家に戻ったスーホは、白い馬と別れたことが悲しくて、しくしく泣いていました。
そこに、白い馬が帰ってきました。
でもその白い毛は、ほとんど血で真っ赤に染まっていました。
スーホの顔を見ると、白い馬はやっと安心したような顔をして、そして静かに倒れていきました。
「死によったは」
と泣きながら、スーホは家から駆け出していきました。