人間は基本的に1人では生きていけませんから、何らかの集団や組織に依存しがちです。
集団があれば必ずその中で支配、被支配の関係性が発生します。
カーストがなくても、賢くて富と力がある一握りの者が、無知で無力な民衆を支配する構図は今もかわりません。
そして力ある者はたいてい慢に陥ります。つまり輪廻があろうがなかろうが、選民思想的な発想は常についてまわります。

インド占星術を固定的な選民思想の占星術と考えるのは浅はかで、むしろ現実をシビアに見つめる技法と考えるべきではないかと思います。