難波先生の書評一部抜粋

何よりも本書における最大の問題点は、転載資料及び著者記述部分における事実誤認や 誤情報である。
技術的・音楽的な部分で、著者によ る十分な検証・学習がなされたとは思えぬそうした記載・転載がある以上、本書を何らかの資料本やテクストとして使 用する場合には、
読者は十分な注意を払わなけれ ば ならない。
(私の過去のアルバムや参加アルバムが好意的に紹介されているので心苦しいのだが、ここは心を鬼にしよう。)
あの当時、まことしやかに語られ伝聞された、今となっては笑い話の電子楽器ストーリー-、特にシンセサイザーにまつわる伝説・ボラ話の多くが、当時そのままに本書には記載されている。