TBI条件付き早期承認申請後のファイナンスの可能性は、少なくとも20年1月期で見れば、100%ありません。

【事由】
1)20年1月期の現預金等は、最悪でも70億円は割りません。このレベルであれば、ファイナンスの必然性はありません。これが一気に枯渇するような、事態は今のところ想定されていません。

2)株大バブル期であれば、資金需要がなくても、ファイナンスをして、それで株価がアップしていましたが、今は逆です。必要性ないファイナンスは、どこもやりません。銀行借り入れ返済名目でも嫌われます。そもそも名目がありません。

3)SB623 市販後の製造・ 物流・販売体制構築、米国慢性期脳梗塞及び 日米慢性期外傷性脳損傷、SB623 の新規適応拡大 と新規物質の導入のため の研究開発、日米慢性期外傷性脳損傷 に対する予備資金で前期、後期資金調達済みです。

誤算が出るとすれば、慢性期脳梗塞フェーズ2のやり直しです。でも、それで70億円吹っ飛ぶと考えるのは無理があります。場合によって、資金配分見直しで、当初想定のキャッシュキープも考えられます。

譲って、3年後であれば、ファイナンスの可能性はあります。その場合は、パイプラインも順調に進捗していることが前提です。前向き資金需要対応であれば、中長期投資家として歓迎すべきです。
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