https://www.sanspo.com/sports/news/20190530/sum19053020100004-n1.html

日本相撲協会は30日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き「大相撲の継承発展を考える有識者会議」を設置した。
国際化が進む中での国技発展へ提言を求め、協会運営に関する自己規律指針の作成を諮問する。

 八角理事長(元横綱北勝海)の諮問機関で、
メンバーはプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長や女優の紺野美沙子ら8人。
委員長は山内昌之東大名誉教授が務める。

 角界は暴力問題など不祥事が続き、相撲協会は暴力問題再発防止検討委員会から、
外国出身力士に対する指導の在り方などについて外部有識者による協議を要請されていた。

国が策定する中央競技団体の健全運営の指針「ガバナンスコード」について、
同協会は対象外だが、コードを尊重した組織運営を図るとし、有識者会議の創設に至った。

 6月に第1回会合を開き、来年秋をめどに提言書と自己規律指針をまとめる予定。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「いろんな分野から、いろんな方にそれぞれの角度からご意見をうかがう」と話した。