかないのでやめるべきだと書いてる。
タロットを説明する上でクロウリーが登場する必然性はないし、魔術が登場する理由はない。
このカードはトランプと呼ぶカードも一部含むので純粋な遊びの道具として理解するべきものだ。
カードゲームのタロットと魔術は全く異なる世界なので混同するのはよくない。

そもそも世界の宗教宗派は魔術的なものは禁止することを説いている。悪質な行為である
からだが、そのような行為は占いとは直接に関係しないし、魔術的なものはやめるべきものだ。
「カバラ」を持ち出した所で「魔術的なもの」は罪であり宗派的に禁止事項である事に変わりはない。
店を経営していた人が無責任なことを教えるのはどうかと思う。
0183名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/17(水) 23:05:09.94ID:fWtHowxK
あなたはその道の世界の人だから警告するが、世界の宗教が魔術を禁止するのは、
見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱すことと、それによって争いが発生する為だ。

具体例として示すと、中国では法輪功という気功集団が激しく弾圧されたが、そのように
政府が過激な取り締まりを行う背景には、この集団が健康法の普及という世界から次第に政治に
深く関与したことと、気功というある種のオカルトを政治的に利用(悪用)したからこそ、
ここまで中国政府と対立し過剰な弾圧に繋がっているといえる。
これは宗教的な呪いや祈祷、または超能力といって奇妙な行為を執り行う日本国内の悪質な
新興宗教テロ団体についても同様にいえることだ。

あなたがオカルトや魔術を推進する立場なら同様の危険がついてまわるだろう。
地獄に落ちるという表現そのままの際限のない争いを招く事になるからやめるべきものだ。
必ずその罪は生じる。
カードゲームの解釈でオカルトや魔術に偏った誤解を招くような解説はするべきではない。
0184名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:42:25.68ID:etN78TOm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
All bear a relationship to Binah, which is a fiery red in Atziluth.
全ては、「アツィルト界」における火のような赤である、「ビナー」に関係を持つ。
--- ここまで ---

ここは、いまいち良くわかってないのですが、まず、「ビナー」の「アツィルト界」での
色は「Crimson/深紅」であり、ここで言う「fiery red/火のような赤」、すなわち、
非常に活動的でエネルギーに満ちた様相を表しています。
その活動的なエネルギーが、「生命の木」を下り、「15:悪魔」の「小径」へと流入し、
そして「たいまつの火」に象徴される形で、下界に「春」をもたらす原動力となって
降り注いでいるということですかね。

ちなみに、「15:悪魔」に配属される「磨羯宮(やぎ座)」の起点には「冬至」があり、
この時点から太陽が復活してくるという、とても大事な日でもあります。
つまり、この「磨羯宮」から、物事がプラスに転向するということであり、それを祝って
クリスマスや新年を迎えるということでもあります。
まあ、「15:悪魔」は、見た目とは違って、色々とおめでたいカードであるわけで、その
ポジティブな原動力となっているのが、ここで言う「深紅」の「ビナー」がもたらす、
純粋な「火」のエネルギーという意味なのかもしれません。
0185名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:45:55.53ID:etN78TOm
>>182
完全に逝っちまった人なんですかねぇ。
まあ、この世界は、こんな人ばっかりですので、通常運転ですが・・・。

> ロバート氏の解釈自体は知らないが、そのデタラメで間違っている解釈を貴方が翻訳する
> ことは一般に誤解を招く事だからやめた方がよいと書いている。

知らないのに間違っていると断定するって、どうなんですかね。

> 繰り返すがタロットカードの訳もThe Magicianを「魔術師」として訳すのは問題がある。
> これは明らかに奇術師、手品師、広い意味では大道芸人と訳すべきものだ。図柄を見れば明らかだ。

だから、どの銘柄のタロットですか?、と質問しているのですが・・・。

> こちらが書いているのは「カバラ」と呼ぶものは正統なユダヤ教の教えではないということだが。
> そのような「カバラ」に依存した解釈は誤解を招くからやめるべきだ。

いやいや、ここで論じている「ゴールデン・ドーンのタロット」は、「カバラ」に全面依存して
制作されたカードですので、「カバラ」に依存した解釈になるのは当然のことでしょ。

以下、あなたの文章の一部の改変です。
------------------------------------------------------------
ゲームから派生したタロットを占術やカルト精神世界で説明することは間違いだし
悪影響しかないのでやめるべきだと書いてる。
タロットを説明する上で、占術が登場する理由はない。
このカードはトランプと呼ぶカードも一部含むので純粋な遊びの道具として理解するべきものだ。
カードゲームのタロットと占術は全く異なる世界なので混同するのはよくない。
そもそも世界の宗教宗派は占術的なものは禁止することを説いている。悪質な行為である
からだが、占術的なものはやめるべきものだ。
「占術的なもの」は罪であり宗派的に禁止事項である事に変わりはない。
------------------------------------------------------------
つまり、占術は良いが、魔術は悪い、という理由にはなっていないのですよ。
0186名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/18(木) 06:49:45.80ID:etN78TOm
>>183
> あなたはその道の世界の人だから警告するが、世界の宗教が魔術を禁止するのは、
> 見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱すことと、それによって争いが発生する為だ。

魔術が原因となった争いは、「クロウリー氏の乱」ぐらいしか知りませんが、
宗教により見えない嫌がらせのようなものが社会的秩序を乱したことが原因となった
戦争なら、腐るほど知ってますよ。

> 具体例として示すと、中国では法輪功という気功集団が激しく弾圧されたが、そのように
> 政府が過激な取り締まりを行う背景には、この集団が健康法の普及という世界から次第に政治に
> 深く関与したことと、気功というある種のオカルトを政治的に利用(悪用)したからこそ、
> ここまで中国政府と対立し過剰な弾圧に繋がっているといえる。

中国政府による「反政府勢力との決めつけによる、不当な弾圧と人権蹂躙」を正当化しますか。
まあ、そっち系の人には、よくあることですけどね。

> これは宗教的な呪いや祈祷、または超能力といって奇妙な行為を執り行う日本国内の悪質な
> 新興宗教テロ団体についても同様にいえることだ。

ワタシは、新興宗教テロ団体ではありませんし、ごく普通の会社員なんですけどね。

> あなたがオカルトや魔術を推進する立場なら同様の危険がついてまわるだろう。
> 地獄に落ちるという表現そのままの際限のない争いを招く事になるからやめるべきものだ。
> 必ずその罪は生じる。

新興宗教テロ団体って、「地獄に落ちる」とか「必ずその罪は生じる」というような、
脅迫めいた表現を、よくしますよね。

> カードゲームの解釈でオカルトや魔術に偏った誤解を招くような解説はするべきではない。

では、あなたは、どういう解釈をするべきだと、お考えなのでしょうか。
まさかとは思いますが、カードゲームとしてのみ使っているのでしょうか。
0187名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/19(金) 06:08:35.09ID:GdockifJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Crowley's card is far more complex than the others and is, again, explicitly sexual.
クロウリー氏のカードは、他のものたちより、さらにずっと複雑で、そしてさらに、明らかに
性的である。

He describes the Key as representing "creative energy in its most material form,
" and as "Pan Pangenetor, the All-Begetter."
彼は、「鍵(大アルカナ)」を、「その最も物質的な形をとる創造的な精力」、および
「パーン・万物の創造主、全ての男親」を象徴するものとして述べる。

His goat is Pan standing on the highest mountain-top on earth, against "a background
of the exquisitely tenuous, complex, and fantastic forms of madness." (*140)
彼の山羊は、「絶妙に希薄で、複雑で、そして幻想的な、狂気の形態の背景」を背にして、
地上で最も高い山の頂上に立つ「パーン神」である。(*140)
--- ここまで ---

ちなみに、(*140)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
140. Crowley, Book of Thoth, 105.
140. クロウリー著、『トートの書』、105ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「Pan/パーン神」は、ギリシア神話に出てくる牧羊の神で、「15:悪魔」に配属される
「磨羯宮/やぎ座」のモチーフにもなっています。
クロウリー氏は、独自性を出すために、レヴィ氏の「メンデスの山羊/バフォメット」では
なく、この「パーン神」を選択したということですが、この「パーン神」には、「男性的な
セックス・シンボル」という一面もあり、結果的に、カードに、より性的な意味を秘めると
いう、一石二鳥の成果を得ることにも成功しているわけですよね。
0188名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/20(土) 07:05:36.77ID:K8U6pJSc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Between the legs of the goat is the wand of the Chief Adept.
山羊の足の間には、「首領達人」の棒がある。

