まぁあれこれ迷った挙げ句負けて未練強く執着すると言うのは
問題だ。
白鵬はああ見えてその執着がない。執着がないと思われる人は
皆それなりの地位に居る。

例えば、白鵬が7連敗するなんてことは万に一にもないだろうし
そう思う人は日本に一人もいない。
だが、こと御嶽に関して言えば、ここから8連敗しても不思議ではないし
それを予期できる人もいっぱいいる。
つまりは、それだけの選手ということだ。一回圧倒的な力で優勝することも出来れば
8連敗もする。それが皆の御嶽海に対する総意ということで相違ない。

だから、負けて未練たらしくすると言うのは、自分の立場を弁えていないし
あれこれ迷った挙げ句失敗する、その結果が出るまでの努力が足りていないという
事以外にない。決断までの努力が足りていれば、「自分はこれだけやった。
もう迷うことはない。結果は神様に任せるのみだ」こうなるはず。

つまり皆が思っている御嶽海の立場は今はその位だ。その決断の時までに
備えた勉強と努力を少しでも十分な物に近づける時間として今場所は使う以外にない。
一時的に目が覚めたように勝つことも、前述の読書で可能だろうが
今の位置付けとしてはそう言う悔いのない努力と言う物の道半ばに居る。