俺は50代半ばで糖尿病患者で最近は腎機能も低下してきて
医者からはあと数年で人工透析も覚悟するように言われてる。
で一昨年母が死んで1億数千万の遺産が転がり込んできたけど正直使い道が無い。
本当に若い時ならもっと使い様があったのじゃないかと思い、有る意味母を恨んでしまってる。

10代半ばの中学や高校の時に100万でも貰えたら
洋服やテレビやオーディオ機器にベッドとか買って家に女の子でも呼べたのだろうが
その頃は着る物と言えば制服に体操服に私服なんて夏物冬物合わせて5枚くらいしかなく
部屋にテレビも無ければ音楽聴ける物も無い寝るのは親が新婚当時使ってた高級なのだろうが
生理時のセックスで付いた様な血の染みが目立つ汚い布団・・・・恥ずかしくて誰も呼べず
そんなのだから当然女の子なんかに告白するとか初めから選択肢に入れず
友達でさえも家に呼べなくて深い友情を育む時も捨てた。

大学の時に500万でも貰えてれば
マンションで一人暮らしして車買ったりお洒落にも気を使えてバラ色だったろうが
そのころは鬼の様な管理人が常駐する古くて安い男子学生寮で女人禁制
駐車場も無けりゃバイクさえ許さないチャリオンリーの駐輪所
そしてぎりぎりの仕送りしかなくてお洒落もできず全く面白くない大学生活

卒業後は住宅設備機器会社の開発に携わってたけど6年目に小さな部門のリーダー職に抜擢され
そこで重圧感じて精神的にまいってしまい1年休職後結局退職し引篭もりになってしまった。
それからは3年余りの間の不摂生で体重が55kgが135kgになって
42歳の時には祖父の法事があってその時に飲み過ぎて風呂場で急性アルコール中毒になり
急に意識がとんで倒れて救急車で運ばれた病院で糖尿病も発覚。
それからは煩わしい病院通いにインスリン注射、47歳の時に狭心症、49歳で勃起不全、54歳で腎機能低下

食事制限に運動制限ハッキリ言ってこんな体で
もう家族も居ないんじゃお金なんて使い道が無い
若い頃にこの金があったらとつくづく考えてしまう。