It takes little observation to realize that what Crowley has represented in his
card is a penis with two testicles, appropriate in that he considered this card
to mean the most male of all male energies.
クロウリー氏が彼のカードの中で表現し続けているものが、彼が、このカードを、すべての
男性的な精力たちの中で最も多い雄性を意味すると考えたという点でふさわしいものである、
2つの睾丸を持つ男根であることを理解することは、ほんの少しの観察で足りる。
--- ここまで ---

トート版は、そのエロい表現により有名であることは言うまでもないのですが、その絵を
単なるエロ表現として見ている間は、まだまだ修行が足りないということですよね。
つまり、「首領達人」の棒がちんちんであることは自明ですが、両脇にある二つの円形は、
タマタマであって、決してパイズリをしている構図では無いということです。

それはともかくてして、この「15:悪魔」は、いわゆる悪魔にあらず、我々から見れば
「地上世界の創造主」もしくは「地上を繁栄させる精力の源」、つまり「万物の父」で
あることが、ここでも示されているわけです。
そして、「ティファレト」の「精力」、つまり地上における物質の源とエネルギー源で
ある「子種」が、「15:悪魔」を通じて、下位にある「雌性」のカードたちの畑に向けて
振り撒かれ、そして地上で大きく育った「収穫物」を、「13:死」を通じて効率良く回収
するというエコな循環ルートが、ここに構築されているいう感じですよね。

ただ、そのイメージとしては、どうしても「生殖行為」つまり「エロいこと」に繋がる
わけですが、それを修正版「悪魔」像としての上級者向けの暗示ではなく、包み隠さず、
ちんちん&タマタマを描いたものが、このトート版「15:悪魔」であるということです。
そういう意味では、トート版の方が、よりわかりやすくなっていますが、それはそれで
誤解を招きやすい表現でもあるわけです。
0189名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/22(月) 06:29:10.42ID:uz8nCwnx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
He makes a further statement by having the tip of the male organ outside the card,
symbolically in the greater heavens, while the testicles contain the bound-up forms
of physical manifestation.
彼は、男性器官の先端を、象徴的に、より大きな天界の中である、カードの外側に置き、
その一方で、睾丸が物質的な顕在化の拘束された形状たちを包含することによる、さらなる
供述を行う。
--- ここまで ---

「male organ/男性器官」、要するに、おちんちんのことですが、トート版「15:悪魔」
には、「首領達人の棒」のおちんちんと、山羊の背後にある山のように見える「木の幹」の
おちんちんがあり、前景の「首領達人の棒」のおちんちんが、カード外の地下へと突き
挿さっている一方で、背景の「木の幹」のおちんちんは、カード外の天上に向かって突き
挿さっているという構図になっています。

そして、顕在化の子種を象徴するタマタマが、その間に在るという、まさしく「天地創造」
すなわち「我々の宇宙の誕生の神秘」を、このカードの中に表現しているということであり、
その意味では、この「三つ目の山羊」は、我々が住む物質的宇宙を創造した「創造主」を
象徴する存在となっています。

どうしても使っているネタがネタだけに、そっち方向に思考がバイアスしてしまいがちでは
ありますが、エロネタ満載の割には、なかなか奥深い意味と解釈を持つカードですので、
たまには肉体的なエロ目線ではなく、神秘奥義的なエロ目線で、このカードを見つめ直して
みるのも良いかと思います。
0190名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/23(火) 06:15:30.90ID:DxpbbiVm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Undoubtedly there are many who will be made uncomfortable by the recurrence of
pointedly sexual symbolism in the cards.
疑う余地なく、カードたちの中にある、あからさまに性的な象徴主義の再発により、嫌な
気持ちにされるであろう人が多くいる。

This symbolism has been understood by initiates of the Mysteries for centuries,
but it is only recently that our society has reached a stage of maturity where
such ideas may be discussed openly and in proper perspective.
この象徴主義は、何世紀もの間「神秘的教義」の秘伝伝授者たちにより理解され続けて
きたが、しかしそれは、つい最近になって、我々の社会が、そのような考え方が、公然と、
そして適切な見方において議論されることのできる、成熟の段階に達したところである、
ということである。
--- ここまで ---

とはいえ、肉体的なエロ目線も、神秘奥義的なエロ目線も、割と昔からあることであって、
今の方が昔よりも成熟した社会であるとも、一概には言えないのではないかと思っています。

現在でも、脊髄反射のヒステリックな「エロ目線禁止」主義者もいるわけですし、今でも、
オープンに議論できる場所というのは、ここのような匿名のネット社会ぐらいしか、あり
ませんしね。
そもそも、どごぞの大学の入学式の祝辞とかで、神秘奥義的なエロ目線のネタを話せば、
間違いなく炎上してしまうことでしょうしね。

いずれにしても、エロネタは両刃の剣であり、それに頼りすぎてしまうと、どうしても
下ネタ好きたちのオカズにされてしまい、結果的に「商業主義」に取り込まれてしまう
危険性もあるわけですので、ワタシとしては、どちらかというと、あまりオープン化を
強く主張しない方が良いのではないかと思うのでした。
つまり、トート版に対しては、色々な意味で、少々距離を置いているということであり、
基本はコールデン・ドーン版とウェイト版をメインに使っているのでした。
0191名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/24(水) 06:29:01.13ID:8xIMlXSI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
Certainly, any adult will agree that orgasm is the most powerful natural force to
affect the human body, yet it is merely an indicator of a power of God so overwhelming
that our minds cannot begin to conceive of it. (*141)
確かに、成人なら誰もが、性的絶頂感が、人体に影響する最も強力な自然の力であることに
合意するであろうが、それでも、それは単に、我々の知性がそれを考えることができない
ほどに圧倒的である、「神」の力を示すものである。(*141)
--- ここまで ---

ちなみに、(*141)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
141. A work of particular interest is The Sacred Fire: The Story of Sex in Religion
by B.Z. Goldberg, New York 1958.
141. 特に興味深い作品は、『聖なる火:宗教における性の物語』、B.Z.ゴルドベルク著、
ニューヨーク 1958年。
--- ここまで ---
とあります。

「orgasm/性的絶頂感」が、「生命の木」における「15:悪魔」に関わる「a power of God
/神の力」であるかどうかは、それなりに議論があるところであり、それは裏を返せば、
「我々の知性がそれを考えることができないほどに圧倒的である」、つまり知性では
説明できないものであるという証拠でもあります。

「15:悪魔」自体は、どちらかというと知性に関わるものですので、「orgasm/性的絶頂感」
は、どちらかというと「13:死」の側にあるものであって、それゆえ、「死ぬぅ〜!」とか
「逝くぅ〜!」とか「クる〜!(come)」とか「オーマイガッ!」いう表現、すなわち
肉体という「悪魔のしがらみ」からの解脱を意味する言葉で表現されているわけですよね。

というわけで、最後に、「15:悪魔」は、基本的には、そういう「肉体的な性」の意味は、
思いのほか薄いということを述べて、このカードの説明を締めくくりたいと思います。
0192名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/27(土) 06:09:25.42ID:T7ostCb1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
25. THE PATH OF SAMEKH
25. 「サメク」の小径

Temperance
節制

The Fourteenth Key
14番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「サメクの小径」です。

ここは、人類が到達可能な最高地点と言われる「ティファレト」へと通じる「15:悪魔」と
「13:死」に挟まれた、「14:節制」と呼ばれている「小径」です。

さて、魔術ヲタク界における「15:悪魔」は、本当は「悪魔」ではなかったわけですし、
この「ティファレト」へと通じる高位の三枚のカードのタイトルを、額面通りに受け取る
ような愚直な人は、既にいないとは思いますが、そもそも自分で「節制」なんて自己申告
しているような「天使」が、本当に「節制」であるはずもないという「魔術界の裏設定」
については、きちんと深読みしておく必要があるわけです。

