勝昭「オレは稽古嫌いだった。下っ端の頃のことだが春日野親方が”あの若いの、
 なかなかいいじゃないか”と言うのが聞こえた。見回すとどうもオレのことらしい。
 それで嬉しくなってね、それからですよ稽古するようになったのは」
さすが元大横綱栃木山の眼力は確かだったし、勝昭も「持って」いたんだね。いい話だ。