健康な人間を本気で数分間水に沈めておく気なら激しく抵抗されるのは当たり前。

普通の生活してる我々が想像もつかないほどの苦しみを味わうわけだからそりゃ死にもの狂いだよ。
溺死する人間なら一回で済む筈の断末魔の最期に味わう苦しみを毎日何回も何年間も味わう
トレーニングは回数を重ねるほど学習的な恐怖や生理的な拒否感が
倍増し抵抗も大きくなりうる。
体は生きようとして水から上がるためにリミッターを外して無意識に
激しい抵抗するから例え子供といえど大人一人で押さえきれやしない。

そこを力ずくで押さえつけ死ぬより辛く苦しかろうが抵抗が全く無駄だと
学習させ決して逃げられず際限のない断末魔を習慣化させる。
圧倒的な力を見せつけ体験させれば体も心も抵抗する意志を無くす。
無意識に学習してそうなる。自分を守る機能が働かなくなったわけじゃない。
正気を保ったままでは到底耐えられないことから自分を守るためにそうなると言われてる。

それは自らの意志と力で生きることをやめ、相手に全てを委ねされるが
ままになるってことだから、従順になる。
その段階になれば辞めるとか逃げ出すって発想は生まれない。
何されても文句言わないし抵抗しない。自殺もしない。
その代わりに、自発的に生きようとする本能がなくなるから恐怖や
嫌悪や苦痛(=自発的に生きるためのサイン)は多少軽減されるか。

指導者側はそうなるまでに相手の自我や通常の生存本能と戦いそれを殺さなきゃならない。
何人も殺さなきゃならない。じゃなきゃ実績出ない。

親が選手か何かで無理矢理やらされてる子は抵抗がでかいかもね。
あるいは既に物心つく前から洗面所で「下処理」を済ませて従順にしておく
って手もあるけどそれはまあ親次第か。

こんな手口、スポーツの現場だけじゃないよ。
多少毛色や程度が違うだけで社会のあらゆる場所で行われてる。
会社、学校、家庭、宗教…

まああくまでも第三者の推察だけどシンクロの現場で起きてることとはそう
外れてないはず。

忘れちゃいけないのは、指導者側もかつては同じ手口で魂の一部を
「殺された」人間だってこと。