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記事内容

「現在、相撲関係者の間で一改めて、『第2の診断書』が話題になっています」こう耳打ちするのは、さる角界事情通だ。
「というのも、その第2の診断書を作成した済生会福岡総合病院(以下、済生会病院)と相撲協会ナンバー2が近しいと見られているからです」
ナンバー2、すなわち事業部長を務める元大関琴風の尾車親方。彼と病院の関係に触れる前に、第2の診断書、
別名「髄液診断書」について振り返っておく。

11月12日、相撲協会の危機管理委員会を通じて、この第2の診断書を作成した医師のコメントが発表され、
〈重傷じゃなかった〉( 同月時日付日刊スポlツ)と、診断の「解釈」が逆転したのだ。

この「逆転コメント」は、軽傷だったら貴ノ岩をわざわざ休場させる必要はなかったのではとの憶測を呼び、診断書の偽造疑惑まで浮上。
その結果、貴乃花親方側はダメージを受け、相撲協会側に「有利」に働く格好になったのだが、「尾車親方は、済生会病院の前院長や
現院長と親しく、彼はこの病院を『かかりつけ病院』にしていて、九州場所でない時も、わざわざここで身体を診てもらっていると開いています」
(医療関係者)

実際、尾車親方は昨年、今年と「済生会グループ」の病院で講演している。そんな彼の評判を、相撲記者に解説してもらうと、
「角界きつての「策士』として通っています。例えば昨年、前理事長である北の湖さんが急死した際は、後任を決めるにあたり、
いち早く尾車親方が八角体制の流れを作り、結局、自身はナンバー2の座に収まった。また、かつては相撲記者と「尾車会』なる欽み会を開き、
そこで情報収集をして理事選、理事長選の対応にあたっていました」さらに角界関係者臼く、「尾車親方と初年来の家族ぐるみの付き合いが
あった元力士に聞いた話ですが、彼は親方に『おう、俺に何でも言ってこい』と言ってもらっていた。
それなのに、いざ彼が角界内のトラブルに巻き込まれると、親方は彼の両親に「息子さん、クビだよ』と告げ、掌を返した。要は尾車親方は、
機を見るに敏というか。