あと、「15:悪魔」「14:節制」「13:死」の関係は、「嬲」に通じるものもありますよね。
つまり「15:悪魔」の抽象化された高位の「おちんちん」に対応するものが、この「14:節制」、
すなわち抽象化された高位の「おまんこ」であり、さらに「13:死」により二本挿しされて
いるのが「14:節制」のポジションなのですが、これらは高度に象徴化されている概念、
すなわち「魔術的な裏ネタ」ですので、決して俗世での肉体的な関係性を述べたものでは
ないということに、くれぐれも注意しておく必要があるわけです。
0193名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/28(日) 06:35:54.36ID:2eG1Z2wz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
□ PATH COLOR: Blue
□ 「小径の色」:「青」

□ RELATED SOUND: G Sharp
□ 「関連した音」:「Gのシャープ」

□ SIGN: Sagittarius (Mutable Fire)
□ 「宮」:「人馬宮(柔軟宮の火)」

□ MEANING: Prop
□ 「意味」:「支柱」

□ SIMPLE LETTER: Anger
□ 「単字」:「憤怒」

□ ESOTERICTITLE: The Daughter of the Reconcilers, the Bringer Forth of Life
□ 「秘伝的な称号」:「調停者の娘、生命を産み出す者」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、ヘブライ文字の「サメク」と、「人馬宮(いて座)」の
占星術記号(ここで描かれている記号は、一般的なものとは異なり、矢印のアタマが二つ
あるもので、これはいわゆる「二本挿し」を示唆している可能性があります)、および
「生命の木」における「サメクの小径」の位置が図示された絵が描かれています。

なお、このカードの天使像は、女性か男性かという議論がありますが、ゴールデン・ドーン
系においては、これは女性像である、ということを強く示唆しています。
ちなみに、「人馬宮」は、ギリシア神話の半人半馬のケイローンがモチーフですので、
男性的なイメージがあるのですが、ゴールデン・ドーン系の「14:節制」のカード自体は、
女性的なイメージが強いということに注意が必要です。
0194名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/29(月) 07:24:23.42ID:F1YoATnh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 176) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-fifth Path is the Intelligence of Probation,
or is Tentative, and is so called because it is the primary temptation, by which
the Creator trieth all righteous persons.
「知恵の32の小径たち」:「25番目の小径」は「試験の、もしくは誘惑の知性」であり、
なぜならそれは、それにより「創造者」が全ての正義の人たちを試される、最初の誘惑で
あるためにそう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です。
が、原文の引用にミスがあるようで、「or is Tentative」の部分は「or Temptation」と
修正しておいてください。

この「25番目の小径」は、現代宇宙論的に言えば、ビッグバン以前の話、つまり「宇宙
創造の神」なる存在が、「宇宙創造のための初期値パラメータの無限の組み合わせ」から、
我々の宇宙を創造するための「各種宇宙定数」を取捨選択する場面であり、我々の宇宙を
生み出すことが可能なパラメータ調整のための試行錯誤の過程であると言うことができます。
(とまあ、言うだけなら勝手ですしね。)

まあ、パラメータ・チューニングに失敗すれば、収縮して消滅するか、爆発して発散するか
ですので、うまい感じにオペレーション可能なウィンドゥに入れ込むことが必要なのですが、
この宇宙創造のバラメータ調整作業の謎解きは、かなり難しいようで、現代においても、
その神秘を解き明かすまでには、全然至っておりません。
結局のところ、神秘学者も科学者も、この時点においてはドングリの背比べ、つまり、
現代においても、人類の宇宙に関する認識レベルは、競うほどの価値も無いほどの
低レベル状態というのが現状なんですよね。
まあ、それほどまでに「人」と「神」のレベルは違うんだよ、ということを、改めて
認識させられる「小径」である、ということなのでした。
0195名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/04/30(火) 10:08:51.09ID:Uc1KH/9o
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
The Path of Samekh, TEMPERANCE, leads from Yesod to Tiphareth, from the Moon to the
Sun, from the Personality to the Higher Self.
「サメクの小径」である「節制」は、「イェソド」から「ティファレト」へ、「月」から
「太陽」へ、「人格」から「高次の自我」へと導く。

It is among the most important and difficult Paths of the entire Tree, and one on
which the very enormity of the Great Work may be experienced.
それは、全体の「木」の中で最も重要かつ困難な「小径たち」に囲まれ、そしてその上で、
「偉大なる作業」のまさしくその極悪非道さが経験されるかもしれないものの一つである。
--- ここまで ---

いきなり「14:節制」には似つかわしくない「enormity/極悪非道」という言葉が出てきて
面食らっているかもしれませんが、これは「14:節制」自体の属性ではなく、ここを通って
上位世界に至るには、それなりの、いやいやトンデモな覚悟がいるよ、という意味です。
要するに、陰湿なるイジメや、様々なハラスメント行為とか、命を危険に晒すほどの悪質な
アレやコレやの行為が蔓延しており、この先生きのこるには、「鉄壁のバリア」すなわち
「A.T. フィールド」の展開が絶対的に必要な領域なのです。

どれくらいの鉄壁さが必要かというと、アンチグラビティ属性を備えた鉄壁のミニスカート
と同じくらいの絶対防御であって、一般人は、たとえコマ送りにしても、決してその奥に
隠されたものを見ることは出来ないというぐらいの完璧さが要求されるわけで、そして、
よく訓練された上級者のみが、「見えた!」というキーワードで、その限界を打ち破る
ことが出来るという仕掛けなんでよね。

というように、この「14:節制」は、その清楚な見た目にもかかわらず、トンデモなく鍛え
上げられた熟練能力者であるということを忘れてはならないわけで、そして、女神像の
ローブの中に隠された世界は、「21:世界」のようなオープンな姿とは違い、我々の
ような凡人には、見ることも触れることも出来ない異次元世界であることを示唆して
いるのでした。
0196名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/01(水) 06:31:28.36ID:eWBsiOck
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
It has been called a Path which is the "Dark Night of the Soul,"(*142) a Path on
which one enters a deep tunnel in the belief that the Light is to be found at the
end of it.
それは、「魂の暗い夜」(*142)である「小径」であると呼ばれ続けており、「光」がそれの
終わりに発見されるはずであることを信じて、人が深いトンネルに入ることに関する「小径」
である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*142)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
142. Gareth Knight, A Practical Guide to Qabalistic Symbolism, Toddington, 1965.
v. II, 69.
142. ガレス・ナイト著、『カバラ主義の象徴主義に関する実践的入門書』、トディントン、
1965年、第二巻、69ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「Dark Night of the Soul/魂の暗い夜」の元ネタは、16世紀のスペインのカトリック司祭
である「十字架のヨハネ(Juan de la Cruz)」と呼ばれたカトリックの聖人の著作であり、
要するに、「信仰心を強く持ち、あまたの困難を乗り越えて、神の領域へと至る」という、
よくある宗教的なサクセス・ストーリーと言えばそうなのですが、「生命の木」においては、
そういう「茨の道」が、この「14:節制」に対応するのではないかということですよね。

とはいえ、ワタシ自身は、そっち方面の「信仰心」が欠けておりますので、あまり深入り
出来ないというか、できれば避けておきたいところですので、そっち方面に興味のある方
は、ご自身の責任において研究してもらえると助かります。
ということで、ワタシはワタシの分かる範囲で、道を進むことにしましょう。
え、無責任にもホドがあるって?
いやいや、ネットでのカキコに責任なんて必要ありませんから。←確信的責任放棄ww
0197名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/05(日) 07:10:34.96ID:UnGAQZJi
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
This is a Path of trial and temptation, called the Intelligence of Probation.
これは、試みと誘惑の「小径」であり、「試験の知性」と呼ばれる。

It is also known as the "Daughter of the Reconcilers, the Bringer Forth of Life."
それはまた、「調停者たちの娘、生命を産み出す者」として知られている。
--- ここまで ---

