基会長幕下陥落…会長交代も視野に初場所は安彦幹事長が代理

 ─無気力の 皇(きみ)失いて 無力なり─

 会長が十両から落ちる……。九州場所で、互助会とそのファンにとって大きなショックが与えられた。
十両互助会で3年連続綱を張っている基王代仁会長(27)が西9枚目で2勝13敗の醜態を晒したのだ。腰の具合が思わしくなく、終盤は会員の手も及ばない状況だった。
関取から陥落するのは平成25年名古屋以来、33場所ぶり。来る初場所では、互助会の会長が十両不在の非常事態となる。

 慣例では会長代行が職務を引き受けることになっているが、現内閣の川成健人会長代行(27)は長期休場で三段目まで陥落している。
このため、No.3にあたる安彦剣太郎幹事長(27)がさらに代理の形で初場所の指揮権を握ることになる模様だ。
会長は「(十両)復帰を目指すだけ」とこれまでのところ辞意は一切示しておらず、あくまで暫定措置としているが、なかには異を唱える者も…
「普通は自分から辞任を表明すべきですよ。トップ2人が幕下と三段目とかまぢ意味不だし、互助会の名折れ。今すぐ内閣総辞職すべし」(某十両力士)

 発足からまもなく3年を迎える基政権。その評価は絶大だ。残留争会は最速12日目終了のスムーズさを徹底。
十両全体で見ても平成29年夏に代表される混沌をいつでもサービス。しばらくなかった優勝決定戦も4,5敗ラインで頻繁に見れるまでになった。
これを最も体現してるのは基会長で紛れもない。平成30年初場所には自身最高となる初日から7連勝をしながら、6連敗→8勝7敗ゴールを涼しい顔で達成。

また現在、11日目以降に残留の決まってない十両力士との取組の連敗が「10」まで伸びており、千代ノ皇に改名してからは驚異の“勝率0割”を記録している。
絶妙な星回しならぬ星均(なら)し政策は、会長自らが率先して超完璧的実践をすることで同朋に示し、君達も続けとばかりに光影を放つ。
そのカリスマ性から、最近は会員から聖ミヨヒト≠ニ崇められているという。