>>558
途中で投下してしまったので、続きます。長くなりそうなので途中で切るかも知れません。

いつも、そこの店では小説を読んだり、マスターと軽い会話をしながら、2杯ほどの酒をのみ、部屋に帰るのが定番になっていたので、少々驚いたが気軽に引き受けた。

ある日の帰り、いつものように帰り支度をして、鞄に文庫本を仕舞おうとした際、栞を床に落としてしまった。

それを拾ってもらい、栞についていた組紐がきっかけで、会話が増えることに。

とは言うものの、そこから半年ほどは店のスタッフと客の関係のまま経過する。