「イェソド/基盤」に至る「14:節制」「17:星」「19:太陽」は、ゴールデン・ドーン版
では、いずれも「水」と「地」と「天空」と「天空にあるもの」という、割と似たような
モチーフが並んでいる姉妹関係のカードです。
もちろんこれらは、『旧約聖書:創世記』をイメージしているものですが、それぞれの
カードに役割分担があって、そしてそれらを総括するオバサマ、いやいや最年長である
「長女」としての役割が、この「14:節制」にあるわけです。

まあ、絵が似ているとはいえ、やっていることは、
「14:節制」>>[越えられない壁]>>「17:星」>>[越えられない壁]>>「19:太陽」
であることは確かであり、それゆえ、我々からは理解しにくく、とっつきにくいカード
ではあるわけですし、そもそも我々の日々の生活とは、ほぼ無縁のレベルなのです。

そもそも、ここから先は、ワタシの理解レベルを越えた存在となっていますので、
ワタシの解説そのものが、既に意味の無いものとなっている可能性も高いわけです。
というわけで、ここから先は、なるべくワタシのお気楽な独り言的な解説に頼らず、
できるだけ読者自身による理解に努めていただければと思います。
0198名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/06(月) 06:05:02.70ID:ON782OPN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In his 777 Crowley made this comment on the letter Samekh: It is "The Womb preserving
Life. Self-control and Self-Sacrifice govern the Wheel."(*143)
クロウリー氏は、彼の『777の書』において、文字「サメク」について、以下のような注釈を
作成している:『「生命」を保護する「子宮」。「自制心」と「献身」が、「車輪」を統御
する。』(*143)
--- ここまで ---

ちなみに、(*143)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
143. Crowley, 777, 40.
143. クロウリー著、『777の書』、40ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここは、邦訳版『777の書』だと、76ページにあります。

「14:節制」は、場所的には、王子である「ティファレト」の下流であり、その男性的なる
精力エネルギー、ただしまだ物質としては未顕現の状態のものの受け皿として機能します。
つまり、物質的な妊娠状態ということではなく、非物質的な妊娠状態ということになる
わけですが、そのような状態が何を意味するのかは、なかなか解釈が難しいところです。

例えとして言えば、苦労を重ねた末に、何かアイディアが閃いた瞬間とか、まだよくわから
ないけど何かが掴めそうな予感とか、「あ、妊娠したな」という予感とか、いまだ形になる
前の根拠の無い閃きに似たものみたいな、何かそういう心の奥底にある直観めいたものが、
まあ全くレベルは違うのですか、これに似たものかもしれません。

いずれにしても、我々の想像力を越える何かを産み育てる機能が、この「14:節制」にある
ということは間違いないわけであり、そういう意味では、我々の世界からは決して見えない
「母なる創造主」としての位置付けではないかと思われます。
0199名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/07(火) 06:28:02.46ID:rGgd3XHn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
All of these phrases direct us to the idea that behind this card, ultimately, is
the Great Mother, the [mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod] (YHVH
Elohim) of Binah.
これらの語句たちの全ては、我々を、このカードの背後にあるものは、究極的には、
「大母」である、「ビナー」の[mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod]
(ヤハヴェ・エロヒム/主なる神)であるという考え方に導く。

For this reason the central figure of both the Golden Dawn and Crowley cards are
female.
この理由のために、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードの両方の中央の人物像は
女性である。
--- ここまで ---

元々の「14:節制」のデザインの多くは「女性像」であり、ゴールデン・ドーン系では、
基本的には、従来からの流れを踏襲しています。
その結果、「中央の柱」の「小径」は、「2:高等女司祭」「14:節制」「21:宇宙」と、
全て女性で占められるということになり、ヲタク思想によくあるヒロイン偏重の傾向が
見られます。

ウェイト版では、そういうヲタク的な女性キャラ重視、いやいや女性優遇傾向を嫌ってか
どうかは分かりませんが、「14:節制」を、どちらかというと「男性的」なものとして描写
することで、「女女女」から「女男女」という、より妄想が捗る方向に修正しています。
そしてそれは、「ビナー」という「峻厳の柱」に引きずられることなく、中立公正の立場で
「中央の柱」を構築するということを意図しているのかもしれません。
ちなみに、ウェイト版「14:節制」の人物像のチニックの胸元には、「聖四文字」が刻まれ
ており、これも、どちらかというと「中立的」な「創造神」であることを示しています。

まあ、どちらのストーリーが良いということではありませんが、そういう脚本の違いが
あるということを知っておくと、さらに妄想が膨らむということですよね。
0200名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/08(水) 06:17:54.83ID:3ubX6jvx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
Moreover the Twenty-Fifth Path is that of Sagittarius, the Archer who is also Diana
the Huntress, Goddess of the Moon.
さらに、「25番目の小径」は、「人馬宮(いて座)」のそれであり、「射手」はまた、
「狩猟の女神」であり「月の女神」である「ダイアナ女神」でもある。

This repeats the principle that all of the figures of the Tarot (except THE FOOL)
are Mother-Binah and Father-Chokmah under different guises.
これは、「(愚者を除く)タロット」の人物像たちの全ては、異なる外観たちを装う「母なる
ビナー」と「父なるコクマー」であるという原則を繰り返す。
--- ここまで ---

「14:節制」の女性像は、ゴールデン・ドーンにおいては、「射手座」のイメージに近い、
ローマ神話の「月の女神ダイアナ」であるという説ですが、多産の地母神系でもあるので、
見た目のイメージとは少々異なっているので、ちと強引な感じもしますが、この人物像の
キャラ設定は、妄想する上の重要な鍵となりますので、そういうことにしておきます。

まあ、こういうキャラ設定は、多分にご都合主義的なものもありますし、そもそも神話
体系によるキャラ設定は、その人物設定にブレが多い、いやいや多くのバリエーションが
ありますので、解釈上の自由度が高いというメリットもあります。

そして、さらなる拡大解釈のための「principle/原則」となっているのが、『全ての
人物像は、「母なるビナー」と「父なるコクマー」の変化形である』という点であり、
ここまでくれば、もはや何でもありの完全無敵状態ですよね。

ということで、今後の解説において、何か矛盾点があっても、「全ては許されている」
わけですので、変なツッコミは無しでお願いします。

※実に素晴らしい言い訳のネタだなぁ・・・(笑)
0201名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/09(木) 05:58:21.36ID:tp6iHHRS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In her function as Diana she governs the tides of earth, and the fluctuations of
the Astral Current.
「ダイアナ女神」としての彼女の機能において、彼女は地球の潮の干満、および「星幽的
流動」の変動たちを統治する。

She is the natural framework and support for the waxing and waning of the energies
of existence.
彼女は、存在する全てのものの精力たちの満ち欠けのための、自然な枠組みであり、
そして支える者である。

She is the Prop, the very meaning of the word Samekh.
彼女は、まさに「サメク」という言葉の意味である、「支柱」である。
--- ここまで ---

「14:節制」は、「中央の柱」の中央にある「小径」であり、地上の我々からは直接見る
ことは出来ませんが、我々の世界を司る上で、宇宙の屋台骨として、世界全体を支えると
いう役割を持っていることは、容易に想像できます。

そして、「支える」ということは、単なる受動的な「framework/枠組み」だけではなく、
積極的に干満という変化をもたらすことで、世界を更新し続け、新たな誕生と成長と死の
生命のサイクルを回し続けているということです。

つまり、恒久的な「ティファレト」の太陽エネルギーを源泉として、潮の干満や四季の
変化などで、エネルギーの流れを周期的かつリズミカルなものにアレンジすることで、
地上における多彩な生き物たちの繁栄をもたらすという作用があるということですよね。
要するに、「14:節制」は、アレンジャーであり、指揮者であり、さらに屋台骨を支える
運営者でもあるということであって、この作用が無ければ、「生命の木」は支えを失って
崩壊し、我々の住む世界は決して創造されなかったということでしょうね。
※結局のところ、「ダイアナ=何でもありの無敵状態」というのが結論なのでした。
0202名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/11(土) 05:48:19.88ID:4WW+7VvZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
The Great Mother is, thus, the "Womb preserving Life."
「大母」は、このように、「生命を保護する子宮」である。

