一ヶ月後、全部読みきった嫁が訪ねてきた
嫁「めっっちゃ面白かったです!わたし2部が燃えました!」
俺「ほう、分かっているな」
そこからコアな燃え話。めちゃくちゃ楽しかった。
そして嫁がお礼に読んで欲しいと持ってきた漫画に今度は俺が大ハマりする。
お礼に俺が勧めた小説に嫁もどハマりする。
そうやって何度もお勧めの本を貸し借りする仲になっていた。

そこから1年ほど経って、ある日本を返しにきた嫁と喋ってる時
今夜サッカー日本代表選じゃね?と気づいた。
俺はサッカー経験もないけど何故かテレビでサッカー観戦が好きで
今日録画してこなかったと気づいてあたふたしていた。
すると嫁が「私の家近いからキックオフに間に合いますよ。良ければご利用されますか?」
突然のお家への誘いにかなり躊躇したもの、あくまでもサッカーを見る会場だ!と自分に言い聞かせ恐る恐る嫁の家にお邪魔した。
ちなみに、嫁は「サッカー全然判りません」と興味無さげだったが
「すごい夢中になるよ、良かったら一緒に見よう」と誘い、
気がつけば試合経過に一喜一憂しまくりで
「なんて楽しいんだろう…」と呆然としながら楽しんでた。

その日はそのまま嫁の簡単な手料理をご馳走になり、今度は嫁の好きなアニメを見せてもらった。
アニメなんてジブリしか知らんかったから、DVD見ながら映像とストーリーの凄さに引き込まれてしまった。