シンクロの過酷トレーニングについて
息止めの練習は、何人かのグループでいっせいに潜るという感じで練習しました。
とても苦しい練習でした。
途中でギブアップできない雰囲気なんです。
必死に練習しているうちに3分クリアは出来る様になりました。
リフトの土台が一番苦しいんですよ。
息の反芻は土台に限らず、苦しくて我慢できないときに更に我慢するのにするんですよ。
それで少し楽になるんです。
ロングフィギュアで途中で顔を上げてしまうことは無いですね。
顔を上げるのは許されない雰囲気なんですよ。
大概の選手は必死に我慢するんじゃないかな。
そういうときに息を反芻して粘るんです。 >元シンクロ選手さん
途中でギブアップ出来ない状況だと、
3分クリア出来る前などでは、どこで顔を上げられたのでしょうか?
オリンピックに出られた選手などでは、息の止めすぎで失神した事が
何度もあるとテレビで言っていたのですが、
どこまでの苦しさに耐える事を要求されたのでしょうか?
息こらえに関しては、随分厳しそうな雰囲気ですが、
本人が潜れる時間を考慮しながら演技するというより、
まず演技があって、それに合わせて苦しくても我慢しろ!という感じに思えてきます。
例えば、私は潜水35〜40m出来たのですが、
じゃああなたは35m潜水しなさいという事ではなく、
ただ50m潜水しろと言われて、必死に我慢してでも50m潜水しなければ
いけないというような事だったのでしょうか? 元シンクロ選手さん
練習中で長い時はどれ位息を止めているのですか。
鼻栓をしていて普通に息をするのも苦しそうな
感じがするのですがどうですか。 息を止める時間は練習内容で違います。
ルーティンの練習なら長くて40秒程度です。
でも息があがった状態での40秒はとても苦しいです。
フィギュアの基礎練習だと長くて2分弱です。
スカーリングで倒立したまま静止とかですが、
これがいちばん辛い練習ですね。 フィギュアの倒立姿勢とか?だと2分弱も息止めているんですか!?
スカーリングって、結構腕の筋肉使うと思うのですが、
規定演技でそのくらい潜っていなければならないものがあったのか、
倒立姿勢の練習とかでコーチにOKを言われるまで
潜っていたのか、どっちなのでしょう? 実際の競技で2分潜ることはないですけれども、倒立姿勢の練習の時は
コーチにOKを言われるまで姿勢を継続しないといけなかったです。
息が切れてコーチにOKを言われる前に、息継ぎするために浮いてしまう
選手もいましたけどコーチにひどく怒られるので、みんな必死で息止めします。
苦しくて辛い時は、息を反芻して我慢しました。
練習の時はゴーグルをするので他の人の様子も見えるんです。
私が苦しい時は他の選手も息を反芻して、こらえているのが見えていました。
口から息が漏れている選手は、ほとんど限界になっている選手なんです。
息は最後には胸が自然に動いて漏れてしまい、体も痺れてきます。 足を捕まれていたり押さえられたりして勝手に顔が出せない状況とかもあったとか?
随分厳しいコーチなので、沈めるような罰とかやりかねない感じなんだけど。 倒立姿勢を矯正するような練習の時は、
プールサイドの壁に沿うような感じで倒立します。
足は他の選手に保持してもらい伸ばします。
息が苦しくなったら、足を持っている人に手で合図を送って離してもらいます。
足を持っている選手が先輩とかの時に、
いじわるされて足を離してもらえない時があります。
息が限界になって足がぶるぶる震えていた選手もいました。 息こらえに関しては、まるで容赦無いというような厳しいコーチなのですね。
恐らく我慢の限界を超えるまで必死に潜るといった状況だったみたいですが、
それほどの苦しさを、1日の練習でも、何度でも繰り返し行っていたのでしょうか。
合図しても足を離してもらえない時は、どうしたのですか。
自分で頭を上げるのでなく、許可が下りるまではどんなに苦しくても
必死に堪えていろというのが、そのクラブの方針だったという事…? 技術の完成度を高めるのが目的だったと思います。
息こらえが目的では無かったと思います。
ですけどシンクロは頭が水中にある時間がどうしても長くなるので、息こらえ
が必要になると思います。練習中は練習の内容によっては、息苦しさの連続でした。
倒立の練習で、合図をしても足を離してもらえないときは、息を反芻して我慢します。
限界になって苦しさのあまり必死にふりほどいて息をする選手もいました。でもほとんどの
選手は手を離してもらうまで必死に息をこらえていたと思います。
コーチも本当の限界はわかるようなので、意識が無くなる前には息継ぎさせてもらえました。
私は8年の選手生活で、酸欠で気を失ったのは3回ほどだけです。 放してもらえず、更に我慢せざるを得ない状態って何秒くらい?
意識を失った時というのは、コーチの許可がおりず、必死に潜り続けていた時とか?
失神するまで息止めていられるって凄い忍耐力ですよね。 時間は測っていたわけではないのでわかりません。
たぶん合図してから息継ぎさせてもらえるまで30秒程度と思います。
意識を失ったのは倒立の練習中ではないです。
普通の練習のときです。
苦しくて息が漏れてしまっても意識を失わないときもあれば、息を止めて
いられると思っても意識を失うときもあります。深呼吸を何回もしてから
息止めすると、あまり苦しくないのに意識を失いやすいです。
意識を失わなくても、目の前がチカチカして星が見える程度は毎日のこと
だと思います。息が出来ないスポーツは他には無いと思います。 少なくとも、苦しかったら顔を上げていいよと言うようなコーチではなかった訳ですよね。
やはり息こらえに関してかなりの事を要求していたように思うのですが、
コーチ自身は、限界の合図をしても足を放さないという事はしませんでしたか?
