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続く

そんななか、横綱の新たな“問題行動”が判明した。九州場所初日を10日後に控えた11月2日、元横綱の親方衆と現役横綱が
親睦を深める「横綱会」が福岡市内の料亭で3年ぶりに開かれた。日本相撲協会の八角理事長ら元横綱の親方4人に加え、
白鵬(32=宮城野)、稀勢の里(31=田子ノ浦)、鶴竜(32=井筒)、日馬富士の現役4横綱が参加。ちなみに貴乃花親方(45)は
所用を理由に欠席している。

現役横綱にとっては引退した先輩横綱とヒザを突き合わせて語り合う貴重な機会。有意義な時間を過ごしたに違いない。
問題は、ここからだ。すっかり気分が高揚した現役の4横綱は、店を移して親方衆抜きで2次会を開くことに。その場で鶴竜が完全に酔い潰れてしまい、
周囲に担がれるようにして引き揚げていったという。
残った3横綱は、さらに場所を変えて3次会に突入。酒席は未明まで続き、3人は泥酔に近い状態になっていたという。

角界には数々の酒豪伝説があるように、力士と酒は切っても切れない関係にある。酒のことを「馬力」と呼ぶ風習もあるほどだ。
もちろん、力士の大酒は本場所の土俵に響かない範囲で許される。
場所本番まで2週間を切った時期に現役4横綱が揃って深酒をした結果、どうなったか。翌日は4横綱のうち3人は稽古を休み、
残る1人もまともな稽古をしなかったことが確認されている。本場所前の貴重な一日を失ったことになる。

ましてや日馬富士は、この時点で貴ノ岩側から被害届を提出されていた状況にもかかわらず、懲りずに酒を飲んでいたことになる。
酒席で暴行を働いたことに多少なりとも後悔の念があるなら、早めに切り上げるくらいのことはしていたはずだ。全く反省していなかったということか。
日馬富士ほどではないにせよ、他の横綱の姿勢にも疑問符がつく。

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