She is restriction and control over natural energies; all of the energies of the
manifest universe are controlled and manipulated within specific bounds and restrictions.
彼女は、自然の精力を覆う制限と制御である;顕現化した宇宙の精力の全ては、明確な
境界と制限の範囲内で制御され操作される。
--- ここまで ---

このあたりの記述は、「峻厳の柱」のトップであり、最初の形成的な「セフィラ」である
「ビナー」、そして「ダイアナ女神」に関する説明になっています。

「14:節制」は、「中央の柱」にある「支柱」であるため、あまり「左傾化」することの
ないよう、うまくバランスを取る必要があるのですが、ここであまりにも「ビナー」の
存在を表立って意識してしまうと、調和が取れなくなってしまいます。

つまり、「14:節制」の「女神像」は、「背景的な想像物」すなわち「見えざる存在」で
あって、隠された根本的な部分を司る存在であり、我々が見ることのできる「前景」は、
あくまでも二つの壺だけであるということになってくるわけです。

そういう意味では、この「女神像」は、「15:悪魔」の「悪魔像(悪魔の皮を被った神)」
と似たような性質を持っているわけであり、「女神」であって「女神」に非ず、すなわち
「女神の皮を被った神」であるという、なんかもうどうでもいい話になってくるわけです。
そして、ウェイト版では、従来の「女神像」ではなく「高位の天使」として描かれている
理由も、何となく、このあたりにあるのではないかと思います。

いずれにしても、キーワードとなっているのは、「支柱」となる「境界と制限」であり、
この「小径」は、そのような「宇宙の原則(方程式)」が選択され試される場所である
という認識で良いのではないかと思っております。
0203名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/12(日) 06:22:31.98ID:+mpJMnPo
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
In their Voice of Isis, Hariette and Homer Curtis describe the Universal Mother
as the "power of bringing forth in humanity the Divine Child or the Christ."(*144)
ハリエット・カーティス氏とホーマー・カーティス氏は、彼らの『イシスの声』の中で、
「普遍的な母」を、「人類の中において、「神の子」もしくは「救世主」を生み出す能力」
として述べる。 (*144)

It is that which in every individual brings about the contact of the Personality
with the inner divine light.
それは、あらゆる個人において、「人格」の、内なる神の光との接触をもたらすものである。
--- ここまで ---

ちなみに、(*144)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 273) ---
144. Hariette and Homer Curtis, The Voice of Isis, Washington. D.C., 1946, Introduction.
144. ハリエット&ホーマー・カーティス著、『イシスの声』、ワシントンD.C.、1946年、
序論。
--- ここまで ---
とあります。

とりあえず、そういう意見もあるよ、ということなのですが、要は、人類史上において、
「ティファレト」から生み出された「神の子」、すなわち「イエス・キリスト」は、
人ではなく、この「14:節制」の「Universal Mother/普遍的な母」の子宮により受胎し、
人の世に生み出されたという話になっているわけです。

そして、その人類史上における出来事は、現代に生きる我々一人一人の中、すなわち
個々の「Personality/人格」の中においても、「Universal Mother/普遍的な母」に
より、もたらされる可能性のある出来事であるということですよね。

まあ、よくわかっていませんが・・・。
0204名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/13(月) 06:13:54.21ID:RVD5RqHS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
This is, in Qabalistic terms, the knowledge and Conversation of the Holy Guardian
Angel.
これが、「カバラ主義」の表現においては、「聖守護天使の知識と会話」である。

Rising on the Path of TEMPERANCE leads to our bearing of the Child, which is ourselves
reborn.
「節制」の「小径」に沿って昇ることは、我々自身の生まれ変わりである、我々の「子」の
出産をもたらす。
--- ここまで ---

人類が、その歴史の中で、「神の子」であるイエス・キリストを生み出したのと同様に、
我々の一人一人は、「神の子」を生み出すことが可能という、いつものミソクソ理論、
いやいや「上の如く下も然り」の普遍的な原理です。

ここで問題となるのは、我々が「節制」の「小径」に沿って昇ることが可能なのか、
という点ですが、これはもう考えるまでもなく、「100%不可能」です。

もちろん、「微粒子レベルの可能性が存在する」という、量子力学的な解説をすることも
可能と言えば可能なのですが、それはシュレーディンガーの猫が針の穴を通るくらいの
微粒子レベルであって、普通に言えば「不可能」なのです。

まあ、「不可能」と言ってしまえば、話はこれで終わるわけですが、そう簡単には終わり
たくない人も中にはいるわけですので、そういう人向けに、無駄な努力をするための
「茨の道」という役割が、この「小径」にあるわけです。
そして、その「無駄な努力」は、「結果」を求めるためではなく、言ってみれば、ヲタクが
「二次元との結婚」を求めるのと同じくらいにド変態、いやいや崇高なる伝道者として、
その一生を捧げるくらいに、とても尊い行為ではあるわけです。
さらに、その報われない努力こそが、新たな価値の発見へと導くことも多々あるわけで、
ヲタクの一途さを、決してあなどってはいけない、ということにもなるわけでした。
0205名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/14(火) 05:59:48.00ID:bPWKxWba
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 177) ---
Key 14 is the beginning of an awareness of the Higher Self of Tiphareth.
14番の「鍵(大アルカナ)」は、「ティファレト」の「高次の自我」の気づきの始まりである。

The card demonstrates not the experience itself, but how the experience is brought
about, i.e., through an exchange and balance of opposites which can only be
symbolically described.
カードは、経験それ自身ではなく、経験がどのようにして、すなわち、象徴的にのみ
説明可能な反対物たちの交換と均衡を通じて、もたらされることを説明している。
--- ここまで ---

我々にとっての「14:節制」の利用価値は、「聖守護天使の知識と会話」にあり、そのため
「the Holy Guardian Angel/聖守護天使」は、「14:節制」の人物像として象徴化されて
いるわけですが、この人物像は、高次の存在ですので、実際に見えるわけではありませんし、
見ようとしても見えるわけでもありません。
まあ、これが見えると言っている人は、間違いなく頭の病気あるいは詐欺師ですよね。

つまり、低次の存在である我々は、背景にある「しょせん見えざる人物像」ではなく、
前景にある「象徴的な二つの壺」に注目する必要があるということです。
まあ、象徴的すぎて、何が何やらわからない感じではありますが、しょせん究極奥義なんて
ものは、一般人にとっては「わけわからないもの」であるわけですので、余計な詮索は
不要ですし、理解する必要も無いものですし、役に立つようなものでもありません。

とはいえ、これが「生命の木」における「聖守護天使の知識と会話」のための「究極奥義」
のカードであることは間違いないわけですし、それゆえ物好きな連中、いやいや高位の
セカンド・オーダーを目指す魔術師にとっては、避けては通れない「関門」となっている
わけです。
まあ、その手のややこしいことは、ゴールデン・ドーンの儀式の中で、色々と象徴的に
説明されておりますので、無駄な詮索をしたい方は、そちらを参考にして頂ければと
思います。(説明責任を完全放棄)
0206名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/18(土) 05:43:23.99ID:lhUxljhJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The use of symbols here has nothing whatsoever to do with secrecy, but is merely
reflective of the inadequacy of language to describe the process.
ここでの象徴たちの使用は、何らかの秘密主義のためによるものではなく、単に過程を
記述するための言語の不十分さを反映しているにすぎない。
--- ここまで ---

「14:節制」の過程、すなわち我々が「ティファレト」の「高次の自我」へと至る過程の
説明においては、言語による記述は、ほぼ役に立たない、すなわち単純明快な論理化は
不可能であり、曖昧かつ本人の内なる理解に基づく「象徴表現」に頼らなければならない
ということです。

これはつまり、説明責任の放棄、いやいや「客観的な正解は無い」ということであり、
「あなたが理解できないのは、ワタシの説明が悪いわけではなく、あなたの○○力が
絶対的に足りないからである」と言っているのに等しいわけです。

残念なことに、ワタシは、その手の「○○力」なるものに欠けているので、おそらくこの
「14:節制」を理解できることは、ほぼ無いと思いますし、たとえ理解できたとしても、
それを誰かに伝えるということは、ほぼ無理であるということになるわけです。

