主夫鬼十則

1. 家事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 育児とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな日曜大工と取り組め、小さな修繕はおのれを小さくする。
4. たくさんの料理をこなせ、そしてこれを成し遂げるところに一家団欒がある。
5. 洗濯物を取り込んだら放すな、殺されても放すな、乾燥するまでは……。
6. 嫁を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間にヘソクリにひらきができる。
7. 財布の紐を握れ、我が家の家計を握っていれば、モーニングとランチと、そして優雅な生活と育児へのゆとりが生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の育児には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、ママたちに気を配って、一分の隙もあってはならぬ、主夫とはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、チンポの摩擦はタダ、不倫の抑制だ、でないと君はお払い箱になる。


主夫裏十則
1)家事は自ら創るな。小さな事を大きくアピールせよ。
2)育児は先手先手と働きかけていくな。親が無くとも子は育つ。
3)大きな日用大工に取り組むな。生兵法は怪我の元。
4)手の込んだ料理を狙うな。これを成し遂げようとしても子供はカレーしか食べてくれない。
5)洗濯物を洗濯機に投入したらすぐ休め。すべて自動だ。乾燥するまで待つだけだ。
6)嫁の仕事疲れを引きずらせるな。愚痴を聞き、常に相づちを忘れるな。いつの間にか癒しの存在になる。
7)プライドを持つな。プライドを持つと、自己嫌悪と劣等感、そして女社会でのストレスと自信喪失が生まれる。
8)自信を持つな。自信を持つから父の存在は煙たがられ嫌がられ、そして思春期には子供からも疎まれる。
9)頭は常に悪そうに。八方にダメアピール、一分の能力も見せてはならぬ。PTA役員にされるからだ。
10)不倫を恐れよ。不倫のトラブルは致命傷、離婚一直線だ。でないと君は社会の荒波に放り出されることになる。