水泳・息こらえ練習の経験がある私でも、星を見た事は一度もありません。
シンクロは、毎回毎回が、我慢に我慢を重ねて必死に息を止める事の
(少なくとも、私や普通の人が一度も経験していない程の苦しさの)
連続だったと捉えて良いのでしょうか?
他の方も、やはり失神されていましたか? 息を止めるスポーツは、アプネアや水中ホッケー等もありますが、
潜っている時間は自分で決められますね。
水中ホッケーでは浮上する時に敵チームに浮上を阻止させられるというのも
あるようなので我慢の限界を超えた息止め経験はあるようですが、
息の出来ない苦しさでは、シンクロが一番だと思います。 倒立練習で足を保持するのはコーチではないです。
コーチは練習の様子を見て指示を出すだけです。
足を保持するのは他の選手です。
後輩の足を保持するときに、限界の合図をしても放さない人はいました。
よくある後輩いじめだと思います。
これは別にしても、毎日の練習で我慢を重ねて必死に息止めをしていました。
息止めはとても辛かったです。
失神は経験している人は多いと思います。
みんな一度はしているんじゃないのかと思います。 コーチがOKというのは、一斉に倒立練習するときです。
なかなかOKを出してくれないので、苦しい練習でした。
コーチがOKをだすと大勢の選手が、一斉に息継ぎをしに浮いてくるんです。
シンクロは水中では息を吐かないので、浮いてから息を吐いて吸います。
室内プールに選手の息が響き渡っていました。
息が整う前に繰り返しさせられるのが辛かったです。
息があがった状態で息止めさせられると、30秒くらいで限界近くにになるんですよ。
だいたい1分くらいでコーチは止めるのですけど、
30秒すぎてからは必死に息を反芻してこらえるんですよ。
最後は胸がかってに動くんです。体が呼吸を求めてるんです。
先輩に足をつかまれるのは1対1の時です。
必死にふりほどけば顔は上げられます。
でもふりほどけない雰囲気でした。 失神する可能性は誰にもあるというレベルの息こらえだったのですね。
もう駄目という状態から更に30秒ですか…
失神しないにしても、ある意味失神寸前状態では??
息を吐き出さないようにしても、自然に口から漏れてきませんか?
いくら顔を上げられない雰囲気でも、私や普通の人なら、
そこまで我慢出来ないと思います。凄い忍耐力ですね。
多分最初のうちはそこまで苦しくないと思うのですが、
繰り返しというのは、何回くらい行われ、休憩はどの程度だったのでしょうか?
コーチにしても先輩にしても、相当苦しい状態にあるという事を知っていながら続けさせるのですね。
息が出来ないという面では、シンクロが一番辛いハズです。
(息止め競技のアプネア選手がシンクロ選手に劣っていたのも納得…) 一番苦しい練習が、一斉及び1対1の倒立練習の時?
それとも、最初に行った3分達成の息止めや、他の練習でもそんなに大変だったの? そうです。息止めを限界までしていると、息を吐き出さないようにしても
自然に口から漏れてくるんです。シンクロ選手は絶対に水中で息は吐かない
はずなんです。吐くと浮力が減るし、苦しくなるのがわかっていますから。
ですけど倒立練習の時は水中で息が口から漏れている選手が多いです。
練習のときはゴーグルをしているので、他の選手の様子がよく見えます。
私が苦しい時は他の選手も苦しそうなのが見えていました。
みんな息を反芻してるんです。余裕があるときの反芻はゆっくりなんです。
5秒くらいかけて口の中に吐いて、5秒くらいかけて吸ってます。でも苦しくて
我慢しきれない選手はすごい速さで反芻してます。吸って吐く時間が1秒位です。
こうなると反芻も限界で、口から息が漏れ始めます。
倒立練習等の基礎練習は、試合の無いオフシースンに集中的にします。
倒立練習は1時間ほどやります。インターバルは決まった時間ではないと思います。
様子を見ながらです。 私なんかは、苦しい時に意図的に息を吐く事で苦しさが軽減された記憶があるのですが…。
浮力の面からも息を吐き出さないとの事ですが、そうするとドルフィンなど、
沈む必要がある時ってスカーリングは尚更大変だったのではないでしょうか。
ドルフィンなども、数十秒潜りっぱなしのフィギュアですよね。
倒立練習1時間て、後半などは物凄く苦しくないですか?
背はプールの壁につけるような状態でも、手はスカーリングし続けるという事ですか?
そのような練習が何十回も、1回1回が長時間潜らされるのですよね。 そうです。倒立練習の後半がものすごく苦しいんです。
苦しいときは息を吐くといっしゅんは楽になりますけど、そのあとはすごく
苦しくなります。ですからシンクロ選手は水中で息は吐かないです。ですけど
浮上するときは息を吐く選手が多いです。水中である程度の息を吐いておくと
水面に出たときに息を吸いやすいです。浮上するときは一番苦しいときなので
楽になりたいので息を吐くというのもあります。浮上のときは、すぐ後に息が吸えるので
後のことは考えなくてもいいんです。
ドルフィンはスカーリングを早くしないと沈まないです。ドルフィンは苦しいです。
倒立練習は何パターンかあります。プールの中央で補助無しでやる場合と、プールサイドで
補助する場合です。プールサイドのときはスカーリングしません。壁があるので出来ません。
プールサイドのときは足の伸ばし方などを矯正するためにやるんです。