そう、ここで「人」と「人」とのコミュニケーションは、肉体的にも精神的にも霊的にも
途絶えてしまうという場所であり、人は集団ではなく「個人」で、この「14:節制」の
「小径」を辿って、「高次の自我」へと至る必要があるということですよね。
つまり、「書かれた教義」に頼る組織的かつ集団主義的な宗教では、この「14:節制」を
辿ることは決して出来ないということであり、最後には、個人単位での「内なる理解」が
必要不可欠であるということになるわけです。

とはいえ、ワタシには、そこまで苦労して「上の世界」に到達する必要性も必然性もあり
ませんし、そもそも「下界大好き」な俗な人間ですので、「14:節制」とは、あくまでも
「話のネタ」程度の「お付き合い」に留めておこうと思うのでした。←いまいち興味なし
0207名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/19(日) 07:16:17.75ID:sk3ap188
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
Crowley's card is the most specific, showing the process in alchemical terms, where
Fire becomes Water and Water becomes Fire.
クロウリー氏のカードは、最も具体的であり、「火」が「水」になり、そして「水」が「火」
となるところの、錬金術の用語たちにおける過程を示している。

And, as we appreciate that the primary alchemy takes place within the body of the
alchemist himself, we can also appreciate that this card is describing an actual
physical effect.
そして、我々が、錬金術師自身の身体の内で、根本的な錬金術が起こっていることを認識
するにつれて、我々はまた、このカードが実際の物質的な効果を説明していることが理解
できる。

It is not nearly so symbolic as some might believe.
多少の人が信じているかもしれないほどの、象徴的なものでは到底ない。
--- ここまで ---

「14:節制」の「小径」が、上から下への一方的な流れであるとすれば、これは象徴的な
「生命」を生み出すための錬金術的な過程を描いたものであり、ある意味、物質的かつ
肉体的な効果を説明していると理解することが可能です。

つまり、トート版においては、赤い火と白い水は「大いなる父からの精子」と「大いなる母
からの卵子」であり、それらが受精して「子宮」へと注がれ、「イェソド」を経て物質的な
「マルクト」での生命誕生となる、最初の過程が示されているということです。

それはそれで、さほど問題無いのですが、その程度の肉体的な理解では、この「小径」を
遡って霊的な「ティファレト」に至ることは、到底不可能となってしまいます。
そして、その一方通行を解消する手段として、「霊的エクスタシー」なる概念が出てくる
わけですが、そこを物質的な俗的理解に基づいた論理拡張で済まそうとすると、エログロ
というか、ミソクソ的な論理破綻が生じることになってしまうわけなんですけどね。
0208名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/21(火) 05:58:22.70ID:fxp3ZMWy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The willful interchange of Fire and Water is the merging or tempering of energy
opposites within the body, here symbolized by a stream poured back and forth from
one vase to another.
「火」と「水」の意図的な交換は、身体の内にある精力の反対物たちの、融合または焼き戻し
であり、ここでは、1つの壺からもう一つのものへと、行ったり来たりして注がれる流れにより
象徴される。

This is the Living Water, consciousness vivified by being merged with the Fiery
Spirit.
これは、「生ける水」であり、「火の精霊」と融合されることによって生命を与えられた
意識である。
--- ここまで ---

この「Living Water/生ける水」は、『旧約聖書』や『新約聖書』のあちこちに出てくる
「聖書用語」であり、神より賜る「命を育む水」という感じのものです。
これを、神より賜る「命を育てる火」と混ぜ合わせて、ちょうどよい湯加減、いやいや
究極的なる万能薬「エリクサー」を調剤しているという感じですかね。

まあ、ここでいう「神の火」も「神の水」も、しょせん「象徴的」すなわち「抽象的」なる
ものですので、これが具体的に我々の何の役に立つのかと言われれば、特に何の役にも
立たないということになるわけですが、強いて言えば、物事をうまく進めるには「火加減」と
「水加減」が大事であるという程度の、いい加減な返事に留めておきたいと思います。

要は、この「14:節制」は、優等生すぎるというか、教科書的というか、建前メインの話で
あって、神ならぬ人には「出来ないこと」を参考にしろと言われても困るわけですし、
面白味に欠けるというか、そもそもバランスを欠いた思考回路を持つワタシにとっては、
全くもって無縁なる存在である感じがしてしまうワケですよ。

まあ、「節制」という説教的なタイトルに、ちょっと反発してるだけなんですけどね。(←反抗期)
0209名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/28(火) 06:27:40.49ID:TJB5oXQ7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The process is one of bringing the Spirit into the body so that it tempers the
consciousness, and is itself tempered by the consciousness, thus forming something
new, something which is "more than the sum of its parts."
過程は、それが意識を「鍛える」ために、身体の中に「霊」をもたらすことの一つであり、
そして、それ自身、意識により鍛えられ、従って、新しい何か、「その部分たちの合計
より多い」何か、を形成することである。

This is the personal application of the Yod (Fire) and Heh (Water) uniting in the
individual to produce Vau (Air) within the body which is Heh-final and Earth.
これは、「最終ヘー」と「地」である身体の内に「ヴァウ(空気)」を生み出すために、
個人の中で合体する「ヨッド(火)」と「ヘー(水)」の個人的な適用である。
--- ここまで ---

トート版の「14:技」は、例えて言えば、個人の内にある「鋼=最終ヘー」というマテリアル
を鍛え上げる「鍛造」の過程において、「火=ヨッド」や「水=ヘー」で「焼き入れ」や
「焼きなまし」「焼きもどし」などの工程を経て、優れた名刀として「魂=ヴァウ」を
吹き込むという作業であり、それっぽい錬金術の象徴表現を使って説明されています。

もちろん、この「魂を入れる技術」というのは、我々のような下々の者が、見よう見まねで
使えるような技術ではなく、あくまでも上位世界の神々のためのものですので、良い子は
決して真似をしてはならないという禁断のテクニックであるわけです。
つまり、「14:節制」の適用は、我々にとっては、どちらかというと危ないシロモノである
ということを知っておく必要があるということです。

とはいえ、我々人類の科学技術の進歩は、この「生命と意識を生み出す」ための飽くなき
チャレンジを続けておりますので、そっち方面については、今後は何らかの期待は持てそう
な感じはしています。
でも、あっち方面の人々の、そういう話題については、決して近づかない方が良いという
ことなんですよね。
0210名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/29(水) 05:59:30.69ID:+toh9UVL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The process involves an inner manipulation of sexual energies.
過程は、性的な精力たちの内なる操作を巻き込む。

Indeed, the symbolism of the arrow released upward is one of spiritual orgasm.
実を言うと、上向きに放たれた矢の象徴性は、霊的な絶頂感の1つである。

Such an interpretation may appear extreme, but is actually well-accepted in
Christian iconography.
そのような解釈は極端であるように見えるかもしれないが、キリスト教の図像学においては、
実はよく受け入れられている。
--- ここまで ---

「the arrow released upward/上向きに放たれた矢」とは、「14:節制」に配属される
「人馬宮(いて座)」の記号のことであり、それゆえ、カード自体が、上昇する「火」の
エネルギー成分多めである、すなわちイキやすい体質であることを意味します。

そのため、「14:節制」には、そのタイトルのイメージとは違って、かなりの「上級者向け
エロ成分」が含まれているということになります。
もちろん、「上級者向け」ですので、我々のような下々の人間にとっては、見逃しやすいと
いうか、すこぶるどうでもいい象徴的な表現なのですが、それこそ、分かる人だけにしか
分からないという、身内ウケ狙いのものとなっているわけですよね。
とはいえ、薄めの衣装の女神が、二つの壺を持って水を出し入れしている姿は、何かエロい
ことを誘っているようにしか見えないわけですので、あまり隠す気は無いのかもしれません。

それはともかく、「14:節制」は、そういう上級者向けのプレイを暗示していることは確か
ですし、それゆえ魔術指向の人にとっては、それなりに人気のあるカードであるわけです。
ただし、「14:節制」の名が示すように、そっち系のプレイから得るものは何もありません
ので、あくまでも「霊的」なものである、すなわち何かの役に立つようなものではないと
いうことは、きちんと頭では理解しておく必要があるわけですよね。
0211名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/05/31(金) 06:08:23.38ID:ufM8EPEY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The ecstasy of Theresa, the sixteenth century mystic and Saint, is described as
an angel thrusting a flaming arrow into her heart.
16世紀の神秘家および聖人である、聖テレサの法悦は、燃え上がる矢を彼女の心臓の中に
突き刺している天使として記述される。

