親友が若くして奥さんを亡くして、
子供を抱えて困っているのを見かねて
亡き奥さんの姉さんが暫く手伝いに来てくれて、
友達が事あるごとに俯いてしょげているもんだから、
豪気な正に姉さん気質の姉さんは、
彼の家族全員に「一緒に風呂に入ろう、新しい母さんだよ」。

そして子供達を寝かせ付けた後に、
友達に向かって真っ裸で包み込んで、
「思いっきりワシの胸で泣けや、それに溜まっているんだろ」
それは崩壊の危機からの家族の復活のきっかけであったと。

その頃姉さんの自宅では
旦那がその頭の上がらない嫁さんが不在で、
思いっきり欠伸して開放感を味わっているのであった。