じゃあかるーく
俺は40手前の独身で、前述のババアとその仲間たちからはヒソヒソされる人間だった
まあブサメンだし、そこはいいんだが、流石に何回もされるとイライラも募ってくる。で、嫁(当時大学1年、まあまあ可愛い)が何故か話に割り込み俺を庇った。
あとで話を聞くと、「あの人たちもオバサンのくせに人の事オッサンオッサン言ってて不快だったんですよー」とのこと。
嫁は父親がいない&胸の大きさ(というか肉付きのよさ)を中学の時に男子生徒に揶揄われた
トラウマから、俺くらいのおっさんは嫌いじゃなく、むしろ同年代の男性は苦手だった。おじさんならなんでも良いって訳じゃなく、俺みたいな冴えないおっさんは好みじゃないけど、ババアに貶されてるのを見て自分を重ねたそうだ。
卵子が云々ってのは、ババアに対する当てつけ。>>112のいった通り。
ババアは顔真っ赤にして黙った。
その数日後、さあ帰ろうって時に嫁からに誘われ、食事に。それから連絡先を交換した。
数ヶ月経って、嫁から、「卵子が若ければ〜って話、覚えてますか?」と聞かれ、「うん」と返事をしたら、「〇〇さん、私の若い卵子なら、〇〇さんの健康な赤ちゃんできますよ」と大胆な告白。
頭真っ白になったけど、「いいの?おっさんだよ俺」と聞いたら、「〇〇さん、私そっくりだから。なんだか離れられなくなっちゃって」と頬を染めて笑う嫁。
その日からただのバイトと社員の仮面を被ったまま交際。相変わらずババアの目線は冷たいままだったけど、若さへの嫉妬だと嫁に言われてスルー出来るようになった。
四年生になった嫁は、就職先も決まり、引っ越し先も決まった。
俺「狭くてごめんな」
嫁は首を振って、
嫁「いつか子供達と住める大きな家を買うから大丈夫。一緒に頑張ろうね。」といってくれた。
一年後、嫁は女の子を妊娠。さらに数年後、双子の女の子を出産。
嫁は時々「私が大学行かずに20歳くらいで貴方のとこに嫁いでたらもっと子供産めたかもねー」と、冗談を言う。
こんなおっさんに三人も娘を持つ日なんてくるとは思わなかったから、今のままで十分幸せだ、と嫁と娘たちを抱きしめてる。