かみさんへの情がグワーっと溢れて来てさ、俺こんなにこいつの事が好き
なんだって自分でびっくりする位、そしたら俺はお前に怒ってるんでも嫌い
なんでも無く悔しい、悔しくて悲しい、お前の事を一生独り占めにしたい
し誰にも触らせたくないってアホな事喚いて良い大人が相部屋の病室で
2人揃って号泣だよ、みっともねえ死んだ親父が見たら卒倒物だ

まあそんな感じで俺達は少しづつ元の平穏を取り戻していった
先日かみさんのLINEが鳴いて通知を見たら同窓会のお知らせだとさ
同窓会ってワードは俺の胃を締め付ける単語No1になってたが
それはそれだ、外では飲まないって約束で同窓会自体は禁止してねえしな

けど開催日と思われた金曜日は、食事券を頂いたから一緒に行こうって
かみさんの誘いで2人で寿司屋に行ったんだ
酒が入って少し気持ちが大きくなって、同窓会行っても良いんだぞ?
なんて言っちまってな、本当は死ぬ程心配なのによ、俺の悪い癖だ
かみさんは、行きたい時は行かせてもらいますよ、って笑って
残りの吟醸酒を飲み干した

結局何が言いたいかと言うと、思い出一発の破壊力だよ
こいつは下手すりゃ人数人をぶっ壊すレベルのやべえ奴だった