This symbolism of the piercing arrow which brings ecstasy and enlightenment appears
to be a universally applicable (indeed archetypal) description of a real process.
法悦と啓蒙をもたらす、この貫く矢の象徴的意味は、実際の過程の普遍的に適用可能な
(実に原型的な)記述であるように見える。
--- ここまで ---

この「心臓を貫く矢」の象徴が、よく知られた「キューピットの矢」と結びついている
ことは想像に難くないわけであって、そしてこれは、ローマ神話の「クピードー」であり、
さらにはギリシア神話の「エロース」、すなわち「エロ信仰」の総本山となる、とても
偉大なる神様へと繋がるわけです。

つまり、その「矢で心臓を貫くことでエクスタシーに達する」という原型的なる表現は、
どう考えてもセックスそのものであるわけです。
そして、肉体的なセックスにより得られるものが「次世代の誕生」であるならば、霊的な
セックスにより得られるものが「内なる高次の世代の誕生」と考えることも可能なのです。

いずれにしても、この「14:節制」を「聖テレサ」の○○系文学と結び付けて考えることは、
色々な意味、というか、薄い本系の話で妄想が捗るわけですが、そういう意味でも、一般の
人は、「14:節制」という清純系タイトルに惑わされることなく、あまり深入りしない方が
良いということなんですよね。

要は、なぜここでわざわざ「節制」が必要なのかを考えれば、この「14:節制」の立ち位置
というものが理解できるということであり、それゆえ、人類にとっては最大の難関であり、
一般人には決して攻略できない難攻不落の関門になっているということです。
0212名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/01(土) 06:36:14.04ID:Pf/od2sZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
What happens is the establishment of a rhythmic masturbatory motion of inner energy.
起きていることは、内なる精力のリズミカルなマスターベションの動きの確立である。

The mental control of this energy, its conscious manipulation, is symbolized by the
interchange of Fire and Water, or by the interchange of fluid between vases.
この精力の精神的な制御、その意識的な操作は、「火」と「水」の交換により、もしくは
壺たちの間の流体の交換により、象徴化されている。

The key to this actually simple process is the infinity symbol, the figure eight
which Waite uses above the figure of his MAGICIAN.
この実に単純な過程の鍵となるものは、無限の記号、ウェイト氏が彼の「魔術師」の人物像
の上で使う8の字の形である。
--- ここまで ---

「中央の柱」の女神たちって、エロ目線で見れば、とても魅力的な存在です。
「21:宇宙」の女神の持つ2本の棒、「14:節制」の女神の持つ2つの壺、そして「2:高等女
司祭」の持つ杯、そのいずれもがエロ目線で見れば、すなわちアレになるわけです。
とはいえ、エロ目線の解釈が通用するのは「21:宇宙」までですので、「14:節制」では、
より精神的なもの、つまりは脳内妄想、もっとはっきり言えば脳内マスターベションという
ことになっているわけです。

ややこしい話を抜きにすれば、この「14:節制」とは、我々は高次元のオナニーによって、
さらなる高次元のエクスタシーの次元に達することが出来るということであり、そして
逆に言えば、高次元の存在のオナニーによるエクスタシーにより、我々の住む次元が存在
しているということを説明しているカードであるということですよね。

要は、我々が存在する物質宇宙は、創造主の制御されたリズミカルなオナニーの無限の
動きにより生み出されたということであって、そのオカズとなっているのが「中央の柱」
の女神たちという話になってくるわけなのですよ。
0213名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/02(日) 06:35:10.40ID:/3SklQAj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
It is an ebb and flow which is confined, i.e., is used within very specific perimeters
(thus the womb symbolism) but which is taken in either direction at will.
それは、限定された潮の満ち引き、すなわち、非常に明確な周囲の範囲内(従って、子宮が
象徴するもの)で行使されるが、それは意のままに、どちらの方向にでも受け取られる。

As one changes the rate of vibration of this inner energy, one raises or lowers
the level of consciousness, i.e., moves from Chakra to Chakra or from Path to Path.
人が、この内なる精力の振動の速度を変更するに従って、人は意識の段階を上げたり下げたり
する、すなわち、「チャクラ」から「チャクラ」へ、もしくは「小径」から「小径」へと動く。
--- ここまで ---

まあ、子宮の中で振動するのか、膣の中で振動するのか、TENGAの中で振動するのか、
もしくは右手が振動するのかは置いといて、「14:節制」の脳内オナニーにおいては、
右の壺と左の壺との間の、リズミカルなエネルギーの交流振動として表現されます。
そして、このオナニーから副次的に得られたものは、「17:星」と「19:太陽」のエネルギー
として、下界の「イェソド」へと漏れ出してくるという流れになるわけです。

そういう意味では、この「14:節制」から漏れ出すもので我々の役に立つようなものは
少ないというか、あまりご利益が無いわけですが、それは、この効果が、神秘学的に言うと
霊的な次元、数学的に言うと虚数空間、一般人向けに言うと脳内オナニー、すなわち
スビ系ネタ(笑)に限定されてしまうからなのです。

要は、「高次の自我」の世界は、神々ならぬ我々の脳ミソでは到底理解できないシロモノで
あるため、如何なる言葉による説明も「的外れ」であって、ここから先は「各自、お好きな
ように脳内オナニーしてみてください」としか言いようのない、正解の無い領域なのです。

結局のところ、我々にとっては、理解しようにも理解できない領域での過程を象徴している
という程度の、開き直った理解で良いのではないかと思うのでした。
0214名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/03(月) 06:14:54.65ID:ZwGOSBYl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
To explain all of this in a more simple way: At the lowest level, Water (which we
have previously described as consciousness) being acted upon by Fire (the sexual,
Kundalini energy) produces the images of the astral, the pictures which form in
our minds.
より簡単な方法で、これの全てを説明すると:最も低い段階では、「火(性的、クンダリニー
の精力)」によって作用される「水(我々が以前に『意識』と述べたもの)」が、星幽界の
映像たち、我々の精神たちの中で生じる絵たちを創作する。

These are the Air (Vau) quality, as our minds are the grounding Earth.
我々の精神たちが地上に置かれた「地」であるので、これらは「空気(ヴァウ)」の品質
である。
--- ここまで ---

この説明が、「14:節制」の脳内オナニーの方法の直接の説明というわけではなく、ここは
あくまでも「At the lowest level/最も低い段階」での話です。
つまり、「21:宇宙」などの下層の「小径」によって、「地」から「空気」に達する手順の
説明であって、それ以上のレベルへのイキ方については、直接的な説明が不可能であると
いうことなんですよね。
とはいえ、「地/アッシャー界」から「空気/イェツィラー界」の段階まで登らないこと
には、その上の「水/ブリアー界」にも行けないので、何事も基礎は大事にしないと
いけませんよね。

ということで、我々の「地」の体内にある「水」の成分、すなわち「精神と意識」を、
「火」、すなわち「性的」な「クンダリニーのエネルギー」で活性化して上昇させること
から始めないといけないわけです。

つまり、これが「14:節制」へと至る第一歩ということですので、魔術界における「14:節制」
の立ち位置は、我々が勝手にイメージするような「純粋無垢の清純派」では決して無いと
いうことでもあるわけなんですよね。
0215名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/04(火) 06:17:12.13ID:rXHDvaab
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
The principle is one of producing a consciously-controlled vision, one which is
limited by the will.
原理は、一つは意識的に制御された幻想を生み出すことであり、それは意志により制限
されるものである。

The important point to understand is that most of the word symbols of Alchemy,
Hermeticism, Qabalah, etc., describe processes to which anyone can relate.
理解しておく重要な点は、「錬金術」、「ヘルメス主義」、「カバラ主義」などの言葉の
象徴の大部分は、誰でもが関係することのできるものの過程たちを記述しているという
ことである。

