練習が始まったのか音が漏れて聞こえ出したので、公民館のおばちゃんに何時まで予約を取っているのか、その楽団が今月に取っている予約状況を聞いた
そしたら嫁が出掛けていた日とほぼ一致し、公民館から自宅までの帰路の時間を考えたら寄り道していても15分程度だということが分かった
なんだか妙に安心してその日は帰って夕飯を作って待っていた
嫁は中高大と吹奏楽部で、部活仲間の結婚式で演奏したりしていたし、社会人になっても知り合いの市民楽団に所属していたが、結婚をして地元を離れてしまったので機会はなくなっていた
こちらでも市民楽団等を探せばいいという提案をしていたが、自前の楽器が壊れたらしく、更に結婚で引っ越しをして転勤をしたタイミングで役職になったり、結婚式の準備と結婚生活に慣れていないこともあり忙しくてそれどころじゃないと言われて喧嘩をした
俺としては知り合いのいない土地(地元までは1時間半程度だけど実家暮らしだった嫁にとっては慣れていない土地)で、知り合いも作れるし良かれと思って提案したつもりだったけど、嫁はそれどころじゃないと結構大きな喧嘩だった
その後、嫁はなにも言ってこないが気のせいかもしれないけどどこか生き生きとして見えた
楽団の演奏会が近々あるので、とうとうカミングアウトされた
職場の人に誘われて楽団に入ったが、絶対やらない!と宣言した手前言い出しづらかったのだということだった
知ってたというと驚いていたが、楽団の練習の日は妙に協力的だったことで納得していた
ちなみに急に女を取り戻したのは、同年代の女の人と毎週顔を合わせることになり、しっかりしようと思ったんだとか
浮気しているか疑ったことも伝えたが、友達は出来たけど、そこで続けたいし俺のことが大切だから絶対にないと言ってくれたので信じる
浮気じゃないけど数週間は勝手に修羅場だった