展覧会の設営だとかオープンだとかがあると弊息子もついてくることが多くなってきた.京都を彷徨う弊息子.
「京都はどこに行っても神社とお寺ばかりじゃないか,難しいよ~」

仏像を見ながら一言「こんなん難しいよ」と言ったと思ったら,神社仏閣よりは鉄道博物館にいきたいという弊息子は筋金入りの鉄分の多い方である.

行く川の流れはたえずして
「今行っておくとお寺は君が大人になっても同じ姿のままあるからいいと思うよ」というと渋々と階段を登り始める弊息子.ロジカルな行動原理と身体性の間に存在する揺蕩う時期である.

京都は良い.タクシーで30分と少しの徒歩を組み合わせるだけで1日分の散歩ができる.それは48倍くらいに凝縮された文化の味わいなのかもしれない.