They are neither remote nor complicated, especially at the level of Assiah.
それらは、特に「アッシャー」の段階においては、遠く離れたものでもなく、複雑なもの
でもない。

And, in some respects, this whole symbolic language has been totally superseded
by the language of psychology as established by Carl Jung and others.
そして、いくつかの点において、このすべての象徴言語は、カール・ユング氏と他の人々
により確立されたような心理学の専門用語により、すっかり取って代られてしまっている。
--- ここまで ---

「14:節制」に至る道の途中には、「21:宇宙」などの下層の道があり、そこでの経験は、
あくまでも「アッシャー」のレベルのもの、すなわち「脳内妄想」レベルのものであって、
そういうものは、現代の「心理学用語」で全て置き換えて説明できる、言い換えれば、
「14:節制」の真髄は、言語化できない、その先に存在するということになります。

要するに、「14:節制」は、我々が良く知っている「節制」という言葉のイメージとは
かけ離れたモノであるということなのですが、はっきり言って「TEMPERANCE」を「節制」
と訳した時点で、その翻訳が間違っているということなんですよね。
0216名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/05(水) 06:30:05.96ID:678cBRYd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 178) ---
It should be added that the Metals described in Alchemical literature are the
same as the Seven Chakras of the Hindus, the Seven Planets and the Sephiroth of
Microprosopus.
「錬金術」の文献の中で述べられる「金属たち」は、「ヒンズー教の7つのチャクラ」、
「7つの惑星」、および「ミクロプロソプス(小さな顔)のセフィロト」と同じものである
ことは追加されるべきである。
--- ここまで ---

「錬金術」の金属と言えば、金、銀、水銀、銅、鉄、錫、鉛の7種ですが、数の一致(6つで
ある「ミクロプロソプス」は、その嫁であるマルクトと合算すれば7つ)は、単なる偶然の
一致なのか、もしくは元ネタが同一であるのかは、まあどうでもいいわけですが、基本的
には、我々の脳内妄想による、いやいや哲学的な分類方法によると、7分類あたりって、
素数ですし、細かすぎず粗すぎず、割と脳内では使いやすい値なんですよね。

そして、この「14;節制」の機能を使って、そういう7種の「マテリアル」を取り扱って、
宇宙の生命を司る「エリクサー」を合成していくわけですが、それはつまり「15:悪魔」
から「21:宇宙」までの7つの「小径」のマテリアルを操作するということでもあります。

この場合、「13:死」は、「14;節制」の対称パートナーもしくは監査役としての役割という
ことになり、そういう意味でも、「14;節制」から「ティファレト」へと遡る道は、そう簡単
には通れそうもないのでした。
0217名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/06(木) 05:51:37.24ID:lnjx5w4V
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
These words have been used as codes over the centuries, meaning seven distinct
levels of objective consciousness.
これらの言葉たちは、何世紀にもわたって記号たちとして使われ、目的の意識の7つの
別個の段階を意味している。

Thus, when one speaks of a Planet ruling a sign of the Zodiac, what is meant is
the relationship of a Sign to a given center of energy both in the Greater
Universe and in the Human body.
従って、人が「黄道十二宮」の宮を支配している「惑星」について話す時は、意味される
ものは、「より大きな宇宙」と「人体」の両方における精力の与えられた中心と「宮」
との関係である。
--- ここまで ---

ここでいきなり「七惑星」と「黄道十二宮」の話に飛びますが、これは「14:節制」が、
「ミクロプロソプス(小さな顔)」と「マクロプロソプス(大きな顔)」の関係とか
「小宇宙(人体)」と「大宇宙」との関係性、すなわち「上の如く下も然り」という、
魔術にとって最も重要なミソクソ理論を展開するための「要(かなめ)」の位置にある
ということです。

まあ、「ティファレト」への到達という目的にとっては、この「14:節制」はイマイチ使い
にくいのですが、内なる魔術の実践という点においては、この「14:節制」という内なる
壺の中に、様々な魔術ネタを詰め込んで、それらをうまく調和させることで、何らかの
「内なるもの」を生み出せるという点においては、それなりに使い道のあるカードです。

とはいえ、我々のレベルでは、あくまでも「内なるオナニー」でしかありませんので、
言うほど実用的というわけでもありませんし、さらには、「節制」というキーワードが
邪魔をして、どうしても「器の中の世界」に留まってしまうという問題もあるわけです。
やっぱり最後には、「13:死」の「いっぺん死んでみる?」程度の破壊的なインパクトが
必要なのではないかと思うのでした。
0218名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/07(金) 06:16:10.72ID:K6KDHDwX
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
Sagittarius is the sign of the Zodiac related to TEMPERANCE.
「人馬宮(いて座)」は、「節制」に関連した「黄道十二宮」の宮である。

Its Planetary ruler is Jupiter, meaning Chesed, but also to some extent the WHEEL
OF FORTUNE, tenth key of the Tarot.
その「支配星」は「木星」であり、「ケセド」だけでなく、ある程度は「タロット」の
10番目の鍵(大アルカナ)である、「運命の輪」をも意味している。
--- ここまで ---

「いて座」は、占星術的には「男性的」「火」「柔軟」という属性を持ち、その支配星の
「ジュピター=ゼウス」という勇壮奔放な男性神のイメージとも相まって、タロットの
「14:節制」の持つ清楚な女神のイメージとは、少々というか相当に異なる感じがあります。

ここでちょっと気になるのは、「生命の木」のタロットの配属において、「14:節制」と
「15:悪魔」の配属に関する法則性に乱れがある、すなわち本来の位置と異なるというか、
元々の属性とは異なるのではないかという点なんですよね。

要は、「生命の木」においては、その感覚のズレを、支配星である「木星」が「ケセド」
と「10:運命の輪」という「慈悲の柱」に関連付けすることで、半ば強引に修正している
ような感じもあるわけです。
まあ、何が言いたいかというと、そもそも我々が持つ「14:節制」の清楚なイメージという
ものが、根本的に間違っている可能性が高いということなんですよね。

そう、「14:節制」は、「生命の木」のセンターの位置に、なりふり構わず押し入ってくる
ような、そういう「裏の顔」というか、かなり押しの強い一面があることは否めません。
つまり、「節制」というタイトルは、あくまでも営業上の表の顔であって、その裏には、
巧妙に隠された秘密というか、週刊誌向けのスキャンダルが山ほどありそうな、実に
魔術ヲタク向けな仕上がりとなっているわけなのでした。
0219名無しさん@占い修業中
垢版 |
2019/06/08(土) 06:58:21.38ID:9hLSEyKs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 179) ---
Chesed is suggested by the blue colored robe worn by the Golden Dawn angel, the
color of the Twenty-Fifth Path in Atziluth.
「ケセド」は、ゴールデン・ドーンの天使により着用される、「アツィルト界」における
「25番目の小径」の色である青で着色されたローブによって示唆される。

On the figure's breast is a golden square, a further reference to Chesed, to the
number four and to matter.
人物像の胸の上には、数値「4」および物質への、「ケセド」へのさらなる関連である、
金色の四角形がある。
--- ここまで ---

「ブリアー界(女王の位階)」における「ケセド」の「blue/青」は、「アツィルト界
(王の位階)」における「2:高等女司祭」および「14:節制」と同じ色です。
また、「金色」は「ティファレト」を示唆しますので、「ケセド」と「ゲブラー」を示唆
する左右の壺とのバランスを考えれば、この人物像のローブの「青」は、「14:節制」の
「青」がメインであると考えられます。

そして、全体的に見て「青みがかった」カードであり、「青の壺」が上位にあることからも
分かるように、ここはみだらな「青」ちゃんの領域であって、それゆえ色々とイケない妄想
が捗ることなるわけなのでした。

ちなみに、「青」には、元々が勉強熱心で理知的な固定イメージがあり、そういう指向の
人にとっては、「青いいよね」というような隠れファン的なものがあったのですが、近年
では、「青」とか「蒼」という分野で、色々と従来の固定概念を覆す、本来あるべき姿が
垣間見られるような人物像が見られるようになったのも、時代の流れなのだと思います。

まあ、何が言いたいかというと、「青いいよね」ということが言いたいわけですよ。
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