ぶった斬りスマソ

俺がバスの運転士していた頃、嫁が行き先間違えて乗車したのが馴れ初め

嫁は始発の駅から乗車し終点に着いて「○○には行かないんですか?」と涙声で聞いてきた
俺は「申し訳ありませんがこのバスはここで終点です」と言うと
彼氏との初デートに間に合わないと嫁は泣き出した
なんとか使用にも折り返しは57分後でどうしようもなかった
タクシー呼ぼうにも当時は携帯もなく(出始めたばかりの頃)また山奥の田舎なので公衆電話もない
あるのは簡易トイレのみ。

ルール違反だが俺は止む終えず方向幕を「貸切」にして最寄りのタクシー拾えるところまでバスで連れて行った

それから2週間して嫁がバスの営業所に訪ねてきた
結局間に合わず彼氏は怒って帰っていた。その後連絡しても繋がらず振られたと

気持ちが落ち着いてきてフト俺のことを思い出した。「まだちゃんとお礼を言ってなかった」と

それから嫁から連絡交換してきて連絡を取るようになった
初めは「仕事頑張って」とか挨拶程度だったが、ある日嫁からデートの誘いがあった
映画を見るだけだったがその後嫁実家に連れて行かれた
嫁両親は俺を気に入ってくれた。この時はまだ付き合ってもいなかったのに
嫁父「娘を幸せにしてやってください。よろしくお願いします。」と言われて
俺は「はい」と答えるしかなかったよ。でも俺も嫁のこと好きになっていたので
改めて嫁に告白。嫁も快諾して順序がおかしくなったが交際が始まった
交際1年でプロポーズして半年後にバタバタと結婚(プロポーズして2ヶ月後に嫁ご懐妊)

嫁両親は「でかした!」とジイジとバアバになれるとテンションMAX
両親鬼籍だった俺は嫁実家にマスオさん状態で引越し
子供が小学生に上がる頃嫁父が他界。俺はバス会社を退職し嫁父の自営を継いだ

あれから22年、今でも嫁とラブラブです。
先月娘が「結婚前提に付き合っている人」と馬の骨連れてきたので記念カキコ