これは後で嫁から聞いた話だが、何度かキスを誘発するように誘っていた嫁が
誘いに乗らない俺に対して業を煮やして姉にいろいろ相談していたらしい。
もちろん義姉2はちょっと離れたところで俺たちをニヤニヤ見ていたのは間違いない。
帰りの車の中では、後部座席でポルトガル語で姉妹大盛り上がりだったからね。
それから月日は流れ、俺23歳(3月生まれなので)、嫁17歳の夏。
そう・・・2回目の国試チャレンジ・・・・また落ちた。
俺父「お前は何事にも真剣みや必死さが足りない。」
自分としては必死に頑張ったつもりであったので、俺父の言葉は少し響いた。
時代は氷河期と呼ばれるときになっていた。
工場の移転とかライン縮小とかいよいよやばくなっていた。
義父の商店も売り上げ減で結構やばくなっていたのは知っていた。
そして年が明け、嫁からのいつもの電話を受けていた時に
嫁の涙声からこの年の急展開が始まるのだった。

つづきはまた夜に